サウジ館の夜間マンガ投影「Her Influence」開始

Her Influence投影

開催日:8月18日

Her Influence投影
どこでいつ見られるの?
サウジアラビア王国館のサウジ広場(大阪・関西万博 西ゲート コネクティングゾーン C14-01)で夜間に毎日上映。投影は2025年8月18日から万博閉幕まで実施され、館の開館時間は9:00〜21:00だがプロジェクションは夜に行われます。
内容は何をやってるの?
日本語と英語で展開するマンガ風アニメーションで、ラニア・ムーアラら3人の先駆的なサウジ女性の伝記的物語を5面の壁に投影。レジリエンスや野心、影響力といったテーマを没入的に描きます。

夜の広場を彩る新章「Her Influence:マンガ・プロジェクション」

2025年8月22日付の発表によれば、2025年大阪・関西万博のサウジアラビア王国館は、夜間の新しい映像プログラム「Her Influence: マンガ・プロジェクション」を開始しました。プレスリリースは、当プログラムがサウジアラビアの女性たちの成果と影響力をマンガ形式のアニメーションで表現するものであると明記しています。

このプロジェクションは、来場者がサウジアラビア館のサウジ広場で高い壁面に映し出される映像を見上げる形で鑑賞する没入型の演出を採用しています。投影は日本語と英語の二言語で展開され、文化的物語の伝承と異文化間の対話を促す内容に設計されています。

【大阪・関西万博サウジアラビア王国館】新しく夜のプロジェクション「Her Influence」をスタート、サウジアラビアの女性の成果をマンガで投影 画像 2

展示開始の背景と位置づけ

「Her Influence:マンガ・プロジェクション」は、同館が掲げる対話の促進や感動的な変化の提示に向けた取り組みの一環です。プログラムは視覚的な物語によってサウジアラビアの女性の貢献を称えることを目的としています。

このプロジェクションはシリーズの第2章にあたり、第1章である写真展に続く形で展開されます。第1章は2025年6月にギャラリー・イーストで実施されたモノクロポートレートの写真展で、11人のサウジアラビア女性を取り上げました。

投影の構成と作品表現の意図

投影は広場の5つの壁面を用いることで、周囲を取り囲まれるような没入感を生み出します。各壁面には、選ばれた物語が日本のマンガにインスパイアされたビジュアル形式で展開されます。

物語はイラスト付きの伝記的要素を含み、登場人物の人生の重要な瞬間や転機を強調します。各ストーリーは個人的かつ文化に根差した内容ですが、共通テーマとしてレジリエンス(回復力)野心影響力が浮かび上がる構成です。

映像の言語と来場者の体験

映像は日本語と英語で提供されるため、日本語話者・英語話者の双方が物語の要旨を理解できるよう配慮されています。来場者は夜間に高い壁面を見上げながら、立ち止まり、映像を通じた文化的対話に触れることが期待されます。

ビジュアルはマンガ的な描写を用いることで、動きと感情の伝達を強め、写真展で見せた静的なポートレートとは異なる視点から登場人物の物語を提示します。これは、第3章となる10月の最終パネルセッションに向けたメディア表現の多様化を意図するものです。

登場人物と関連イベント――館全体のプログラムとの接続

当プログラムで紹介されるのは、以下の3名の先駆的なサウジアラビアの女性の物語です。各人物は異なる分野で現在と未来を形作る役割を担っています。

  • ラニア・ムーアラ:ZADKサウジアラビア料理アカデミーの創設者兼会長
  • ミシャール・アシェミムリ:航空宇宙エンジニア、ミシャール・エアロスペースの創設者
  • ジョマーナ・アル=ラシド:SRMGの最高経営責任者、取締役会メンバー、レッドシーフィルム財団の会長

それぞれのストーリーは、個人史の重要な場面を描写しつつ、文化的背景に根差した価値観を表現します。プログラムは写真展(第1章)、マンガ・プロジェクション(第2章)、パネルディスカッション(第3章)の三部構成であり、第2章はその中央を担う位置付けです。

サウジアラビア王国館は、万博期間中に700を超えるイベントを主催しており、「Her Influence」はその一要素に過ぎません。その他のプログラムとしては、「アハラン・ワ・サハラン」「We Are Saudi Arabia」「AR体験―The Botanist」、文化スタジオでの音楽や芸術パフォーマンスなどが含まれます。

特別な日程と来館者体験の概要

サウジアラビア建国記念日の祝典は、2025年9月23日に開催される重要な節目のイベントとして位置づけられています。これを含め、来場者は多岐にわたる催しを通してサウジアラビアの文化・遺産・芸術を体験できます。

館内の没入型ルームとギャラリーは、次のテーマを横断する形で展示を構成しています:「進化する都市」「持続可能な海」「無限の人間の可能性」「イノベーションの頂点」。これらを通じて、サウジアラビアのグローバルな影響力を視覚的・体験的に提示します。

会場・日時・公式情報と現地アクセス

サウジアラビア王国館は、2025年大阪・関西万博の西ゲート内、コネクティングゾーン(C14-01)に所在します。開館時間は毎日9:00から21:00までです。プログラムの一環である「Her Influence:マンガ・プロジェクション」は、サウジ広場で8月18日から万博閉幕まで、毎日夜に上映されます。

プレスリリースの日付は2025年8月22日 09時00分であり、発表内容には上映開始日の8月18日が明記されています。投影は夜間に行われるため、来場の際には開館時間外の夜間プログラムとして位置づけられる点に留意が必要です。

公式のオンライン情報およびSNSは以下のアカウントで案内されています。これらを通じて追加のスケジュールや関連イベントの情報が発信されます。

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要点整理

ここまでの記事で触れた主要な情報を表にまとめます。表はプログラム名、実施期間、会場、登場人物、鑑賞言語、関連イベントなどを整理しています。

項目 内容
プログラム名 Her Influence: マンガ・プロジェクション
開始発表日 2025年8月22日 09:00(プレスリリース)
上映期間 2025年8月18日〜万博閉幕(毎日夜に上映)
会場 サウジアラビア王国館 サウジ広場(西ゲート内 コネクティングゾーン C14-01)
開館時間(館全体) 毎日 9:00〜21:00
投影構成 広場の5つの壁面に投影、マンガ風アニメーション、イラスト付き伝記
鑑賞言語 日本語・英語
紹介される人物 ラニア・ムーアラ(ZADK創設者兼会長)、ミシャール・アシェミムリ(航空宇宙エンジニア/起業家)、ジョマーナ・アル=ラシド(SRMG CEO/レッドシーフィルム財団会長)
シリーズ構成 第1章:写真展(2025年6月 ギャラリー・イースト)、第2章:マンガ・プロジェクション(本件)、第3章:パネルディスカッション(10月)
その他の主なイベント 700を超えるイベント(例:「アハラン・ワ・サハラン」「We Are Saudi Arabia」「AR体験―The Botanist」、音楽・芸術パフォーマンス、サウジアラビア建国記念日 9月23日)
公式SNS Instagram:@ksaexpo2025、X:@KSAExpo2025_、YouTube:@KSAExpo2025、LinkedIn:Saudi Arabia at Expo、Facebook:KSA Expo 2025、TikTok:@ksaexpo、LINE:KSA 大阪・関西万博2025

本記事では、サウジアラビア王国館が実施する「Her Influence: マンガ・プロジェクション」の意図、構成、登場人物、会場・日程、関連プログラムを網羅的に整理しました。投影は、写真展で提示した静的な肖像とは異なる表現手段を通じて、サウジアラビアの女性の物語を動きと音で可視化する取り組みとして位置づけられています。