仲里依紗が体験 日産新型ルークスの“見える”技術
ベストカレンダー編集部
2025年8月23日 05:45
新型ルークス先行披露会
開催期間:8月23日〜11月9日

仲里依紗が語る「見える」を軸にした新型ルークスの初公開
日産自動車株式会社 日本マーケティング本部が2025年8月22日 23時30分に発表した新型「ルークス(ROOX)」の先行披露会の模様を整理して伝える。会場には新CMキャラクターに就任した俳優の仲里依紗が登壇し、デザインや先進安全機能について体験談を交えたトークセッションを実施した。発表会は同社の日本マーケティング&セールス 執行職 杉本全の初お披露目から始まり、リージョナルプロダクトマネージャー 田仲藍、チーフマーケティングマネージャー 近藤啓子、プログラムデザインダイレクター 入江慎一郎、カラーデザイナー 三宅広華らが登壇して製品の特長を紹介した。
プレスリリースは、フルモデルチェンジした新型「ルークス」が秋頃発売予定であること、軽自動車カテゴリーの中で上質な乗り心地や広さ、使い勝手の良さを追求したことを明示している。今回の発表会は新機能の実演と体験を中心に構成され、仲里依紗が自身で体験した印象を語る場面が多くあった。

「見える」を実証したステージデモと仲里依紗のコメント
発表会の中心となったのは、新型ルークスに搭載された「見える」機能の実演だ。仲里依紗はCM撮影での体験をもとに「まず見た目が可愛い。かどまる四角の丸々としたデザインにすごくグッときました」と述べ、デザインへの好印象を率直に語った。
続けて仲は車内の広さについて「後ろの席で足を組めるくらい広い」「後部座席に食事用のテーブルもある」と具体的な使い勝手を説明した。移動中に食事をする機会の多い業務現場で重宝したという実体験に基づく発言が印象的だった。
ステージ後半では「見えルークス」を象徴する新機能であるフロントワイドビューのデモが行われた。仲が車の陰に隠れ、MCがフロントワイドビューでその存在が確認できるかを検証したところ、実際にディスプレイに仲の姿が映し出された。
仲はこの体験について「見えないところも見えて、魔法なのかなと驚いた。常識を覆した自動車だと感じた」と述べ、ドライバーの安心につながる点を強調した。また「ドライバーとして安心できることは『見える』ことだと思います」とまとめ、運転に不慣れな人でも不安が和らぐ可能性を示唆した。

製品の設計思想と開発関係者の説明
日本マーケティング&セールス 執行職 杉本全は、今回のルークスが日産の経営計画発表後に日本市場へ投入する初めての新型車であり、日産復活に向けて重要なモデルであると位置づけた。杉本は「従来の軽自動車を超えた上質な乗り心地、室内空間の広さ、使い勝手のよさなど、乗り込んだ瞬間から魅力にお気づきいただける」と述べ、スーパーワイドワゴンという競争の激しいカテゴリーで新しいスタンダードを目指す意図を説明した。
続いてリージョナルプロダクトマネージャー 田仲藍は、初代ルークス(2009年誕生)からの歩みを振り返りつつ、新型のコンセプトを明確に示した。田仲は新型ルークスのコンセプトを「私の世界を広げてくれる 広くて安心頼れる私の軽BOX」と述べ、顧客の価値観や日常のニーズを深掘りして商品設計を行った過程を説明した。
田仲はプロジェクトメンバーの確信として「乗る人の毎日を楽しくサポートしてくれて、どこでも気軽にスイスイ行けるパートナーとして仕上げることができた」と述べ、発売に対する自信を示した。

デザインに関する追加コメントとカラーバリエーション
トークセッションにはチーフマーケティングマネージャー 近藤啓子、プログラムデザインダイレクター 入江慎一郎、カラーデザイナー 三宅広華も参加し、デザイン面のこだわりを掘り下げた。仲里依紗は日本の伝統的な建築様式である「唐破風(からはふ)」にインスピレーションを受けた2トーンカラーについて「基本1色展開が多い中で、2トーンはありがたい。1色に収まらない人生だったので」とユーモアを交えつつ評価した。
デザインやカラーに関する説明では、かどまる四角形の柔らかさが車体の印象を和らげる意図や、2トーンによって個性が引き立つ点が紹介された。参加者は外観だけでなくインテリアの質感、使い勝手にも注目していた。

先進表示機能、インテリア、販売時期と展示イベントの詳細
新型「ルークス」には多数の先進表示機能とインテリア設計が採用されている点がプレスリリースで説明された。特に注目される表示機能は次の3点だ。
- インビジブルフードビュー:インテリジェント アラウンドビューモニターにより、本来は見えない車体下の映像を生成する、軽自動車初の機能(メーカーオプション)。
- 3Dビュー:車両の周辺状況を3D映像で直感的に確認できる、日産の軽自動車としては初搭載。
- フロントワイドビュー:交差点などで運転席から死角になる前方の左右が見えるよう支援する表示機能。
インテリア面では、12.3インチの統合型インターフェースディスプレイによるシームレスな空間設計を採用し、開放感と上質な乗り心地を追求していると説明された。これらの装備により、日常の運転で安心感を高め、心にゆとりを持って運転できることを狙いとしている。
発売時期は秋頃を予定していると明示されている。公式情報として製品ページのURLも案内されている(https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html を含む)。また、展示・体験型イベントとして日産グローバル本社ギャラリーでの企画も用意された。

展示イベント「見えないが見える?ふしぎなアート展」の内容
発表会の後、日産グローバル本社ギャラリーでは「新型ルークス『見えないが見える?ふしぎなアート展』」が開催される。展示は2025年8月23日(土)から2025年11月9日(日)までで、来場者がクイズ形式で機能を体験できる構成となっている。
展示場所は日産グローバル本社ギャラリー(〒220-8686 神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号)であり、期間中の土日祝日には日産PRスペシャリストによるツアーが1日3回実施される。ツアーの実施時間は13:10〜、14:40〜、15:40〜の各回で、所要時間はおよそ30分程度と案内されている。

発表会で示された要点の整理と技術的注記
発表会の内容を整理すると、以下の主要事項が明確になった。
- 新型「ルークス」はフルモデルチェンジにより、スーパーハイトワゴンの軽自動車として上質な乗り心地と広い室内空間、使い勝手の良さを追求している。
- インテリジェント アラウンドビューモニターに新たな表示機能(インビジブルフードビュー、3Dビュー、フロントワイドビュー)を搭載し、「見える」技術を強化している。
- インテリアは12.3インチの統合型ディスプレイ等によりシームレスな空間を実現し、軽自動車の常識を超える質感を目指している。
- 新CMキャラクターには仲里依紗を起用。発表会では仲による新機能の実演と「見えルークス」ポーズの初披露が行われた。
- 日産グローバル本社ギャラリーでの体験型展示会が2025年8月23日〜11月9日に開催され、土日祝のツアーを通じて機能体験が可能である。
技術的注記として、プレスリリース内の脚注は次の通り示されている。
- 注1
- インビジブルフードビューはメーカーオプション(2025年8月現在 日産自動車調べ)。
- 注2
- インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知、3Dビュー機能付)において、フロントワイドビュー、3Dビューを搭載した日産の軽自動車は初(2025年8月現在 日産自動車調べ)。
以下の
項目 | 内容 |
---|---|
発表者/登壇者 | 仲里依紗(新CMキャラクター)、杉本全(日本マーケティング&セールス 執行職)、田仲藍(リージョナルプロダクトマネージャー)、近藤啓子(チーフマーケティングマネージャー)、入江慎一郎(プログラムデザインダイレクター)、三宅広華(カラーデザイナー) |
発表日 | 2025年8月22日 23時30分(日産自動車株式会社 日本マーケティング本部 発表) |
車種 | 新型「ルークス(ROOX)」 フルモデルチェンジ |
主な新機能 | インビジブルフードビュー(車体下映像生成、軽自動車初/メーカーオプション)、3Dビュー(周辺状況の3D映像表示、軽自動車として日産初)、フロントワイドビュー(前方左右の死角支援) |
インテリア | 12.3インチ統合型インターフェースディスプレイ、広い室内空間、上質な乗り心地を追求したデザイン |
発売時期 | 2025年秋頃予定 |
展示・体験イベント | 「見えないが見える?ふしぎなアート展」 日程:2025年8月23日〜2025年11月9日 会場:日産グローバル本社ギャラリー(〒220-8686 神奈川県横浜市西区高島1-1-1) ツアー:土日祝 13:10/14:40/15:40 各回約30分 |
公式URL | https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/roox.html(プレス掲載URLを含む) |
備考 | 脚注:1) メーカーオプション(2025年8月現在 日産自動車調べ) 2) インテリジェント アラウンドビューモニターにおける機能の初搭載(2025年8月現在 日産自動車調べ) |
本記事では、日産自動車のプレスリリースに基づき、新型「ルークス」の発表会の経緯、登壇者の発言、搭載機能、展示イベントの期間や場所、ツアーのスケジュール、発売時期、公式情報のURLおよび脚注情報を漏れなく整理して記載した。技術的な注記や開催日時、登壇者のコメントなどはプレスリリースの記載に沿って伝えている。
参考リンク: