プラグマタ続報:gamescomで明かされたハッキング
ベストカレンダー編集部
2025年8月21日 12:30
プラグマタ続報公開
開催日:8月21日

月面で交差する二人の視点──ヒューとディアナの関係性
株式会社カプコンは2025年8月21日11時00分に、SFアクションアドベンチャー『プラグマタ』の続報を公開しました。本作はドイツ・ケルンで開催された欧州最大級のゲームショー「gamescom 2025」で世界初の一般試遊出展を行い、多数のメディアが試遊レポートや動画を公開しています。
物語の中心には、月面施設を舞台にした二人の主人公がいます。一人は人間のシステム監査員ヒュー・ウィリアムズ、もう一人はルナフィラメント製の躯体を持つアンドロイド“プラグマタ”の少女ディアナ(識別番号 D-I-0336-7)です。二人は月震による事故と救助を経て地球への帰還を目指し、月面施設の探索と困難に直面します。

ヒュー・ウィリアムズの人物像と役割
ヒューは月面施設の調査に派遣されたシステム監査員で、施設の警備も任されることがあるため各種銃器を扱うことができます。月震による事故で重傷を負ったところをディアナに救助され、以後二人で行動を共にします。
性格は根は優しいが、思ったことを口に出してしまうことがあり、物語の中で人間らしい弱さや判断の揺らぎが描かれる役割を担います。プレイヤーはヒューを通じて戦闘や探索を行い、ディアナのハッキングを戦略的に活用します。

ディアナ(識別番号 D-I-0336-7)の特徴と能力
ディアナはルナフィラメント製の躯体を持つ特製アンドロイドで、“プラグマタ”の一体として位置づけられます。施設装置やボットに対するハッキング能力を備え、探索や戦闘において重要な役割を果たします。
好奇心旺盛で学習能力が高い一方、蓄積されたデータがまだ少ないため無邪気な反応を示す場面があり、ヒューが名付けた「ディアナ」という呼び名を好んでいる点も描写のひとつです。ディアナの能力は本作の核となるシステムに直結しています。
- 氏名(識別)
- ヒュー・ウィリアムズ / ディアナ(D-I-0336-7)
- 役割
- ヒュー:システム監査員、武器運用担当。ディアナ:プラグマタ型アンドロイド、ハッキング担当。
- 状況
- 月面施設の探索と地球への帰還を目標に行動。月震事故を契機に二人は行動を共にする。

ハッキングが導く戦略的プレイ──オーバードライブとハッキングノード
『プラグマタ』を象徴する要素の一つが、ディアナの持つ“ハッキング”です。これは単に扉を開けるといった用途に留まらず、戦闘時に敵の装甲を強制解除したり、敵の動きを一時的に停止させるなど、戦略的に利用できる機能となっています。
続報では、試遊出展版で確認された二つの主要なハッキングギミックが明らかになりました。それぞれの機能を理解することで探索と戦闘の両面で戦術が広がります。

オーバードライブ:ゲージを溜めて一斉ハッキング
オーバードライブはディアナのハッキング能力のひとつで、専用のゲージを溜めることで発動可能になります。発動すると周囲の敵を同時にハッキングし、装甲を強制解除すると同時に敵の動きを一時停止させます。
この効果は緊急回避や一気に形勢を逆転するために有効です。ただしゲージ管理が重要で、温存しておくべきか積極的に使用するかはプレイヤーの判断に委ねられます。

ハッキングパネルとハッキングノードの仕組み
戦闘中、ディアナが敵をハッキングすると表示されるのがハッキングパネルです。プレイヤーはこのパネルを一筆書きの要領で操作してゴールに繋げることで、敵の装甲を解除できます。途中経路にあるマスの種類に応じて効果が変化します。
緑マスがゴール、青マスは通過するほど敵へのダメージと装甲解除時間が増えるマス、黄色マスには特別な効果を持つ“ハッキングノード”が存在します。序盤で入手可能なノードの一つ「デコード」は、一定時間敵の防御力を下げる効果を持ちます。プレイを進めることでさらに多彩なノードが登場し、戦術の幅が広がります。
- ハッキングパネルが表示される。
- プレイヤーが一筆書きの要領で経路を描く(青マスや黄色マスを経由可能)。
- ゴールに到達すると装甲解除やダメージ付与、ノード効果が発動する。
- 状況に応じてオーバードライブと併用することで、複数敵への対応や高威力攻撃が可能になる。

敵対するボットの詳細──ウォーカーとセクターガード
ヒューとディアナの行く手を阻む存在として、本作には多種のボット(作業・警備用ロボット)が登場します。今回は試遊出展版で確認された「ウォーカー」と「セクターガード」という二体の代表的なボットが紹介されました。
これらのボットは暴走した管理AIの影響を受けている描写があり、月面の危険性と施設の混乱を示す要素になっています。以下に両者の概要と特徴を整理します。

ウォーカーの概要
ウォーカーはデルフォイ社の主力製品である汎用人型ボット M4 シリーズに属する機種の一つです。M4 シリーズは人間と同じスペースで同じ工具を使いながらサポートできる設計で広く普及している点が特徴です。
月面用に改良された M4AM 型は低重力や真空環境での活動が可能になっており、作業支援だけでなく戦闘的な局面でも遭遇する可能性があります。

セクターガードの概要
セクターガードはデルフォイ社の軍需部門製造の大型ボット S-35 型です。重要拠点の警備用途に用いられる設計で、高い火力や長時間稼働に対応するモジュラー形式を採用しています。
左右の腕部はモジュール式で、誘導弾など高威力兵器から低威力弾まで用途に応じた兵装を搭載可能です。さらに追加ユニットとして燃料タンクを装備することで長時間の駆動にも対応します。
ボット名 | 型式/系列 | 主な特徴 |
---|---|---|
ウォーカー | M4AM(M4シリーズ 月面改良型) | 人間と同じ空間で作業可能、低重力・真空環境対応 |
セクターガード | S-35(大型ボット) | モジュラー武装対応、高威力兵器搭載可能、燃料タンクで長時間駆動対応 |

gamescom 2025の出展状況と製品情報まとめ
gamescom 2025(ドイツ・ケルン)での一般試遊出展は本作にとって世界初の一般ユーザー向け展示となり、国内外で多くのプレイレポートや解説動画が公開されています。公開中のトレーラーは「PRAGMATA – First Contact Trailer」で、URLは https://youtu.be/ePoNDjh9RR4 です。
プレスリリースに記載された製品の主要情報は以下の通りです。発売は2026年を予定しており、対応ハードはPlayStation®5、Xbox Series X|S、Steamです。CEROレーティングは審査予定と明記されています。
- 会社名:株式会社カプコン
- 発表日時:2025年8月21日 11時00分
- 出展イベント:gamescom 2025(ドイツ/ケルン)
- 公開映像:PRAGMATA – First Contact Trailer(https://youtu.be/ePoNDjh9RR4)
- 対応ハード:PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam
- CEROレーティング:審査予定
- 発売予定:2026年
- ジャンル:SFアクションアドベンチャー
- 公式サイト:https://www.capcom-games.com/pragmata/ja-jp/
- ゲーム公式X:https://x.com/PRAGMATA_JP
- 著作表記:©CAPCOM
gamescomでの試遊を通じて明らかになったハッキング要素やボットの設定は、ゲームプレイの戦術面と世界観の両方を豊かにしています。国内での試遊展開についても言及されており、日本でのプレイ機会が待たれる状況です。
項目 | 内容 |
---|---|
発表者 | 株式会社カプコン |
発表日時 | 2025年8月21日 11時00分 |
出展イベント | gamescom 2025(ドイツ・ケルン) |
試遊内容(主な公開要素) | 二人の主人公(ヒュー、ディアナ)、ハッキング(オーバードライブ、ハッキングノード)、ボット(ウォーカー、セクターガード) |
対応ハード | PlayStation®5、Xbox Series X|S、Steam |
発売予定 | 2026年 |
CERO | 審査予定 |
公式情報 | 公式サイト:https://www.capcom-games.com/pragmata/ja-jp/、公式X:https://x.com/PRAGMATA_JP |
トレーラー | PRAGMATA – First Contact Trailer(https://youtu.be/ePoNDjh9RR4) |
本稿はカプコンのプレスリリースに基づき、『プラグマタ』の登場人物、独自システムであるハッキング機構、敵ボットの設定、gamescomでの出展情報および製品の基本的な仕様・公開情報を整理して紹介しました。今後の情報公開も含め、具体的なゲーム仕様の詳細は公式発表を参照してください。