太志×川島小鳥の詩写真集『同じ窓から見た違う月』発売

太志詩写真集発売

開催日:8月22日

太志詩写真集発売
この本ってどんな内容なの?
Aqua Timezの太志による言葉と川島小鳥の写真を組み合わせた詩写真集。A5変形96ページ、8月22日発売で写真が詩を誘発する構成。発売直後に重版が決まり、価格は税込3,300円。
発売記念イベントや今後の予定はあるの?
8月23日に東京都内でお渡し会が行われ、関西でもお渡し会を予定。さらに8月30・31日に東京ガーデンシアター、12月26・27日に国立代々木で20周年関連ライブが控えている。

詩と写真が紡ぐ一冊──『同じ窓から見た違う月』の成立過程

Aqua Timezの太志が著した詩写真集『同じ窓から見た違う月』は、2025年8月22日に発売され、早くも重版が決定した。本作は太志が日々の作詞活動のなかで生まれた言葉をまとめたものであり、写真は川島小鳥が撮影を担当している。川島小鳥は『BABY BABY』『未来ちゃん』『明星』などの写真集で知られ、太志と同じく1980年生まれの写真家である。

太志は本作について、「ツアーグッズとして発売された『ひなたにユメを散らかして』以来の“詩集”にあたるが、15年以上前の作品であるため感覚としては“新人”のような気持ちで作った」と述べ、今回は写真と詩の関係性を意識して制作したことを強調した。太志は「川島小鳥の写真がないと生まれていない詩もある」と語り、写真が言葉を誘発する過程を具体的に説明した。

Aqua Timez 太志 詩写真集『同じ窓から見た違う月』(撮影:川島小鳥)記者会見でデビュー20周年への思い語る 画像 2

制作背景とアプローチ

太志は通常、歌詞を作る際にメロディやコードが先行するために文字数や形式に制約が生まれると説明した。それに対して本作では川島小鳥の写真が先にあり、言葉はその写真に対して制約なくイメージを膨らませる形で書かれたという。「今回は詩写真集として、写真に対してしっかりイメージできる言葉を書くことを意識した」と太志は語っている。

制作過程には写真家との共同作業としての緊張と信頼があった。太志は写真と詩の間に生じる化学反応を評価しており、写真が詩の内容を規定することもあれば、詩が写真の見方を変える場合もあると述べた。この相互作用が本作の特徴である。

太志のコメント(要旨)
「『ひなたにユメを散らかして』は古い作品なので、新しい気持ちで作った。写真がなければ書けなかった詩もある」
川島小鳥についての言及
「加工が流行る時代に、写真そのものの力を持った作品だと感じた。日常の一瞬を切り取る力が強い」
Aqua Timez 太志 詩写真集『同じ窓から見た違う月』(撮影:川島小鳥)記者会見でデビュー20周年への思い語る 画像 3

川島小鳥の写真が導いた物語と具体的な一枚

会見では川島小鳥の写真の力が繰り返し称賛された。太志はSNS上で見られる加工技術が優れた写真が一般に評価される現状に触れつつ、小鳥の写真には「写真そのものの強さ」があると述べた。そのうえでお気に入りの一枚として、ビニール傘がかかったフェンスを捉えた日常的な写真を挙げた。

この1枚に対して太志は父親についての詩を書いたと明かし、自分が父親について詩を書くとは思っていなかったと語った。結果的にその詩は太志らしい表現になり、写真が詩の主題を引き出した好例として紹介された。

Aqua Timez 太志 詩写真集『同じ窓から見た違う月』(撮影:川島小鳥)記者会見でデビュー20周年への思い語る 画像 4

写真と詩の具体的関係

太志は、写真が与えるイメージに対して制約なく言葉を置くことで、通常の作詞とは異なる自由さを得たと説明した。写真の「ズレ」と詩の「ズレ」は結びつき、読む人によって解釈が変わる作品群を形成している。

また、太志は本作を「詩写真集」と明確に位置付け、写真と詩が互いに補完し合う構成になっていることを強調した。この相互補完こそが、本作を単なる詩集や写真集とは異なるものにしている。

Aqua Timez 太志 詩写真集『同じ窓から見た違う月』(撮影:川島小鳥)記者会見でデビュー20周年への思い語る 画像 5

発売・重版・販売情報と関連イベント

書籍情報は以下の通りである。タイトルは『Aqua Timez 太志 詩写真集 同じ窓から見た違う月』、発売日は2025年8月22日(金)、著者はAqua Timez 太志、撮影は川島小鳥、仕様はA5変形・96ページ、出版元は株式会社MOGURA ENTERTAINMENT、価格は3,300円(税込)である。発売直後の好評により重版が決定している。

プレスリリースは株式会社MOGURA ENTERTAINMENTが2025年8月24日 08時00分に配信したもので、関連リンクとして公式ニュースページが公開されている。プレスリリース素材として使用された画像ファイルのダウンロードが可能であると明記されている。

項目 内容
タイトル Aqua Timez 太志 詩写真集 同じ窓から見た違う月
発売日 2025年8月22日(金)
著者 Aqua Timez 太志
撮影 川島小鳥
仕様 A5変形/96P
出版社 株式会社MOGURA ENTERTAINMENT
価格 3,300円(税込)
重版 決定(好評による)

販促イベントとダウンロード情報

発売記念として、太志は2025年8月23日に東京都内で詩写真集のお渡し会を開催した。会見はそのイベントに先立って行われ、会場にはファンからの手紙を集める「お手紙BOX」が設置された。太志は手紙を重要なコミュニケーション手段として受け止めており、ファンの手作りの工夫を喜ぶコメントをしている。

また、今後関西でもお渡し会を予定していることが発表された。プレスリリース素材や関連画像ファイルはダウンロード可能で、公式ニュースページ(https://mogura-ent.com/news/4BXl0CtlGAit0lpqOgi61i)に詳細が掲載されている。

デビュー20周年・ツアーと活動終了予定

Aqua Timezは2025年8月24日にデビュー20周年を迎えた。2025年3月から8月にかけては全国24箇所を回る『Aqua Timez Re:visit tour 2025』を実施しており、ツアーには古くからのファンと新しいファンの両方が参加している。太志はライブに来るファンの変化を実感しており、長年のつながりや手紙から受け取る感慨について語った。

なお、デビュー20周年イヤーの2025年いっぱいで再び活動を終える予定である。具体的な今後のライブスケジュールとしては、8月30日・31日に東京ガーデンシアターで20周年記念ライブ『Aqua Timez 20th Thanksgiving Live 「空いっぱいに奏でる祈り」』を開催し、12月26日・27日には国立代々木競技場第一体育館で活動終了前ラストのワンマンライブ『Aqua Timez 20th Live -OLDROSE-』を予定している。

ファンとの関係性と太志の視点

太志は、バンド活動を通じて自分の「ズレ」や個性を肯定できるようになったと述べている。詩写真集のタイトル『同じ窓から見た違う月』は、同じものを見ていても受け取り方が人それぞれ異なるという考えを表しており、その解釈の違いを「孤独」として捉えつつ、ファンの存在によってその孤独が肯定される構図を示している。

太志はまた、Aqua Timezの再結成という出来事と詩写真集の刊行が重なったことに意味があると語り、解散を経験したファンの感情にも配慮したコメントを残している。

記事内容の要点整理

以下の表は、本記事で取り上げた主要情報を整理したものである。発売日、制作スタッフ、仕様、会見・イベントの日付、今後のライブ日程などを網羅している。

項目 詳細
書籍名 Aqua Timez 太志 詩写真集 同じ窓から見た違う月
発売日 2025年8月22日(金)
発売記念お渡し会 2025年8月23日(東京都内開催)
プレスリリース配信 株式会社MOGURA ENTERTAINMENT(2025年8月24日 08:00)
著者 Aqua Timez 太志
撮影 川島小鳥
仕様 A5変形/96P
価格 3,300円(税込)
重版 決定(好評による)
今後のイベント 関西でのお渡し会予定、8月30・31日 東京ガーデンシアター(20th Thanksgiving Live)、12月26・27日 国立代々木競技場第一体育館(20th Live -OLDROSE-)
ツアー Aqua Timez Re:visit tour 2025(全国24箇所、2025年3月〜8月)
関連リンク https://mogura-ent.com/news/4BXl0CtlGAit0lpqOgi61i

本稿は、2025年8月24日配信のプレスリリース情報を基に作成した。太志と川島小鳥による詩写真集は、写真と詩が互いに作用して生まれた作品であり、デビュー20周年を迎えたAqua Timezの活動と重なりながら刊行、重版、そして関連イベントの実施へとつながっている。関係者発表や公式情報は上記リンク先で提供されている。

参考リンク: