8月30日オープン　メリケンパークに39days KOBE誕生

港町の趣を日常へ持ち込む新しいカフェ空間：39days KOBEの開業

GLIONグループは、神戸・メリケンパークにライフスタイルカフェ「39days KOBE（サンキューデイズ コウベ）」を2025年8月30日に開業します。プレスリリースは2025年8月22日10時00分に発表されました。開業地は港町の景観と歴史が交差するメリケンパークで、外観はコンテナ風、店内はグリーンを多用したデザインとされています。

39days KOBEは、神戸が育んだ“ちょっと特別な美意識”を日常の延長で楽しめる場を目指します。名前には「39＝サンキュー（Thank You）」という感謝の気持ち、「days＝日常と非日常のあいだ」というコンセプト、「KOBE＝港町の自由で美しい空気感」という意味が込められており、空間・味・おもてなしに“神戸流エレガンス”を散りばめた体験を提供する意図が示されています。

運営主体と発表の背景

運営はGLIONグループが行います。GLIONグループは自動車ディーラー事業を中核としつつ、近年は飲料事業、ウエディング事業、旅館事業などフィールドを拡げており、今回のカフェ事業もその一環です。代表取締役社長は菊地秀武氏、所在地は〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町11-1 GLION Awa-s BuildinGとプレスリリースに明記されています。

今回の出店は、メリケンパークというロケーションを活かし、観光や記念日利用だけでなく日常の寄り道としても使えるカフェを目指すもので、昼は軽やかなランチ、夜はジャズとともに楽しむグラススイーツ「夜パルフェ」を軸とした運営となります。

ランチと夜パルフェ：メニュー構成と主要メニューの詳細

メニューは昼と夜でコンセプトを分け、昼はコーヒー・紅茶と軽やかなランチ、夜はジャズの音色とともにグラススイーツ「夜パルフェ」を楽しめる構成です。ランチと夜の営業時間・ラストオーダーは明確に定められています。

ランチは11:00〜ラストオーダー16:00で、すべてのランチメニューにドリンク、スープ、サラダ、2種の野菜マリネがセットになります。夜は17:00〜21:00（ラストオーダー20:00）に夜パルフェを提供し、神戸紅茶の飲み放題がセットで付帯します。

ランチの主なメニュー（価格は税込）

ランチの目玉は神戸の老舗あんこ屋「松原製餡所」のあんこを使用したあんバターサンドです。松原製餡所は創業70年超、300種類以上の餡レシピを持ち、季節限定のあんこや地元食材を練り込んだ餡を提供する天然素材重視の製餡所です。

• あんバターのカリッとトーストサンド 1,800円（税込） — あんこの種類を3種類から選択可能。丹波大納言かのこ粒あん、黒ごまあん、季節限定（鳴門金時の芋あん）。表面はカリッとした食感とバターの芳醇な香りが特徴で、選べるあんこは季節によって変わります。
• クラシックブリュレパントースト 1,800円（税込） — 濃厚でクリーミー、ほんのりオレンジの香り。
• 宇治抹茶のブリュレパントースト 1,800円（税込） — 抹茶のほろ苦さとクリーミーな味わい。
• クロワッサンサンドイッチ（たっぷり海老のぷりぷりタルタル） 2,200円（税込） — ぷりぷりの海老と店舗オリジナルのタルタルソース。
• クロワッサンサンドイッチ（燻しサーモンのアボカドタマゴサンド） 2,200円（税込） — サーモンとアボカド、爽やかなディルをアクセントにした組合せ。※ディルはハーブの一種。
• クロワッサンサンドイッチ（ビーフパストラミサンド　淡路玉ねぎのソース） 2,200円（税込） — 自家製オニオンソースマヨを使用したボリュームのある一品。

ランチ全体で飲食のバランスに配慮したセット構成が採られており、素材の個性を生かした調理が中心です。

夜パルフェの構成と主な品目

夜パルフェは17:00〜21:00（LO20:00）に提供され、パティシエ監修のもとで旬のフルーツや素材の組合せにこだわったグラススイーツです。ご注文の客様には神戸紅茶の飲み放題が付帯します。神戸紅茶は1925年創業の地元紅茶メーカーで、日本で初めてティーバッグの製造を開始した歴史を持ち、紅茶鑑定士が厳選した茶葉を日本の水に合わせてブレンドしています。

• サマー苺のフレジェ　ピスタチオ風味 2,700円（税込） — サマー苺とピスタチオ、甘く軽いバタークリーム。
• 宇治抹茶づくし　おもてなし京風 2,100円（税込） — 抹茶尽くしの構成。ざくざく食感のホワイトチョコサブレ入り。
• ピオーネパルフェ　メルバ仕立て 2,500円（税込） — ピオーネの甘酸っぱさにミルクムース、ラズベリーの種入りジャムを組合わせ。
• 懐かしのメロンフロートパルフェ 2,500円（税込） — メロンフロート風のパフェで、爽やかなレアチーズムースを使用。

夜はジャズのBGMとともに、味わいだけでなく視覚的にも楽しめるデザートを提供することを意図しています。

店内構成・ロケーションと利用シーンの想定

39days KOBEは座席を1階席・2階席・ルーフトップの3つのゾーンで構成しています。各ゾーンは利用シーンに応じて選べるよう設計されており、屋外のルーフトップからは港町の景色を望めます。

ルーフトップは海風を感じられる屋外席で、昼は青い海と空、夜は街の灯りと波のきらめきを楽しめると明記されています。記念日やデート、観光での立ち寄りなど幅広い利用を想定しており、非日常と日常の接点を作ることが狙いです。

アクセスと座席数

店舗所在地と最寄り駅、徒歩時間は以下の通りです。複数の公共交通機関からのアクセスが可能です。

• 所在地：神戸市中央区波止場町5-5
• 最寄駅：神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅より徒歩約8分
• JR・阪神「元町」駅より徒歩約14分
• 神戸高速鉄道「花隈」駅／「西元町」駅より徒歩約14分

座席数は1階35席、2階30席、ルーフトップ10席の合計75席です。営業時間は11:00〜21:00（ラストオーダー20:00）とされています。

コンセプトの詳細と運営企業の背景

39days KOBEのデザインコンセプトは「過去と現在がゆるやかにつながるタイムレスな時間」を感じられることに重点が置かれています。外観はコンテナ風の意匠を用い、店内はグリーンに包まれながらも港町神戸の歴史と自由でモダンな精神を併せ持つ空間となっています。

ネーミングは「39days」という言葉に感謝と日常の間を表現する意図があり、神戸の文化やデザイン性、感謝を伝える場であることが明確に示されています。

運営企業：GLIONグループの事業展開

GLIONグループは自動車関連の正規ディーラー事業（33ブランド）を主軸に、日本国内外で事業展開を行っています。近年は自動車以外にも事業領域を拡大しており、飲料事業、ウエディング事業、旅館事業など多角的なフィールドで顧客体験を提供する企業です。

代表者名は代表取締役社長・菊地秀武氏、グループ所在地はプレスリリース中に〒650-0041　兵庫県神戸市中央区新港町11-1 GLION Awa-s BuildinGと記載されています。39days KOBEの最新情報は公式Instagramで告知されるとされています。

事実の整理：主要データ表

以下の表は、本記事に記載した主要な事実を整理したものです。開業日、所在地、営業時間、座席数、主要メニューと価格、運営会社情報などを一目で確認できます。

以上がプレスリリースに基づく39days KOBEの概要と主要情報の整理です。開業日は2025年8月30日、メリケンパークの景観を活かしたロケーションと、ランチ・夜パルフェの二部構成で提供されるメニュー、そしてGLIONグループによる運営という点が要約として確認できます。