ChatSense、9月中にGoogleドライブ連携を段階提供

ChatSense Drive連携

開催日:9月1日

ChatSense Drive連携
いつから使えるの?
ナレッジセンスは2025年9月中に段階的に提供開始予定と発表。まずは既に追加学習(RAG)を利用中の顧客から順次反映され、導入希望は問合せで申し込めます。
社内データが他社に使われたりしない?
学習データは当該企業専用で他社学習には流用されないと明記。管理者による権限設定や閲覧権限に基づく学習ソース選択が可能です。

社内ファイルをそのまま学習データに:Google Drive連携を9月中に順次提供

2025年8月26日12時10分、株式会社ナレッジセンスは、法人向けChatGPTサービス「ChatSense(チャットセンス)」の追加学習(RAG)機能において、Google Drive連携機能を来月(2025年9月中)に段階的にリリースする予定であることを発表しました。プレスリリースでは、本機能が追加学習を利用中の顧客に対して順次提供される点が明示されており、導入希望の企業は問い合わせ窓口から連絡するよう案内されています。

発表文には、同社の位置づけや既導入実績についても明記されています。ナレッジセンスは東京都港区に本社を置き、代表取締役CEOは門脇敦司氏。ChatSenseは東証プライム上場企業を含む500社以上で導入されている法人向けサービスであり、今回の連携機能は既存のRAG利用企業向けに提供されます。

社内データをChatGPTに学習(RAG)させる「ChatSense」、Google Drive連携機能をリリース予定 画像 2

リリース対象と案内リンク

リリースは「追加学習(RAG)機能を利用中の顧客」に対して段階的に行われます。企業が機能利用を希望する場合は、下記の問合せ先から申し込みが可能です。

  • 追加学習(RAG)機能の紹介ページ: https://chatsense.jp/function/on-your-data?utm_source=225
  • 導入・問い合わせページ: https://chatsense.jp/contact?utm_source=225

発表日は2025年8月26日であり、実稼働の開始時期は2025年9月中を想定しています。段階的な提供のため、企業ごとの反映タイミングは異なります。

社内データをChatGPTに学習(RAG)させる「ChatSense」、Google Drive連携機能をリリース予定 画像 3

Google Drive連携がもたらす具体的な変化と導入効果

今回の機能追加により、Google Drive上に保存されたドキュメント、スプレッドシート、PDFなどをChatSenseのAIが学習ソースとして利用できるようになるため、常に最新の社内データに基づいた回答が可能になります。これにより、回答精度の向上と運用コストの削減が期待されます。

従来は社内ファイルに更新があるたびに手動で再アップロードする必要がありましたが、今回の連携は一度設定すれば自動で最新状態を反映します。結果として、ナレッジマネジメントの負荷低減と、退職や異動によるノウハウ散逸への対策としての活用が見込まれます。

社内データをChatGPTに学習(RAG)させる「ChatSense」、Google Drive連携機能をリリース予定 画像 4

想定される利用シーンと効果

社内業務マニュアル、FAQ、営業資料、技術ドキュメント、契約書類などを常に最新状態でチャットボットが参照できるため、現場の問い合わせ対応や調査時間の短縮、初期学習コストの抑制に寄与します。

  • 最新資料に基づく正確な回答により問い合わせ対応時間を短縮
  • 社内検索としての利用でファイル探索工数を削減
  • ナレッジ継承の補助として人材流動による情報ロスを低減

連携機能の仕様とセキュリティ、運用管理の詳細

Google Drive連携の主要な仕様として、対応するファイル形式や管理機能、参照元提示などが明記されています。アップロード可能な社内データ形式はdocx、pdf、xlsx、txt、csv、そしてURL指定による特定ページの指定など、多様なファイルタイプに対応します。

セキュリティ面では管理者による権限管理、閲覧権限に基づく学習ソースの選択制限、学習データの企業限定利用といった対策が説明されています。これらは法人向けサービスとしての要件を満たすことを狙い、第三者企業への学習データの流用は行われないと明言されています。

主な機能と運用フロー

対応ファイル形式
docx、pdf、xlsx、txt、csv、URL指定ページ
自動更新
一度連携すると、Google Drive上のファイルの最新状態に基づいてAIが回答
参照元提示
AIが回答する際に必ず参照元を提示し、ハルシネーションの検出を支援
管理者制御
機能の利用可否は管理者が選択可能。学習ソースは閲覧権限に基づいて選択可
データ利用範囲
学習データは当該企業のためだけに利用され、他社学習には使用されない

これらの仕様により、実運用時の承認フローや権限設定といった管理プロセスが明確になり、セキュリティ要件を満たしながら運用を進められる設計となっています。

ChatSenseの位置づけとナレッジセンスの事業情報

ChatSenseは、ナレッジセンスが提供するセキュアな法人向けChatGPTサービスです。ChatGPT自体はOpenAI社が2022年秋にリリースした大規模言語モデルですが、ChatSenseはそれを法人利用に適した形で提供し、セキュリティ強化や独自機能を付与することで業務効率化を支援します。

サービスの特徴として、チャット内容をAIの追加学習から守る機能、プロンプト共有やメンバー一括管理、フォルダ整理などの独自機能、初期費用無料かつ最低利用期間の制約がない点が挙げられています。無料スタータープランからエンタープライズプランまで複数のプランを提供しており、多くの機能が無料プランで使える点も示されています。

ナレッジセンスの基本情報

会社概要は以下の通りです。住所、代表者、設立年月、事業内容などがプレスリリースに明記されています。

  • 会社名:株式会社ナレッジセンス
  • 本社:東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階
  • 代表者:代表取締役CEO 門脇 敦司
  • 設立:2019年4月10日
  • 事業内容:ChatSenseおよび生成AIテストサービス「Ozone」などの企画・運営、生成AIを活用したDX戦略コンサルティング、社内外向けソリューション開発

なお、関連リンクとしてサービスのトップページ(https://chatsense.jp/)が案内されています。

まとめ(要点の整理)

以下の表は本記事で紹介した重要項目を整理したものです。リリース日、対象、対応ファイル、主な機能、セキュリティ、会社情報といった観点で項目化しています。

項目 内容
発表日 2025年8月26日 12時10分
製品 ChatSense(法人向けChatGPTサービス)
機能追加 Google Drive連携による追加学習(RAG)機能の段階的リリース(2025年9月中)
対象顧客 追加学習(RAG)機能を利用中の顧客に順次提供
対応ファイル形式 docx, pdf, xlsx, txt, csv, URL指定ページ
主要機能 自動最新反映、参照元提示、管理者権限による制御
セキュリティ 閲覧権限に基づく学習ソース選択、企業専用学習データ、管理者による機能切替
導入実績 東証プライム上場企業を含む500社以上で導入
会社情報 株式会社ナレッジセンス(本社:東京都港区、代表:門脇敦司、設立:2019年4月10日)
関連リンク https://chatsense.jp/ 、RAG機能紹介: https://chatsense.jp/function/on-your-data?utm_source=225 、問合せ: https://chatsense.jp/contact?utm_source=225

本記事では、ナレッジセンスによるChatSenseのGoogle Drive連携機能に関する発表内容を整理しました。リリースは2025年9月中の段階的提供が予定され、対応ファイル形式や管理機能、セキュリティに関する仕様が明確に示されています。導入検討や詳細確認は、上記の紹介ページおよび問い合わせ先で案内されています。

参考リンク: