9月1日運行開始予定 静岡茶モチーフの移動型サウナ3号完成

サバス3号完成

開催日:9月1日

サバス3号完成
サバス3号っていつから乗れるの?
2025年9月1日から静岡鉄道による運営開始予定。一般向けの体験は9月13日の御殿場「サバス誕蒸祭」でPeatixから申込、参加費は1名4,400円です。
サバス3号ではどんな体験ができるの?
静岡茶をモチーフに茶畑風の段々座席や静岡県産木材のスノコを採用。座る・寝転がるなど多様な姿勢で富士山を眺めながら“ととのう”移動型サウナ体験ができます。

茶畑を思わせる新しい移動体験──「サバス」3号車が完成

株式会社リバースは、2025年8月20日13時00分に、移動型サウナバス「SABUS(サバス)」の3号車完成を発表しました。サバスは日本最大のサウナ検索サイト「サウナイキタイ」との連携により、どこでも本格的なサウナ体験を提供するプロジェクトとして展開されてきたもので、今回の3号車は静岡県の地域特性を前面に打ち出した車両です。

プレスリリースによると、サバス3号は静岡鉄道株式会社が運営を行うことが計画されており、2025年9月1日から運営開始の予定とされています。車両の設計・施工や地域パートナーシップの体制、9月以降のイベント情報など、プロジェクトの全体像が詳細に示されています。

静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 2

発表の背景と目的

リバースのミッションは「バスをリブランディングする」ことであり、バスという大型スペースの特性を活かした新たなサービス創出が狙いです。移動手段としてのバスを、サウナをはじめ託児所やシャワー、キッチン等の多様な用途に応用することで、地域活性化や遊休地の活用、災害支援など社会課題への貢献を目指しています。

今回のサバス3号は、静岡県を代表する名産「静岡茶」をモチーフにデザインされ、地域資源を活用することで“地域に根差したご当地サバス”展開の第一歩を示すことが目的とされています。既存の1号車・2号車がバスそのものをモチーフにしていたのに対し、3号車は明確に地域文化を反映した設計になっています。

静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 3

設計と体験の詳細:静岡茶を感じる内装と景観

サバス3号の最大の特徴は、茶畑をイメージした段々の座席配置です。座席は段差を付けた構造になっており、座る・横になるなど多様な姿勢でサウナ体験が可能です。段差により体感温度や視線の変化にも配慮されています。

また、スノコ部分には静岡県産の木材を使用し、地域資源を活用した内装設計がなされています。横たわってくつろぐことができる仕様は、富士山など静岡ならではの風景を眺めながら“ととのう”体験を提供する意図があります。

主な仕様
名称:移動型サウナバス「SABUS(サバス)」3号車
デザイン:静岡茶をモチーフ、外装は「静鉄バス」の復刻デザインをアレンジ
内装:茶畑の段々座席構造、静岡県産木材のスノコ
体験:寝転がりながらの景観観賞とサウナ

外装は静鉄バスの復刻デザインを採用しつつ、サバス仕様へアレンジされています。これにより地域の歴史的な視覚要素と新しいサウナ体験の両立を図っています。

静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 4

設計・施工・協力体制

サバス3号の製作には複数の企業・団体が関与しています。内装設計は株式会社OSTR、内装施工は株式会社山山、車両整備・施工は神姫商工株式会社が担当しています。木材調達はアイリーウッドワークス、施工協力に神姫バス株式会社、車両整備に東海自動車工業株式会社が参画しています。

企画・プロデュースは株式会社リバースとサウナイキタイが共同で担当し、運営は静岡鉄道株式会社が行います。プロジェクトチームの構成は以下の通りです。

  • 企画/プロデュース:株式会社リバース、サウナイキタイ
  • 運営:静岡鉄道株式会社
  • 内装設計:株式会社OSTR
  • 内装施工:株式会社山山
  • 車両整備/施工:神姫商工株式会社
  • 木材調達:アイリーウッドワークス
  • 施工協力:神姫バス株式会社
  • 車両整備:東海自動車工業株式会社
静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 5

地域パートナー展開と運営スキーム

これまでサバスは株式会社リバースとサウナイキタイが共同で運営してきましたが、サバス3号の開発を契機に「地域パートナー」展開を開始します。第1弾として静岡鉄道株式会社が地域パートナーとなり、静鉄グループのネットワークと企画力を活用して静岡県を中心に運営・活用を進める計画です。

