9月中旬開始 ノンピの端材活用スイーツ『サスチ』

サスチ提供開始

開催日:9月15日

サスチ提供開始
サスチって何?
ノンピが開発した端材を再利用するサステナブルな冷たいチーズケーキ。三角フォルムの冷凍商品で、プレーン・ラズベリー・抹茶の3種を揃え、フードロス削減も目指す新スイーツです。
どこでいつ買えるの?
ノンピ運営の都内カフェで2025年9月中旬から順次提供開始予定。冷凍で提供され、オフィスカフェで保管・提供しやすいサイズ設計になっているため、職場で手軽に楽しめます。

猛暑を背景にオフィスが「避暑地」化──冷たいスイーツの新たな需要

株式会社ノンピが発表したプレスリリース(2025年8月26日 09:30発表)によれば、東京都心で記録的な猛暑が続く中、冷房の効いたオフィスが“避暑地”のように機能する現象が確認されています。屋外の熱中症リスクが高まる一方で、オフィス内の社員食堂やカフェに対する需要が高まり、冷たいドリンクやスイーツの需要が増加していることが報告されています。

このような環境変化は、従来の定番メニューにも影響を与えています。ノンピが通常提供している「スティックチーズケーキ」は秋冬に比べて販売数が減少する傾向がある一方で、冷たいスイーツを求める消費者は増えています。こうした需要と製造工程で発生する端材の課題を結び付け、同社は新商品の開発へと踏み切りました。

【猛暑の避暑地はオフィスカフェにあり!?】端材利用の冷たい新スイーツ「サスチ」登場 ~ 9月中旬よりノンピ運営カフェにて提供開始 ~ 画像 2

端材を活かすサステナブルな冷たいチーズケーキ「サスチ」誕生

ノンピの新商品は「サステナブルチーズケーキ『サスチ』」。同社が社食やカフェで製造するスティックチーズケーキの製造過程で生じる端材(カット時の余剰部分)を原料に再活用することで、フードロス削減と冷たいオフィススイーツ需要への対応を両立させたスイーツです。

商品は冷凍で提供され、口に入れた瞬間に滑らかなチーズの味わいが広がる設計になっています。三角フォルムを採用し、見た目にも配慮したデザインでオフィスでの休憩時間に華を添えることを意図しています。フレーバーはプレーン、ラズベリー、抹茶の3種類です。

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開発の背景と課題

これまでノンピは「社食の食料残渣を液肥に変えてお米を育てるプロジェクト」や「食品端材を活用したベジブロスープの提供」など、複数のサステナブル施策を実施してきました。今回の「サスチ」開発は、今年の猛暑という社会的ニーズを踏まえ、既存の製造プロセスから生まれる端材を食品として価値化する取り組みです。

開発上の具体的な課題としては、端材由来で生じる食感のばらつきの均一化や、オフィスで手軽に楽しめるサイズ・提供方法の設計が挙げられます。そうした技術的課題に対して、同社のパティシエチームは改良を重ねました。

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試作と仕上がり

ノンピのパティシエ・中村おさみ氏は、7回以上の試作を実施したことを明かしています。生クリームの配合や焼成時間を繰り返し調整し、冷たい状態でも濃厚さを感じられるような味わいに仕上げたと説明しています。

見た目にも重点を置き、形状や彩りを工夫することで「可愛らしさ」や「手に取った瞬間のワクワク感」を演出。社内試食会では社員から好評の声が上がり、商品化へとつながりました。

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商品概要と提供計画、提供方法の詳細

「サスチ」は2025年9月中旬より、ノンピが運営する都内カフェ店舗にて順次提供開始予定です。販売開始は2025年9月を予定しており、当初は同社運営のカフェで展開されます。

製品の特徴としては、以下の点が挙げられます。

  • 商品名:サステナブルチーズケーキ「サスチ」
  • 販売開始:2025年9月予定(9月中旬より提供開始)
  • 提供場所:株式会社ノンピ運営カフェ(都内店舗にて順次展開)
  • 特徴:製造過程で発生する端材を使用した三角フォルムのチーズケーキ。冷凍で提供し、口に入れた瞬間になめらかなチーズの味わいが広がる。フレーバーはプレーン、ラズベリー、抹茶の3種。

冷凍での提供は、オフィスカフェでの保管・提供を容易にする目的があり、食感・風味を一定に保ちつつ手軽に楽しめる設計になっています。

ノンピのサービス基盤と廃材活用のさらなる展開

ノンピは「食でココロをつなぐフードコミュニケーションカンパニー」として、社員食堂の企画・運営やキャラクターカフェの運営、ケータリングなど幅広い事業を手掛けています。今回の「サスチ」開発は、その運営基盤と調理ノウハウを生かした取り組みの一環です。

同社が提供する主なサービスには、ケータリングサービス「nonpi CATERING」、法人向けフードデリバリー「eazy catering」、社員食堂サービス「nonpi Chef’s LUNCH」、カフェ/コーヒー豆販売「R.O.STAR」、藤子・F・不二雄ミュージアムカフェの運営などがあります。各サービスのURLはプレスリリースに記載されています(https://www.nonpi.com/、https://eazy-catering.com/、https://plus.rostar.jp/、https://www.nonpi.com/chefs-lunch)。

nonpi Chef’s LUNCHの特徴

ノンピの「nonpi Chef’s LUNCH」は、現地調理を行わない“キッチンレス社食”モデルを確立しています。導入には工事が不要で、オフィス内の隙間スペースを活用できる点が強みです。

同サービスの主な強みは以下の通りです。

  • 工事不要の設置:オフィスビル内の隙間スペースを活用し、キッチンレス社食を工事不要で導入可能。
  • 初期費用の削減:大型排気排水設備が不要なため、厨房付き社員食堂と比較して約5分の1のコストで導入可能。
  • 品質管理:元ホテルオータニ料理長(現ノンピ料理長)が品質管理を行い、温かく美味しい食事を提供。
  • 企画力:常駐スタッフが社員との対話を促し、食品メーカーとのコラボメニューなど新たな企画提案を行う。
  • 循環米の採用:東京の社員食堂から出るコーヒーかすを堆肥として活用し、提携農家と協力して「循環米」を栽培。時期に応じて提供。

これらの取り組みは、今回の「サスチ」のような廃材活用メニューの開発と親和性が高く、社食事業全体での持続可能性向上を目指しています。

今後の計画

ノンピは「サスチ」に続き、社食の副産物を活用したメニュー開発を継続する計画を示しています。例えば、10月に予定している「社食の食料残渣を液肥に変えてお米を育てるプロジェクト」から得られる循環米の活用など、廃材や副産物を活用した取り組みを強化する方向です。

この方針は、「食べることが自然と社会貢献につながる」体験を社内外に提供するという同社の理念に沿ったものです。具体的な導入店舗やメニューの拡充については、順次展開される予定です。

要点の整理

以下の表は、本プレスリリースで示された「サスチ」およびノンピの関連情報を整理したものです。主要な日付、商品仕様、提供場所、会社情報などを一目で確認できます。

項目 内容
プレスリリース発表日 2025年8月26日 09:30
商品名 サステナブルチーズケーキ「サスチ」
販売開始 2025年9月中旬より順次提供開始(都内ノンピ運営カフェ)
提供方法 冷凍で提供。三角フォルム。端材を使用したサステナブル商品
フレーバー プレーン、ラズベリー、抹茶(計3種)
開発者コメント ノンピパティシエ 中村おさみ:端材活用と味・見た目の両立を目指し、7回以上の試作を実施
関連プロジェクト 社食の食料残渣を液肥に変えてお米を育てるプロジェクト(循環米)、ベジブロスープ等
ノンピ 会社概要 株式会社ノンピ(代表取締役 上形秀一郎)本社:〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1丁目2-2 竹橋ビル16階。事業:社員食堂・カフェのプロデュース運営、ケータリング、法人向けデリバリー等。Web:https://www.nonpi.com/

以上がプレスリリースの要点と詳細の整理です。猛暑によるオフィスの利用変化と、端材を含むフードロス対策を組み合わせた「サスチ」は、冷たいスイーツ需要に応えると同時に、社食事業を通じた循環型の取り組みを進める一例として位置付けられます。