10/28-29開催|化学物質管理者2日講習(オンライン)
ベストカレンダー編集部
2025年8月24日 09:43
化学物質管理者講習
開催期間:10月28日〜10月29日

法令の改正が義務化した「化学物質管理者」と今回のオンライン講習の位置づけ
アイムセーフ合同会社は、2025年8月24日付の案内で、厚生労働省通達に基づく「化学物質管理者2日コース(製造業者向け)」のオンライン講習について、10月開催分のスケジュールを公開しました。本プレスリリースの発表日時は2025年8月24日 05時00分です。
労働安全衛生規則第12条の5(2024年4月1日施行)により、リスクアセスメント対象物質を製造または取扱う事業場ごとに、化学物質に係る技術的事項を管理する化学物質管理者の選任が義務付けられました。さらに選任される者は、厚生労働大臣が示す内容に従った専門的講習を受講する義務があります。本講習はその要件に沿った学科9時間のカリキュラムを提供し、製造事業場で化学物質管理者に選任されるための研修として位置づけられています。

法的根拠と対象者
本講習の対象は、令和6年4月以降に化学物質管理者として選任される予定の方、または選任予定の事業場で自律的な化学物質管理を担う人材の育成を図る事業者です。講習は厚生労働省の教育実施要領に基づいて実施されます。
アイムセーフの講師は、労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課が示す「必要な知識や経験を有する者」を満たす人材として、化学物質管理専門家として登録された労働衛生コンサルタントが担当します。

講習の内容と実施方法――学科9時間と事業所で行う実技
講習は学科(オンライン)と実技(事業所対面)の2要素で構成されています。学科は合計9時間のカリキュラムに従って実施され、実技は事業所での実施が求められます。学科修了後、修了証は3営業日を目安に発行されます(PDFでの送付)。
学科はWeb(ZOOM)でのライブ講義形式です。単なる視聴型のeラーニングではなく、プロ講師による双方向のコミュニケーションを重視した参加型講習で、受講者発表やQ&A、講師からの問いかけにより理解を深めます。

学科の時間割と実技の取り扱い
- 学科合計時間: 9時間(令和6年以降の選任予定者向け)
- 実技演習: 3時間(事業所で実施。リスクアセスメントツール(Excel・PowerPoint等)や必要道具を事業所で準備し、実技実施責任者(経験者)を立て、受講者と同一場所で対面で実施。実施後の記録を保管すること)
- 修了証発行: 学科9時間の修了証は3営業日を目途にPDFで送付
学科の日程は1日目・2日目の両日受講が必須であり、日程の一部だけの受講では要件を満たしません。学科の実施時間の具体的配分は以下の通りです。
- 1日目: 9:00~16:50(講義)
- 2日目: 9:00~12:50(講義、閉講)
10月開催スケジュール、受講料、申込み方法
10月の開催はオンライン(ZOOM)で行われ、全国から参加可能です。講習は製造業者向けの2日コースで、受講者は両日を予約・受講する必要があります。
公開された日程と場所、受講料は以下の通りです。申込みは公式サイトで受け付けられます。
- 開催日程(要両日受講)
- 第1日目: 2025年10月28日(火) 9:00~16:50(ZOOM会議)
- 第2日目: 2025年10月29日(水) 9:00~12:50(ZOOM会議)
- 受講料: 26,000円(税・教材費込)
- 開催地: オンライン(全国参加可)
- 申込みURL: https://www.safejp.net/kagakubushittukanrisha
申し込み手続きはオンラインで簡単に完了する仕様となっており、当日PCトラブルで講義に参加できなかった場合は別日に振替が可能です。また、支払後でやむを得ない事情により参加できない場合は、講習日の前日までに問い合わせフォームで連絡すれば1回のみ日程変更が認められます(講習開始後の変更は不可)。
講習の特徴と他の関連オンライン講座
アイムセーフのWeb講習シリーズは、講師と直接コミュニケーションが取れる参加型のライブ形式を特徴としています。受講者の発表や意見に対してプロ講師が専門家の視点で助言し、Q&Aにより当日中に疑問を解消します。これにより、単なる知識の受け渡しを越えた実務上の気づきや責任感の醸成を図ります。
母体が労働安全・労働衛生コンサルタント、技術士、その他専門家を有する組織であるため、現場での事例や改善事例を豊富に取り入れたカリキュラムが用意されています。参加型のクイズや発表を通じて理解を深める設計です。
選ばれる主な理由
- 会場に行く必要がなく、会社や自宅で受講できるため時間・交通費の負担が軽減される。
- ライブ形式で講師と双方向のやり取りが可能。眠くなりにくい参加型の講習。
- 修了証は3営業日を目安にPDFで発行。受講の手続きやフォローが迅速。
- 事情がある場合の振替・日程変更ルールが明確。
関連するオンライン講座としては、職長教育、熱中症予防管理者、保護具着用管理責任者、テールゲートリフター特別教育など、複数の講座が案内されています。各講座の案内ページは以下です。
- プロ講師とコミュニケーションが取れるオンライン講習シリーズ(一覧)
- https://www.safejp.net/online-training
- 安全管理者選任時研修: https://www.safejp.net/security-managers-onlineonline-training
- 職長教育・安全衛生責任者: https://www.safejp.net/syokutyou
- 化学物質管理者: https://www.safejp.net/kagakubushittukanrisha
- 保護具着用管理責任者: https://www.safejp.net/hogogu-chakuyo-kanri-sekininsha
- テールゲートリフター特別教育: https://www.safejp.net/tailgate-lifter
- 熱中症予防管理者: https://www.safejp.net/nechushoyoboukanrisha
講習内容の要点整理(表)と締めのまとめ
以下に本記事で取り上げた講習の主要情報を整理した表を示します。受講を検討する際の参考になります。
項目 | 内容 |
---|---|
実施者 | アイムセーフ合同会社 |
発表日時 | 2025年8月24日 05:00 |
講座名 | 化学物質管理者2日コース(製造業者向け/学科) |
法的背景 | 労働安全衛生規則第12条の5(2024年4月1日施行)に基づく選任義務および厚生労働大臣の示す講習要件 |
対象 | リスクアセスメント対象物を製造する事業場で化学物質管理者に選任される予定の方 |
学科 | オンライン(ZOOM)、合計9時間(1日目 9:00~16:50、2日目 9:00~12:50) |
実技 | 事業所での実施(3時間)、リスクアセスメントツールや道具を準備し、実技実施責任者(経験者)指名の上で同一場所で実施し記録を保管 |
講師 | 化学物質管理専門家として登録された労働衛生コンサルタント |
受講料 | 26,000円(税・教材費込) |
開催日 | 2025年10月28日(火)・10月29日(水) |
申込み | https://www.safejp.net/kagakubushittukanrisha |
参考動画 | 概要・法令・事例解説などのYouTube動画を公開(例: https://youtu.be/62y01bE-LA4 , https://youtu.be/vbmOS5rsU6A , https://youtu.be/yfPxWw-HA8g) |
本稿では、法的根拠、講習の構成、実務的な実技の扱い、開催スケジュール、受講料、申込み先、講師の資格、ならびにアイムセーフが提供する関連オンライン講習群について、プレスリリースの内容を網羅的に整理しました。受講を検討する事業場は、学科と実技の要件、実技の実施責任者および記録保管の手配などを事前に整えておくことが重要です。
参考リンク: