12/23開業|魔法世界へ没入するNANICA名古屋
ベストカレンダー編集部
2025年8月26日 15:10
NANICA名古屋オープン
開催日:12月23日

巨大な絵画が開く扉――名古屋・栄に現れる〈魔法世界〉の入り口
体験型エンタメ施設「NANICA-NAGOYA-」は、入口そのものが巨大な絵画で隠されているという仕掛けを持ち、参加者が絵画を通じて〈人間界から隠された魔法世界〉に足を踏み入れる体験を提供します。施設全体の舞台面積は500㎡を超える広大なスケールで設計されており、空間演出と謎解きを同時に楽しめる構成です。
この名古屋出店は東海エリアへの初上陸であり、運営はリアル宝探しを手がける株式会社タカラッシュが担当します。タカラッシュは累計参加者数が1,000万人超、会員数は40万人超という実績を持ち、2003年1月の設立以来、宝探し・謎解き分野で長年のノウハウを蓄積してきました。

下北沢での実績と名古屋出店の位置づけ
「NANICA」1号店は東京都下北沢に2025年2月にオープンし、開業から半年で約15,000名が来場しました。SNSや口コミで話題となった要因は、入口の仕掛けに加え、空間のクオリティ、音楽、キャストの演出が一体となった体験設計にあります。
その実績を踏まえ、タカラッシュは「NANICA」を東海エリアに展開し、名古屋の栄エリアを拠点とすることで、地域回遊の新たなスポットとしての役割も期待されています。今回の名古屋展開は、初めて謎解きを体験する層に向けた丁寧な導線設計も意識されています。

体験の中身――魔法を解き明かす多様な謎と収集要素
名古屋の「NANICA」ではテーマを「魔法を解き明かす」とし、初心者から上級者まで幅広く楽しめる難易度のコンテンツが複数展開されます。各コンテンツは周遊型に構成され、空間の美しさと謎解き体験を同時に提供する設計です。
来場者が各コンテンツをクリアするごとに受け取る〈魔法カード〉は、冒険の記録として持ち帰れるほか、カードを集めることでさらなる仕掛けが発生する要素も用意されています。

主な室内コンテンツの特徴
施設内部は複数のテーマルームで構成され、それぞれの部屋は独立した物語性と謎を持ちます。展示空間としての見応えと、それに連動した謎解きの設計を両立させることが狙いです。
具体的なテーマ例は下記の通りです。各テーマは空間演出を重視し、視覚・音響・操作体験を絡めた仕掛けが組み込まれています。
- 鏡の異変を探す不可思議な謎
- 時が止まった部屋での謎解き
- 逆転不能のイカサマカジノ
- 魔女が残した占星の部屋
これらにより単なる謎解きの消化ではなく、物語世界に没入しながら一つひとつの謎を体験することができます。

物販と街歩き要素――持ち帰り要素を重視したセレクトショップ機能
施設内には「魔女の物販コーナー」を設け、魔法モチーフの雑貨や施設オリジナルの持ち帰り謎、オリジナルドリンクを販売予定です。物販は展示空間の延長として位置づけられ、記憶に残る体験を形として持ち帰る仕組みが整えられます。
さらに施設内部の周遊型コンテンツに加えて、街歩き形式の謎解きも用意され、栄エリアを活用した回遊性の高い施策を実施します。持ち帰り謎については、店舗の世界観に合う商品を複数の謎解きブランドから取り扱い、謎解きのセレクトショップとして名古屋最大を目指すという方針です。

物販と収集体験の設計意図
持ち帰り商品群は、施設体験の余韻を延長する役割を果たします。魔法カードとあわせてコレクション性を高めることで、再訪動機や地域内での回遊を促します。
物販では施設内での周遊だけでなく、家庭や仲間と楽しめるコンテンツの提供も想定されています。これにより、店舗外での体験提供や関連商品の流通を通じた新たな経済活動の創出が見込まれます。
タカラッシュのこれまでと名古屋出店に込めた視点
タカラッシュは2003年に設立されて以降、20年以上にわたり宝探し・謎解き事業を継続している企業です。屋内外を問わず周遊・回遊型のイベントを多数実施し、企業や地域、施設とのコラボレーションによって日々新たな経済活動を生み出してきました。
同社は博物館 明治村(愛知県犬山市)で2006年から定期的に謎解きアトラクションを手がけており、これまでに関連商品の累計出荷部数が約100万部を突破するなどの成果を挙げています。これらの実績は、リアルな没入体験を設計する基盤となっています。
担当者のコメント
CMOの阿部勇雅氏は、下北沢での来場者の声として「空間のクオリティがすごい」「まるで自分が物語の中に迷い込んだよう」といった評価が多かった点を挙げています。名古屋ではそのクオリティをさらに向上させるとともに、初めて謎解きを体験する人にも好奇心やワクワクが生まれるような仕掛けを用意する方針です。
また、栄エリアにNANICAが設置されることにより、街そのものが物語とつながる拠点となり、地域の回遊スポットとしての役割を果たすことも期待されています。
店舗概要と主要な数値の整理
以下の表は本件に関する主要な情報を整理したものです。施設の所在地、アクセス、オープン日、運営企業の基本情報や関連実績を網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
施設名 | NANICA-NAGOYA- |
テーマ | 人間界から隠された魔法世界(魔法を解き明かす) |
住所 | 〒468-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目32-6 BECOME SAKAE 4F |
アクセス | 名古屋市営地下鉄名城線「矢場町」駅 徒歩3分 |
オープン日 | 2025年12月23日(火)予定 |
施設規模 | 500㎡超、複数のテーマルームによる周遊型設計 |
主な体験要素 | 室内周遊型謎解き、街歩き謎、魔法カードの収集、魔女の物販コーナー |
運営企業 | 株式会社タカラッシュ(本社:東京都品川区) |
代表者 | 代表取締役 齊藤 多可志 |
企業実績 | 累計参加者数1,000万人超、会員数40万人超、関連商品累計約100万部突破 |
連絡先(代表) | 03-6417-1204 |
URL | https://takarush.co.jp/ |
以上が「NANICA-NAGOYA-」に関する主な情報の整理です。名古屋・栄の新たな体験型エンタメ施設として、魔法世界をテーマにした周遊型の謎解きと物販・街歩きの組み合わせにより、多様な層に向けた参加体験が提供される予定です。