静岡鉄道は2024年2月に設立された一般社団法人静岡サウナ協議会に参画しており、県内でのサウナ文化創出と地域活性化を目的にサバス事業を展開します。静鉄グループが保有するバスを活用することで、地域に根差した交通・観光インフラと連携したサービス実装を目指すとされています。

リバース側は、今後は地域に根ざした鉄道・バス会社を中心に地域パートナーを拡大し、各地に密着した「ご当地サバス」の展開を進めたいとの方針が示されています。これにより地域固有の資源やデザイン、ネットワークを取り込みながら、移動型サウナの全国展開を図る狙いです。

静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 6

9月以降のイベントと申込方法

サバス3号の運営開始に合わせ、2025年9月13日(土)に御殿場プレミアム・アウトレット(East Zone特設会場)で「サバス誕蒸祭」が開催されます。会場は御殿場市深沢1312で、天候が良ければ富士山の眺望が期待できるエリアでの開催です。

当日予定されている内容は、サバス3号のサウナ体験に加え、テントサウナ・コンテナサウナなどのアウトドアサウナ体験、沼津みかん・お茶を用いたロウリュ体験、サウナところてんの試食、さらにアウトレット内温泉施設「木の花の湯」の割引特典が含まれます。

  • 日程:2025年9月13日(土)
  • 時間:9時30分〜17時30分(各回1時間半の定員制)
  • 金額:1名 4,400円(税込)
  • 場所:御殿場プレミアム・アウトレット East Zone 特設会場(御殿場市深沢1312)
  • 申込:Peatixより申込
  • 主催:一般社団法人静岡サウナ協議会

イベントの詳細やその後のスケジュールに関しては、サバスの公式SNSおよび公式サイト等で随時案内される予定です。公式サイトのURLは「https://sabus.jp」、サウナイキタイでの紹介ページは「https://sauna-ikitai.com/news/sabus3」です。

静岡茶をモチーフにした”茶畑サウナ” 移動型サウナバス「サバス」3号車の完成 画像 7

サバス3号の要点整理(表形式)

以下に本記事で触れたサバス3号の主要情報を表形式で整理します。プロジェクトの関係者やイベント情報、仕様の要旨を網羅しています。

項目 内容
プレス発表日 2025年8月20日 13時00分
車両名称 移動型サウナバス「SABUS(サバス)」3号車
運営開始予定 2025年9月1日(予定)
運営会社 静岡鉄道株式会社(地域パートナーとして運営)
デザイン・特徴 静岡茶をモチーフ、茶畑の段々座席構造、静岡県産木材スノコ、復刻静鉄バス外装をサバス仕様にアレンジ、寝転がりながらの絶景体験
製作・協力 企画/プロデュース:株式会社リバース、サウナイキタイ。内装設計:株式会社OSTR。内装施工:株式会社山山。車両整備/施工:神姫商工株式会社。木材調達:アイリーウッドワークス。施工協力:神姫バス株式会社。車両整備:東海自動車工業株式会社。
イベント(主催・申込等) サバス誕蒸祭:2025年9月13日(土)9:30〜17:30(各回90分)。参加費 4,400円(税込)。会場:御殿場プレミアム・アウトレット East Zone 特設会場(御殿場市深沢1312)。申込:Peatix。主催:一般社団法人静岡サウナ協議会。
プロジェクトの目的 バスのリブランディングによる新たな移動型サービスの提案、地域資源活用による地域活性化・観光振興・サウナ文化の創出
関連URL サバス公式サイト:https://sabus.jp / サウナイキタイ紹介ページ:https://sauna-ikitai.com/news/sabus3 / サウナイキタイ公式:https://sauna-ikitai.com/
リバース会社情報 会社名:株式会社リバース。設立:2021年5月。所在地:大阪府。代表者:松原安理佐。会社サイト:https://re-birth.info

以上が、株式会社リバースによる移動型サウナバス「サバス」3号車の完成発表と関連情報の整理です。設計・運営・イベント情報およびプロジェクト体制について、発表文の内容をもとに網羅的にまとめました。詳細情報や最新のイベント案内は、上記の公式サイトやSNS、サウナイキタイの紹介ページを参照してください。

参考リンク: