8月21日開業、メタバースに子ども専用フロア『キッズ館』登場
ベストカレンダー編集部
2025年8月19日 10:08
キッズ館オープン
開催日:8月21日

メタバース商業施設に“子ども専用フロア”──8月21日オープンの『キッズ館』
ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社は、キャラクターショップや地域特化型ショップを集めたメタバース商業施設「そらのうえショッピングモール」の6号館として、小中学生をメインターゲットにした『キッズ館』を2025年8月21日(木)にオープンすると発表しました。プレスリリースは2025年8月19日10時00分に配信されています。
同社は、2022年4月1日のモール開業時点では20代〜30代のZ世代を主な利用者として想定していましたが、2025年に入ってから小学生の利用が増加。モール内で子どもが自由に集い遊ぶ様子が目立つようになったことを受け、子ども向けに安全性や遊び・学びの設計を施した専用空間を整備することにしました。

オープン日時と運営主体
オープン日:2025年8月21日(木)
発表:ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:高橋晃広)
- プレスリリース配信日時:2025年8月19日 10:00
- 公式サイト:https://soranoue.com/
- 企業URL:https://benelic-de.com/
※画像は制作中のイメージ画像および参考イメージ画像として提示されています。

なぜ小学生をターゲットにするのか:利用状況と課題の整理
運営側の観察では、朝の社内ミーティングが行われる小会議室(毎朝9:30〜10:00)に子どもが入ってきて会話に混ざったり、会議室内を走り回るなどの行動が発生していたこと、また夕方16:00〜19:00や夜20:00〜22:00に友人同士でモール内に集合し、内緒話や遊びを楽しんでいることが確認されています。
こうした状況は単に遊びの場がメタバースに移行したというだけでなく、現実世界における遊び場減少、塾等による自由時間の減少、近所での交流が減ったことなど、子どもたちが「ネット上で時間と居場所を共有する」必要性が生まれている背景を示しています。

子ども利用によるリスクと必要な対策
モール内では、既存の企業出店者や大人のファンに対して、子どもが自由に話しかける場面がしばしば発生し、トラブルにつながる可能性があったため、子どもが安心して利用できる環境づくりが求められました。
そのため導入される主な対策は以下の通りです。
- 個人情報の取得制限
- 子どものプライバシー保護の観点から、個人情報取得や取り扱いのルールを明確化します。
- 親の同意が必要なエリア
- 親の同意を得た子どもだけが入れるパスワード付エリアを設け、アクセス管理を実施します。
- 常時の監視体制
- 私服の警備スタッフを常時配置し、問題行動の早期発見と対応を行います。
- なりすましへの配慮
- 大人が子どもと偽る、子どもが大人と偽るといった匿名性のリスクを検証しながら、利用ルールを整備します。

遊びと学びを両立させる空間設計とコンテンツ
『キッズ館』は、地下1階から4階までを吹き抜けにしたアスレチック的な設計を採用し、2階や3階のルームへ到達するまでに様々なギミックや難易度の調整が施されたフロア構成になっています。
子どもでも楽しめるようにアバターや操作感も新たにデザインされています。ゲーム層は、コンシューマーゲームやスマホゲームを遊ぶ世代にも対応する難易度で、大人でも簡単にはクリアできない仕掛けになっています。

フロア別の主なコンテンツ
- 地下1F:水中の酸素が無くなる前に地上へ戻る迷路フロア(タイム制やパズルの要素を含む)
- 2F:鬼ごっこやドッジボールなど身体を使ったアクティブフロア
- 3F:小学校の授業レベルの知識で答えるクイズ、オセロなどの思考型コンテンツを集めたシンキングフロア、話し合いができるコミュニティルーム
- 屋上的設計/その他:ルーム間を移動するアスレチック要素や特別イベント会場
これらのフロアにより、遊びの中で自然に思考力や協調性を育む設計を目指しています。
また、出版社、学習塾、英会話教室などとの連携によって、子ども図書館、職業体験、投資学習、ゲームプログラミング、CGデザインなど、遊びを入り口とした学習コンテンツの導入も検討・調整中です。

そらのうえショッピングモールの現状とログイン環境
そらのうえショッピングモールは、アプリ不要でスマートフォン、パソコン、タブレットからブラウザログインできるメタバース商業施設です。アバターを操作してオンラインショッピングやライブイベントの参加が可能です。
現在、1号館から5号館までが稼働しており、キャラクターショップや古書店、地域ごとのVTuberショップ、ゲームショップ、クリエイターショップなどを含め、現在250店舗以上が出店、写真展やイベント会場も展開されています。

各号館の特徴(既存)
- 1号館:キャラクターショップが集積
- 2号館:神保町の古書店、神田カレーグランプリ受賞店、お茶の水の楽器店等の集積
- 3号館:47都道府県のご当地VTuberが方言で応援大使を務めるお店の集積
- 4号館:ゲームショップの集積
- 5号館:デザイナー、アーティストなどクリエイターのショップ集積
6号館の『キッズ館』は、この既存のラインナップに安全性と子ども向けの学び要素を組み合わせた新しいレイヤーを加えることになります。

企業情報(運営会社)
- 社名
- ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社
- 事業概要
- IT技術を活用した商品、サービスの企画、制作、販売及び運営
- 所在地
- 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9 KDX御茶ノ水ビル4F
- 代表取締役社長
- 高橋晃広
- 関連リンク
- https://benelic-de.com/ / モール公式:https://soranoue.com/

要点の整理(まとめ表)
以下に発表内容を表形式で整理します。主要事実、スケジュール、施設構成、運用上の配慮をわかりやすくまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
施設名 | そらのうえショッピングモール 6号館『キッズ館』 |
オープン日 | 2025年8月21日(木) |
発表日 | 2025年8月19日 10:00(ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社) |
ターゲット | 小学生・小中学生をメイン(既存のモール利用者は20代〜30代中心だったが変化) |
主なコンテンツ | 地下1F:迷路(酸素テーマ)/2F:鬼ごっこ・ドッジボール等/3F:クイズ・オセロ・コミュニティルーム 等 |
安全対策 | 親同意制のパスワード付エリア、個人情報取得制限、常時私服警備スタッフ配置、なりすまし対策の検証 |
学習連携 | 出版社、学習塾、英会話教室と協働し、こども図書館、職業体験、投資学習、ゲームプログラミング、CGデザイン等を計画 |
ログイン環境 | アプリ不要(スマートフォン、パソコン、タブレットのブラウザで利用可能) |
既存モール概況 | 1号館〜5号館稼働、250店舗以上出店、写真展・イベント会場等を展開中 |
運営会社 | ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社(本社:東京都千代田区) |
以上がプレスリリースに基づく『キッズ館』の主な内容です。記事内で示した各種日付、施設構成、運用方針、連携予定などは、発表文の記載に基づいて整理しています。
参考リンク: