9月1日開始|旬八×AIRDOの道産空輸フェアで鮮度直送
ベストカレンダー編集部
2025年8月27日 16:23
旬八×AIRDO道産空輸フェア
開催期間:9月1日〜10月26日

北海道と東京を繋ぐ新しい空の流通網──アグリゲートとエア・ドゥが描く物流のかたち
2025年8月27日15時、株式会社アグリゲート(東京都品川区、都市型八百屋「旬八青果店」運営)と株式会社AIRDO(北海道札幌市、以下エア・ドゥ)は、航空貨物輸送の利用促進と道産品の産地直送モデル創出を目的とした連携を発表しました。本発表では、両社が共同で実施する取り組みの概要と、2025年9月1日から始まる実店舗フェアの詳細が明らかにされています。
発表資料には、エア・ドゥが2024年8月に開始した自社運航便による「道産空輸 AIRDOダイレクト便」の取り扱いや、北海道が公募した「航空貨物輸送網強化事業委託業務」の受託についての説明が含まれています。アグリゲートは、仕入から販売までを一気通貫するSPF(Speciality store retailer of Private label Food)モデルを活用して、バイヤー主体での産地開拓と物流調整を担います。

「道産空輸 AIRDOダイレクト便」と事業採択の背景
エア・ドゥが打ち出す「道産空輸 AIRDOダイレクト便」は、道内生産地から消費地へ最速で輸送することで、青果の高鮮度・完熟納品を実現し、首都圏での道産品プロモーションを促進することを目的としています。2024年8月のサービス開始以降、鮮度保持や付加価値創出の観点からの効果が期待されています。
今回、エア・ドゥは北海道が公募した「航空貨物輸送網強化事業委託業務」を受託しました。本事業では、道外販路拡大を目指す生産者と、道産品調達を希望するバイヤーの取引創出を図るとともに、首都圏における航空貨物PRキャンペーンを展開し、航空輸送の優位性(輸送時間短縮による品質保持や付加価値向上)を広く訴求します。

SPFモデルと物流面の工夫
アグリゲートはSPAモデルを応用したSPF(Speciality store retailer of Private label Food)で、生産→流通→販売を一気通貫で行うビジネスモデルを展開しています。これにより、バイヤーの産地直訪や生産者との商談、商品選定、販売までの連携が緊密に行われます。
空輸の利用は従来、A級品や高付加価値商品が中心でしたが、本取り組みでは、旬八青果店で販売可能なB級品以下も含めて鮮度の良い状態で消費地へ届けることを目指します。道内側と消費地側の物流整備を進め、コスト削減にも努める点が強調されています。

店舗フェア「北海道から直送!旬八×AIRDO 道産空輸フェア」の全貌
この共同プロジェクトの一環として、2025年9月1日(月)から10月26日(日)まで、旬八青果店の全6店舗で「北海道から直送!旬八×AIRDO 道産空輸フェア」が実施されます。期間中は道内各空港から空輸した青果や農産加工品を中心に販売するとともに、関連イベントやキャンペーンを行います。
フェアの実施場所は以下の6店舗です。各店舗の所在地や営業情報は旬八青果店の店舗一覧ページ(https://www.shunpachi.jp/store)で確認可能です。
- 旬八青果店赤坂店
- 旬八青果店天王洲店
- 旬八青果店芝店
- 旬八青果店大崎広小路駅前店
- 旬八青果店目黒二丁目店
- 旬八青果店東五反田店

フェア内容と初日イベント
フェア期間中、販売される主な商品カテゴリは青果・農産加工品・水産加工品・道産米・お惣菜などで、具体的なラインナップは下記に記載したとおりです。エア・ドゥの商品プレゼントキャンペーンや、空輸の可能性をテーマにした旬八×AIRDOの対談セミナーも開催されます。
また、9月1日限定の施策として、天王洲店および大崎広小路駅前店で道産品の店頭試食会、ノベルティ配布、旬八青果店および道産品を紹介するメディア向け店舗ツアーが実施されます。参加を希望するメディアは「下記問い合わせ先へご連絡ください」との案内があります(※問い合わせ先の詳細は発表資料に準じます)。

販売商品(空輸による道産品の具体例)
空輸で運ばれる商品は、青果から加工品まで幅広くラインナップされています。生産地や加工事業者の名前も明示されており、産地と商品が結びついた形での販売が行われます。
- 青果:とうもろこし(網走市・美幌町ほか)、白玉ねぎ(北見市)など
- 水産加工品:「干したて」ほっけ・冷蔵さんまんま(釧路市)など
- 米:ゆめぴりか・ななつぼし(東神楽町、旭川市)
- 規格外青果を使用したお惣菜や、その他農産加工品
注意点として、販売は天候等の影響を受けるため早期に終了する場合があるとのことです。
全国展開と生産者側への影響、参加生産者
空輸の活用は北海道―東京間に留まらず、北海道―全国各地への販路拡大にもつながると期待されています。例えば、地域ごとの需給差を踏まえ、九州で青果価格が高騰する時期に北海道から鮮度の良い青果を供給することで、産地は卸値の暴落を防ぎつつ適正価格で販売できる可能性が生まれます。
空輸によってその日のうちに出荷品を消費地の売場に並べられる点は、生産者にとって付加価値向上と販路多様化の両面でメリットがあるとされています。従来は産地でしか扱えなかった傷やスレのある規格外品も、空輸によって都心の売場で取り扱えるようになります。
今回商談・参画している生産者・事業者
プレスリリースでは、具体的に交渉・参画している生産者や事業者の名称も列挙されています。これにより、消費者やバイヤーは産地と商品を明確に把握できます。
- さいこうファーム(美幌町)
- 出発空港:女満別空港
- KOKO農園(網走市)
- 出発空港:女満別空港
- JA東神楽(東神楽町)
- 出発空港:旭川空港
- マルワ北匠(釧路市)
- 出発空港:釧路空港
上記に加え、網走市・美幌町・北見市・東神楽町・旭川市・釧路市など複数の地域から商品が空輸される見込みです。
要点整理(取り組みのポイントを表形式で)
以下に本記事で扱った主要な情報を表にまとめます。期間・場所・主催・販売商品の概要・参加生産者などが一覧で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日時 | 2025年8月27日 15:00 |
事業主体(主な協力) | 株式会社アグリゲート(旬八青果店運営)/株式会社AIRDO |
事業目的 | 航空貨物輸送の利用促進、道産品の産地直送モデル創出、首都圏でのPR |
フェア実施期間 | 2025年9月1日(月)〜10月26日(日) |
実施場所 | 旬八青果店 全6店舗(赤坂、天王洲、芝、大崎広小路、目黒二丁目、東五反田) |
販売商品(例) | とうもろこし(網走市・美幌町ほか)、白玉ねぎ(北見市)、干したてほっけ、冷蔵さんまんま、ゆめぴりか・ななつぼし、規格外青果を活用した惣菜等 |
参加生産者(例) | さいこうファーム(美幌町)、KOKO農園(網走市)、JA東神楽(東神楽町)、マルワ北匠(釧路市) |
関連サービス開始時期 | エア・ドゥ「道産空輸 AIRDOダイレクト便」:2024年8月開始 |
イベント・セミナー | AIRDO商品のプレゼントキャンペーン、旬八×AIRDO対談セミナー、9月1日の店頭試食会・ノベルティ配布・メディア向け店舗ツアー(該当イベントはメディア要問合せ) |
参考リンク | https://www.shunpachi.jp/blog/dousankuuyufair |
本取り組みは、空輸による鮮度維持と輸送時間短縮を武器に、北海道の生産者の販路拡大と消費地での商品の付加価値向上を同時に目指すという点が特徴です。販売期間中は天候等により商品が早期終了する可能性がありますので、購入を検討する際は店舗情報や公式案内を参照してください。
以上が発表資料に基づく今回の連携・フェアの概要と主要な情報の整理です。詳細やイベント参加等については、旬八青果店の案内ページおよび関連リンクを確認してください。
参考リンク: