note初の株主優待、11/30基準でnoteポイント贈呈

note株主優待導入

開催日:11月30日

note株主優待導入
これって自分は対象になるの?
毎年11月30日時点で同一株主番号で100株以上かつ1年以上の継続保有が条件。継続は5月末と11月末の名簿で3回以上連続して100株以上記録されること(初回は2024/11/30、2025/5/31、2025/11/30が対象)。
ポイントはいつ、どうやってもらえるの?
付与は定時株主総会の招集通知に同封される案内で実施。付与額は100株以上200株未満が3,000ポイント、200株以上が6,000ポイントで、1ポイント=1円相当としてnoteの有料コンテンツ購入に使える。

株主への還元をnote体験でつなぐ狙いと背景

note株式会社は2025年8月19日15時30分に、初めての株主優待制度の導入を発表しました。優待の内容は、noteの有料記事やコンテンツの購入に使える「noteポイント」です。株主に実際にサービスを体験してもらうことで事業への理解を深めると同時に、クリエイターの収益向上やプラットフォームの成長につなげることを目的としています。

導入の背景には、上場以降の株主数の急増と個人投資家の拡大があります。noteは2022年12月に上場して以来、株主からの支援を受けており、Googleとの資本業務提携への反響も影響して、株主数が短期間で増加しました。具体的には、2024年11月末の約7,000名から2025年5月末には13,000名超へと増えています。

導入にあたっての主な目的

株主優待制度の導入は、以下の三つの目的を掲げています。まず一つ目は、noteポイントを通じたサービス利用体験により事業理解を促進し、クリエイター支援へ直結させることです。二つ目は、中長期保有の促進であり、1年以上の継続保有を条件にすることで長期的な視点で企業を見守る株主との関係を強化します。三つ目は、保有株数100株から優待対象とすることで、幅広い株主への還元を実現する点です。

また、2024年1月に新NISA制度が開始されたことを受け、個人投資家が全国的に増加しており、個人株主からの優待期待が高まっている現状も導入決定の背景にあります。noteはこのポイント優待を通じて、株主とサービス利用者、クリエイターの間に好循環を作ることを目指しています。

  • 上場:2022年12月
  • 株主数の推移:2024年11月末 約7,000名 → 2025年5月末 13,000名超
  • 個人投資家拡大の追い風:新NISA制度(2024年1月開始)

優待制度の対象条件と具体的な内容

今回発表された株主優待の対象は、毎年11月30日時点の株主名簿に記載された100株以上を保有する株主のうち、1年以上継続保有の条件を満たす方です。継続保有の要件は、毎年5月末日および11月末日の株主名簿に、同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が記録されていることと定義されています。

優待の中身はnoteで利用可能な「noteポイント」の贈呈で、1ポイントは1円相当として有料記事の購入等に使用できます。贈呈されるポイントは保有株数に応じて決まり、100株以上200株未満は3,000ポイント、200株以上は6,000ポイントが付与されます。ポイントは定時株主総会の招集通知に同封して案内が送付されます。

優待の具体的条件

対象株主
毎年11月30日時点の株主名簿に記載された100株以上保有の株主のうち、1年以上継続保有の方
継続保有の条件
毎年5月末日および11月末日の株主名簿に、同一株主番号で3回以上連続して100株以上の保有が記録されていること
優待内容
noteポイントを保有株数に応じて贈呈(1ポイント=1円)
贈呈時期・方法
定時株主総会の招集通知に同封して案内を送付
保有株数 付与されるnoteポイント 円換算
100株以上200株未満 3,000ポイント 3,000円相当
200株以上 6,000ポイント 6,000円相当

開始時期・スケジュールと株主との対話窓口

株主優待制度は、2025年11月30日の株主名簿に記載された株主から開始します。初回の対象となる株主になるためには、2024年11月30日、2025年5月31日、2025年11月30日の株主名簿に同一株主番号で100株以上の継続保有が記録されていることが必要です。贈呈方法は定時株主総会の招集通知に案内を同封しての送付となります。

発表日は2025年8月19日15時30分であり、この時点で制度の概要、適用条件、贈呈時期などの詳細が公表されています。優待開始に伴い、株主との対話にも一層注力するとの方針が示されており、既に運営しているIR向けメディアや株主ミーティングを通じた説明・質疑の機会が継続されます。

株主との継続的な対話手段

noteは投資家向けにIR情報を分かりやすく届けるメディア「IR noteマガジン」を運営しています。ここでは決算の背景や事業戦略を平易に解説することに努めており、株主ミーティングも継続的に開催しています。前回の株主ミーティングでは事業戦略の説明と質疑応答を実施しました。

次回は2026年2月28日(土)の株主総会後に株主ミーティングが予定されています。株主優待の導入に合わせて、これらの対話機会を活用し、株主に対して事業やエコシステムの理解を深めてもらう方針です。

  • 発表日時:2025年8月19日15時30分
  • 優待開始対象:2025年11月30日の株主名簿に記載された株主から開始
  • 初回対象の継続保有条件:2024年11月30日、2025年5月31日、2025年11月30日の株主名簿に同一株主番号で100株以上記録
  • 案内方法:定時株主総会の招集通知に同封して送付
  • 次回株主ミーティング:2026年2月28日(土)の株主総会後を予定

noteの事業概要と今回の取り組みの整理

noteはクリエイターが文章、画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しみ応援できるメディアプラットフォームです。ミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」であり、安心できる雰囲気や多様性を重視したサービス運営を行っています。サービス開始は2014年4月で、これまでに約6,000万件の作品が生まれ、会員数は1,000万人(2025年6月時点)に達しています。

会社情報としては、所在地が〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2、設立日が2011年12月8日、代表取締役CEOは加藤貞顕、コーポレートサイトはhttps://note.jp です。モバイルアプリについてはiOS版とAndroid版が提供されています(iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110、Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note)。また、関連リンクとしてプレスリリース本文の掲載先 https://note.jp/n/n9b03d83a6f9c が示されています。

項目 内容
発表日 2025年8月19日 15時30分
導入目的 事業理解の促進、クリエイター支援、中長期保有の促進、幅広い株主への還元
対象株主 毎年11月30日時点で100株以上保有かつ継続保有要件を満たす株主
継続保有要件 毎年5月末日および11月末日の株主名簿に、同一株主番号で3回以上連続して100株以上の記録
優待内容 100株以上200株未満:3,000ポイント/200株以上:6,000ポイント(1ポイント=1円)
贈呈方法 定時株主総会の招集通知に同封して案内を送付
適用開始 2025年11月30日の株主名簿に記載された株主より開始(初回は2024年11月30日、2025年5月31日、2025年11月30日の名簿に同一株主番号で100株以上の継続保有が必要)
会社情報 所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2/設立日:2011年12月8日/代表:加藤貞顕/コーポレートサイト:https://note.jp

本記事では、note株式会社が発表した株主優待制度の導入に関する発表内容を、導入の背景、優待の対象と具体的内容、スケジュール、株主との対話施策、さらに会社概要を含めて整理しました。優待はnoteポイントを通じて株主にサービスを体験してもらい、その利用がクリエイター支援やプラットフォームのエコシステム形成につながることを目指すものです。

参考リンク: