8月23日限定:Vision Proで四日市の夜景と大入道をAR体験

よ!よ!よ!四日市体験

開催期間:8月23日〜8月23日

よ!よ!よ!四日市体験
いつどこで体験できるの?
2025年8月23日(土)に大阪・関西万博の関西パビリオン三重県ブースで体験可能。09:15〜21:00の間、Apple Vision Proを使った1回1分30秒の無料体験(端末3台)です。
予約や料金は必要?
参加料は無料です。端末は3台で運用され、1時間あたり約30名を想定した高回転運用。予約情報は明記されておらず当日案内での参加になるため、早めの来場をおすすめします。

四日市の「夜景」と「祭り」が目の前に出現する新たな観光演出

ARスタートアップの株式会社OnePlanet(代表取締役社長:村上智彦)は、三重県四日市市(市長:森智広)と連携し、Appleの空間コンピュータApple Vision Pro向け没入型アプリケーション『よ!よ!よ!四日市!』を開発しました。2025年8月23日(土)に大阪・関西万博の関西パビリオン 三重県ブース内で、1日限定の来場者参加型体験を提供します(プレスリリース配信日:2025年8月20日 13:00)。

このアプリは、四日市コンビナートの工場夜景を視界いっぱいに広げる空間演出の中で、伝統のからくり人形「大入道」と市のマスコット「こにゅうどうくん」がARで共演するものであり、万博会場でしか体験できない特別コンテンツとして用意されています。

四日市市×OnePlanet、大阪・関西万博で“工場夜景AR”を披露!Apple Vision Proの空間アプリケーション体験を8/23(土)限定で実施 画像 2

体験の概要と公開日時

当該体験は2025年8月23日(土)09:15–21:00(予定)に開催され、会場は大阪・関西万博の関西パビリオン内「三重県ブース」です。体験はApple Vision Proを用いた没入型アプリで、1回あたりの演出は1分30秒に凝縮され、安全性と没入感を両立した設計になっています。

事前の正式発表として、四日市市は8月19日(火)11:00に市役所で森市長による記者会見を実施しています。OnePlanetからも合わせて本リリースが配信されています。

四日市市×OnePlanet、大阪・関西万博で“工場夜景AR”を披露!Apple Vision Proの空間アプリケーション体験を8/23(土)限定で実施 画像 3

アプリの構成と見どころ — 伝統と工業景観の融合

『よ!よ!よ!四日市!』は、四日市が持つ二つの象徴的要素――工場夜景と伝統文化(からくり人形)――をARでシームレスに融合させたコンテンツです。視覚的に直感で楽しめる設計のため、国籍や言語を問わず来場者へアピールすることを目指しています。

アプリ内には以下の主要要素が実装されています。

  • 工場夜景の大型ビジュアル演出:四日市コンビナートの幻想的な夜景を視界いっぱいに広げる映像表現。
  • 大入道の3DCGアニメーション:江戸時代後期(1805年)に作られ、全高約9mを誇る日本最大級のからくり人形「大入道(おにゅうどう)」を実物大で表現。
  • こにゅうどうくんの3DCG:四日市市のマスコットキャラクター「こにゅうどうくん」が大入道と共演。

大入道とこにゅうどうくんの演出詳細

大入道は実際の祭礼では遠くから見上げる存在ですが、本アプリではApple Vision Proを通じて“実物大”の迫力ある首の動きや表情を目の前で体験できます。これにより、普段の観覧では得られない視点で伝統文化を体感できます。

こにゅうどうくんは3DCGで再現され、大入道とインタラクションを行うことで地域のシンボルを新しい形で提示します。AR上での共演は、実空間とデジタルの境界を曖昧にし、視覚的に直感的な魅力を来場者に与えます。

運用設計と来場者向けの連動コンテンツ

万博ブースでの体験は、安全性と回転率を重視したUX設計がなされています。来場者が狭い空間を歩き回る必要がないよう、Vision Proの正面空間のみで演出を完結させ、群衆動線を考慮した運用が行われます。

また、Vision Pro体験の待ち時間や会場外での拡張として、スマートフォン向けのARコンテンツも同時に提供されます。ブースに設置されたパネルの二次元コードを読み取ることで、三種のスマホ向けAR体験が利用可能です。

来場者が体験できる具体的コンテンツと運用数値

本体験の運用に関する主な数値・仕様は以下の通りです。

Vision Pro端末数
3台(衛生面を保つゴーグル用マスクを用意)
体験時間
1回あたり1分30秒(1分30秒)
参加料
無料(1時間あたり約30名を想定)
開催日時
2025年8月23日(土)09:15–21:00(予定)
会場
大阪・関西万博 関西パビリオン 三重県ブース内

スマートフォン向けARは、ブースのフォトパネルから読み込める3種類の体験として提供されます。種類は以下の通りです。

  1. かぶせ茶(AR体験)
  2. 四日市とんてき(AR体験)
  3. 四日市萬古焼(AR体験)

来場者にはパネルと同デザインのポストカードも配布され、後日でも会場と同様のスマホARを楽しめるよう配慮されています。

背景・目的と今後の展開、そして関係者のコメント

本プロジェクトは、地域観光資源の価値をデジタル技術で高める取り組みの一環です。四日市の工場夜景を擬似体験として提供することで、現地訪問促進や認知度向上を図る狙いがあります。また、伝統文化のデジタル継承を目指し、大入道とこにゅうどうくんを最新のARで再解釈して国内外へ発信することが目的です。

さらに、自治体とスタートアップが協働する官民共創のモデルケースとして、万博のテーマの一つである「誰一人取り残さない」に合致する、言語に依存しない視覚的に理解できるコンテンツ制作を目指しています。

今後の具体的な計画

OnePlanetと四日市市は、会場で取得するフィードバックを踏まえ、以下の展開を検討しています。

  • 市内でのイベントや大型連休に合わせた常設化の検討(会場フィードバックを基に検討)
  • 多言語対応およびアクセシビリティ対応の強化(英語・中国語およびユニバーサルデザイン字幕の開発予定)
  • スマホARの二次活用による市内回遊設計の推進

これらは万博で得られる利用者の反応や技術的な検証結果を基礎に進められます。

関係者のコメント

四日市市長の森智広氏は次のように述べています。

「四日市市の観光資源である“工場夜景”と、“大入道(おにゅうどう)”と“こにゅうどうくん”が、AR技術によって共演する姿は、私自身もびっくりするほどリアルで迫力がありました。子どもから大人まで直感的に楽しんでいただける内容となっておりますので、ぜひ万博の場で四日市の魅力を体験していただければ幸いです。」

OnePlanet 代表取締役社長 村上智彦氏は次のようにコメントしています。

「Apple Vision Pro の空間演出と当社のAR表現で、地域の観光資源と伝承文化をコラボレーションさせて、“未来の観光体験”へと進化させるチャレンジを万博で提供します。当日はリアルとデジタルが融合する“1分半の感動”をお楽しみください。」

本取り組みの要点整理

以下は本記事で触れた主要情報を表形式で整理したものです。イベントの日時、会場、体験仕様、連絡先などを一覧で確認できます。

項目 内容
プレスリリース配信日 2025年8月20日 13:00
事前発表(記者会見) 2025年8月19日(火)11:00(四日市市役所にて森市長が記者会見)
体験タイトル 『よ!よ!よ!四日市!』
体験日 2025年8月23日(土)09:15–21:00(予定)
会場 大阪・関西万博 関西パビリオン 三重県ブース内
体験媒体 Apple Vision Pro(端末3台)、スマホ向けAR(3種類)
体験時間 1分30秒(1回)
参加料 無料(1時間あたり約30名を想定)
主な見どころ 四日市コンビナートの工場夜景/大入道(全高約9m)3DCG/こにゅうどうくん3DCGによる共演
スマホARの内容 かぶせ茶、四日市とんてき、四日市萬古焼の3種類(ブースの二次元コードからアクセス)
衛生対策 ゴーグル用マスクを用意(衛生面を配慮)
プロジェクト目的 地域資源の体験価値向上、文化のデジタル継承、官民共創モデルの提示
企画・開発 株式会社OnePlanet(代表取締役社長:村上智彦)
会社情報/問い合わせ OnePlanet コーポレートサイト: https://1planet.co.jp
E-mail: info@1planet.co.jp
関連リンク https://www.you-yokkaichi.com/2025/08/19/40388/

本記事では、OnePlanetと四日市市の協働により実現するApple Vision Pro向け没入型アプリ『よ!よ!よ!四日市!』の目的、技術的な構成、会場での運用方法、スマホ連動コンテンツ、今後の展開案、関係者コメント、問い合わせ先までを網羅的に整理しました。万博会場で提供される1分30秒の没入体験を軸に、地域の魅力を視覚的に伝える設計が施されている点が本取り組みの要点です。

参考リンク: