9月1日スタート:deleteC大作戦2025、9つの参加アクション発表
ベストカレンダー編集部
2025年8月24日 09:49
deleteC大作戦2025開始
開催期間:9月1日〜9月30日

日常から参加する「deleteC大作戦2025」 9つのカジュアルソーシャルアクションとは
認定NPO法人deleteCは、2025年9月1日から9月30日までのがん征圧月間・健康増進普及月間にあわせ、全国規模で同時開催する「deleteC大作戦2025」を発表しました。本取り組みは、ふだんの暮らしの中で誰でも気軽に参加できるカジュアルソーシャルアクション(CSA)を通じて、がん治療研究への寄付とがん啓発を進めることを目的としています。
CSAは日常の行動をそのまま社会貢献につなげる概念であり、deleteCでは「投稿」「買い物」「歩く」「学び」などの既存アクションに加え、「食べる」「入る」「タップ」「伝える」「〇〇の秋」を合わせた計9つのアクションで2025年の大作戦を展開します。期間中に集まった想いや寄付金は、deleteCの医療公募・選考会を経てがん治療研究を推進する医師や研究者へ届けられます。

1. “投稿”で応援
SNS(X/Instagram)で対象の企業・ブランドロゴの「C」を消した画像を想いとともに投稿すると、1投稿につき100円、対象の公式アカウントへの1リアクションにつき10円が寄付につながります。投稿を通じた寄付は、デジタル上での参加を可能にします。
投稿アクションは拡散力を活かし、個人の発信がそのまま研究支援に直結する仕組みです。deleteCは、投稿対象となる企業やブランドを順次発表するとしています。

2. “買い物”で応援
全国のスーパーマーケットで実施するキャンペーンでは、対象商品を購入することで売上の一部がdeleteCへの寄付に充てられます。店頭でのdeleteCのポスターやポップが目印です。
今回の取り組みは主力スーパーマーケット6社、約1,000店舗規模での展開となり、対象商品1点につき1円(一部店舗では2円)が寄付される仕組みです。日々の買い物が研究支援に直結する点が特徴です。

3. “歩く”で応援
専用アプリをダウンロードし、ワンコイン500円で全国誰でも参加できる取り組みです。参加者の総歩数を集計するランキングやイベントを通じて、歩数や参加者数に応じた支援につなげます。
歩くアクションは運動習慣と社会貢献を同時に促す設計で、個人参加をベースに地域での連携も想定されています。参加情報やランキングはアプリや特設サイトで公開されます。

4. “学び”で応援
中学生から大学生向けのがん教育や、トークセッション、ワークショップを実施します。がん関連学会とも協力し、学術的な知見を一般市民や学生に分かりやすく伝える場を設けます。
deleteCは、学校向けの広報コンテンツを活用して探究学習と連動させることで、学生が社会側の視点で「できること」を考え、具体的に行動に移せるよう促します。学会とのコラボレーションも順次発表されます。

5. “食べる”で応援
飲食店での飲食代金の一部ががん治療研究への寄付につながる仕組みです。飲食代を通じて食卓や外食の場から応援の輪を広げることを目的としています。
飲食店ごとに協力メニューが設定され、販売金額の一部や協賛の比率に応じてdeleteCへ支援が行われます。参加店舗は特設サイトや各協力先の告知で確認できます。

6. “入る”で応援
商業施設の駐車場の入庫台数や銭湯への入浴など、特定の場所に「入る」ことで参加できる新しいアクションです。参加者はその場所に行くだけで寄付につながります。
この取り組みは、場所に訪れる行為そのものを社会貢献に変える点が特徴です。施設側の協力により来場者数や利用実績をもとに寄付額が算出され、deleteCへ送られます。
7. “タップ”で応援
オンラインショップ「deleteCマルシェ」のオープンにあわせ、応援につながるアイテムの販売や、1タップで100円から寄付できるWEBアプリが登場します。寄付ごとにポイントがたまる仕組みも導入します。
オンラインでのワンクリック参加は、物理的に遠い場所からでも気軽に支援できる手段です。販売アイテムの収益や寄付アプリからの支援が研究資金に充てられます。
8. “伝える”で応援
組織内や学校にdeleteCの活動や大作戦のポスターを掲出したり、身近な人に活動を紹介するなどの行為も支援につながります。広報や呼びかけによる参加喚起が重要な役割を果たします。
伝える行為は、参加を促す効果に加え、がん治療研究への理解を深めるための基礎作業となります。企業や教育機関での掲出や社内施策としての活用が想定されています。
9. “〇〇の秋”で応援(音楽鑑賞・スポーツ観戦など)
秋の行事に合わせた「〇〇の秋」アクションでは、スポーツや音楽、読書といった文化・生活行為を通じて寄付・啓発を行います。来場者数に応じた寄付や会場での投稿連動が実施されます。
具体的には、deleteCマッチや定期演奏会での来場者数に比例した寄付、本屋でのdeleteCブース設置などが計画されています。会場連携によりリアルな参加体験を促進します。
キックオフイベントと期間中の主なスケジュール
deleteC大作戦2025は、開催前日の2025年8月31日(日)13時から東京日本橋でのキックオフイベントにて9つのアクションを正式に発表します。会場参加者や参加企業・団体とともに「1億人がCSA宣言」を行い、9月1日からの本格スタートに向けた参加呼びかけを行います。
また、関西では2025年9月5日(金)19時から大阪梅田にてスタートダッシュイベントを開催します。両会場での登壇者やプログラム内容、参加申込フォームなどの情報は既に公開されており、満席になり次第受付終了となる旨が明記されています。
東京キックオフ(8月31日)
日時は2025年8月31日(日)13時~15時、開場は12時30分です。会場は室町三井ホール&カンファレンス(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 COREDO室町テラス3階)です。アクセスや会場情報は会場案内ページで確認できます。
当日のプログラムにはdeleteCの概要説明、9つのCSA紹介、参画企業のアクション紹介、医療者からの報告やがん治療研究の現状報告、フォトセッションなどが含まれます。登壇予定者には小国士朗(deleteC代表理事)、加藤洋人氏(2023年度受賞者、国立がん研究センター)ほか、学会関係者や企業代表が名を連ねます。モデレーターは藤吉雅春氏(Forbes JAPAN編集長)です。
参加申込フォーム: https://forms.gle/2DSks27DTuVfmsMd7
大阪スタートダッシュ(9月5日)
日時は2025年9月5日(金)19時~20時30分、開場18時30分。会場は関西大学梅田キャンパス4階(〒530-0014 大阪府大阪市北区鶴野町1番5号)です。プログラムは東京と同様に概要説明、CSA宣言、受賞者報告、集合写真などで構成されています。
登壇者には小国士朗氏のほか、栗原大介氏(レッドハリケーンズ大阪チームコーディネーター)や今村治世氏(一般社団法人demoexpo理事・副代表)などが予定されています。参加申込フォーム: https://forms.gle/2fSCAPqHjC7FUCQe6
参加企業・教育・研究支援の枠組みとこれまでの実績
deleteC大作戦2025には40を超える企業・団体が初期参画するとして発表され、最終的には200社を超える企業・団体が活動を応援する見込みです。特にスーパーマーケット6社による約1,000店舗規模での買い物連動キャンペーンが中核となり、地域を越えた広範な参加が想定されています。
また、学校でのがん教育や学会との協働による市民向けイベント出展、記事作成協力などにより、医療・研究者と市民の接点を強化します。教育の場では探究学習を通じて学生が主体的に参加できる場づくりを目指します。
これまでの寄付実績と選考の仕組み
deleteCはこれまでに小児がん、子宮頸がん、胃がん、肺がん、乳がん、膵がんなどの臨床専門医や放射線専門医、基礎研究者、リサーチナースなど12名の医師・研究者に対して、総額5,000万円以上の支援を行ってきました。寄付金はがん治療研究および啓発コンテンツ制作費などに充てられます。
寄付先の選考は公募を通じて行われ、がん臨床試験の専門的知見を有する医師のほか、参加企業、deleteC医療リサーチチームなど多様な視点を持つ選考委員会が公正な審査を行います。支援先の発表は翌年2月に開催される授賞式「deleteC 2026 -HOPE-」で行われる予定です。
企業のCSRと地域連携
カジュアルソーシャルアクションは企業のCSR施策としても活用されます。参加企業は従業員や顧客を巻き込む取り組み、商品開発、イベント開催、社内教育などを通じてそれぞれの現場で社会貢献を実践します。
地域の商業施設や銭湯、書店、演奏会場、スポーツ会場などと連携することで、生活者の日常行動が支援につながる構造を全国に広げることが目指されています。8月下旬には参加店舗や学会連携のさらなる詳細が順次発表されます。
deleteCの組織概要とビジョン
deleteCは2019年9月5日に設立され、2022年9月22日に認定NPO法人として東京都から認可を受けています(認定番号 4⽣都管第703号)。ミッションは「みんなの力で、がんを治せる病気にする」ことで、日常生活の行動を通じて研究支援と啓発を両立する仕組みを構築しています。
代表理事は小国士朗氏で、新たなビジョン「with HOPE」を掲げ、希望の風景を全国に浸透させることを目標にしています。deleteCのスローガンは「いつでもどこでもかろやかにがん治療研究の応援ができる。」となっており、誰でも参加できる具体的な参加手段を提示しています。
- 団体名
- 認定特定非営利活動法人deleteC
- 設立
- 2019年9月5日
- 認定日・番号
- 2022年9月22日(認定番号 4生都管第703号)
- 代表
- 代表理事 小国士朗
- 事業内容
- ロゴ等を活用したがん啓発事業、がん啓発イベント事業、がん医学研究への寄付・助成など
- ホームページ
- https://www.delete-c.com/
要点整理と主要情報一覧
以下は本記事で扱ったdeleteC大作戦2025の主な情報を表形式で整理したものです。参加方法やスケジュール、問い合わせ先を一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | deleteC大作戦2025 |
実施期間 | 2025年9月1日(月)~9月30日(火) |
キックオフ(東京) | 2025年8月31日(日)13:00~15:00(会場:室町三井ホール&カンファレンス、COREDO室町テラス3階) |
キックオフ(大阪) | 2025年9月5日(金)19:00~20:30(会場:関西大学梅田キャンパス4階) |
主な参加アクション | 投稿、買い物、歩く、学び、食べる、入る、タップ、伝える、〇〇の秋(音楽・スポーツ等) |
スーパーマーケット連携 | 主力6社、約1,000店舗で対象商品を販売。1点につき1円(一部2円)寄付 |
既往の支援実績 | 12名の医師・研究者に総額5,000万円以上を支援 |
寄付先の決定方法 | 公募・選考委員会による公正な審査。授賞式は2026年2月予定(deleteC 2026 -HOPE-) |
参加目標 | 1億人がCSA宣言および参加を目指す |
公式情報・申込 | 特設HP: https://www.delete-c.com/daisakusen / 公式HP: https://www.delete-c.com/ |
問い合わせ等 | 参加企業・団体・イベント情報は順次特設HPで発表 |
deleteC大作戦2025は、日常生活の行為をそのまま研究支援に結びつける仕組みを全国に広げる取り組みです。集まった想いと寄付は選考を経てがん治療研究に届けられ、受賞後は研究の進展状況が報告されます。関係する企業や教育機関、医療機関の連携によって、幅広い層が参加できる1か月となることが見込まれます。
本記事で示したURLや参加申込フォームから詳細情報や参加方法を確認することができます。
参考リンク: