8/20出展|浜名湖うなぎ「でしこ」を東京で初披露
ベストカレンダー編集部
2025年8月18日 16:13
でしこ初出展
開催期間:8月20日〜8月22日

浜名湖から届けられた新たな一尾「でしこ」──伝統と革新が織りなす背景
静岡県浜松市の浜名湖は日本のうなぎ養殖発祥の地として知られ、125年にわたる養鰻の歴史を有します。その地で活動する浜名湖養魚漁業協同組合は、2025年8月18日付の発表で、新ブランド浜名湖うなぎ「でしこ」を公表しました。開発は産地の存続を懸けた挑戦であり、ニホンウナギ資源の減少や生産コスト上昇、輸入品との競争という厳しい環境に対応するため、地域の養鰻家が結集して進められたものです。
浜名湖の養鰻家はかつて400軒以上存在しましたが、現在は27軒にまで減少しており、地元の存続とブランド価値の再生が大きな課題となっています。こうした危機感の中で生まれた「でしこ」は、伝統を守りつつ最新の知見や独自の工夫を加えることで、従来の常識を超える品質を目指した結果として誕生しました。ブランド名の由来は、伝統(でんとう)・進化(しんか)・幸福(こうふく)の頭文字を取ったもので、生産者の信念を表現しています。
- 発表
- 浜名湖養魚漁業協同組合(代表理事組合長:外山 昭廣)より2025年8月18日発表
- ブランド名の意味
- 伝統・進化・幸福の頭文字を取った「でしこ」

シーフードショー東京初出展──出展の意図と会場での提供内容
「でしこ」は、2025年8月20日(水)から22日(金)に東京ビッグサイト東展示棟で開催される「第27回 ジャパン・インターナショナル・シーフードショー東京」に初出展します。出展ブースはU-62で、出展時間は8月20日から21日までが10:00~17:00、最終日22日は10:00~16:00となっています(会期:2025年8月20日~22日)。
本出展はエネルギー・産業ガスのリーディングカンパニーである岩谷産業株式会社との共同出展です。岩谷産業は浜名湖の陸上養殖事業において温水ボイラなどの供給を通じて生育環境の維持支援を行っており、事業の技術的パートナーとして不可欠な役割を果たしています。

ブースで体験できること
展示ブースでは「でしこ」の魅力を業界関係者に直接伝えるための試食や説明が用意されます。生産者や組合員による品質・養殖方法に関する説明を受けることができるほか、お取引に関する個別相談会も実施されます。
- 出展内容:新ブランド「浜名湖うなぎ『でしこ』」の紹介
- 試食:『でしこ』白焼きの試食提供
- 説明:生産者(養鰻家)や組合員による養殖・品質説明
- 相談:取引・導入に関する個別相談会
- 出展情報:共同出展(岩谷産業株式会社)/ブース番号 U-62
製品情報は公式ページでも確認できます:https://www.hamanako-eel.jp/deshico/

品質・評価の実績──Makuakeでの成功と食味の数値的裏付け
「でしこ」はクラウドファンディングによる先行販売で明確な市場支持を得ています。2024年12月よりMakuakeにて販売を開始し、目標金額50万円に対して最終的に953名の支援者から1,533万円を超える支援金を獲得しました。これによりMakuakeのうなぎカテゴリーにおいて歴代応援購入総額で日本一を記録し、消費者や地域からの高い支持を実証しています。
食味や品質面でも具体的な数値が示されています。従来の国産うなぎと比較した場合、でしこの脂質量は28.6gで、従来の国産うなぎの21.6gを大きく上回ります。この脂のりの良さが、焼き上げた際の香ばしさと濃厚な旨味を生み出します。

味わいと食感の特徴
でしこは肉厚でふっくらとした身が特徴で、噛むたびに広がる弾力と旨味が評価されています。皮は焼いても硬くなりにくく、香ばしさと柔らかさを両立します。蒲焼きだけでなく白焼きでも素材の旨味を最大限に引き出せるため、調理の幅が広がります。
- 肉厚で弾力のある身(箸で切れる柔らかさ)
- 脂のりが良く、甘みと深みのある味わい
- 皮は香ばしく柔らかさを保つ
- プロの評価:浜松の料理人や老舗店の料理人から高評価を獲得
指標 | でしこ | 従来の国産うなぎ |
---|---|---|
脂質量 | 28.6g | 21.6g |
Makuake支援者数 | 953名 | (目標50万円に対し) |
Makuake支援金額 | 1,533万円超 | 目標金額 50万円 |

流通・業務用対応と組合の取り組み、問い合わせ窓口
すでに一部高級飲食店(東京・京都・大阪)での採用が進んでおり、永田町の『北白川』や老舗の高級鰻専門店、某有名ブランドのフレンチレストランでも使用実績があります。飲食業界・流通関係者向けには小ロットからの業務用対応体制を整え、冷凍・活鰻での配送にも対応可能です。導入に関する問い合わせや個別相談は展示ブースで受け付けられます。
浜名湖養魚漁業協同組合は1949年(昭和24年)設立で、現在27軒の養鰻家が所属しています。組合はシラスウナギの配給、飼料の共同購入、生産・販売・加工までを一貫して手がけ、「土づくり、水づくり、人づくり」を理念に掲げています。ミニHACCP対応工場の運営やトレーサビリティシステムの導入など、安全・安心で高品質なうなぎの安定供給に努めています。

業務用・販売に関する主な対応
- 小ロットからの業務用供給対応
- 冷凍・活鰻での配送体制の整備
- 高級飲食店への採用実績によるブランド性の確立
- 問い合わせ先
- 浜名湖養魚漁業協同組合 担当:販売部長 伊藤
- 住所
- 〒431-0203 静岡県浜松市中央区馬郡町2465
- 電話番号
- 053-592-0123
- メール
- hamanako@maruhama.or.jp
- 公式オンラインストア
- https://www.hamanako-eel.jp/
- 製品ページ
- https://www.hamanako-eel.jp/deshico/
- 組合公式
- https://maruhama.or.jp/
要点の整理
以下の表は、本記事で紹介した「でしこ」と出展に関する主要な情報を項目別に整理したものです。出展情報、製品の特徴、実績、組合の連絡先など、関係者や業界関係者が参照しやすいようにまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
ブランド名 | 浜名湖うなぎ「でしこ」 |
発表日 | 2025年8月18日(15:35発表) |
出展イベント | 第27回 ジャパン・インターナショナル・シーフードショー東京 |
開催日時 | 2025年8月20日(水)~22日(金) 10:00~17:00(最終日16:00まで) |
会場 | 東京ビッグサイト 東展示棟 |
ブース番号 | U-62(共同出展:岩谷産業株式会社) |
Makuake 実績 | 目標50万円に対し、953名から1,533万円超の支援(うなぎカテゴリー歴代応援購入総額 日本一) |
品質指標(脂質量) | でしこ:28.6g、従来国産うなぎ:21.6g |
養鰻家数 | 現在27軒(組合所属) |
組合設立年 | 1949年(昭和24年) |
問い合わせ | 浜名湖養魚漁業協同組合 担当:販売部長 伊藤/TEL:053-592-0123/E-mail:hamanako@maruhama.or.jp |
関連URL | 製品ページ、公式オンラインストア、組合公式 |
上記はプレスリリースに基づく情報の要約であり、「でしこ」が掲げる品質や出展内容、流通対応の詳細を整理したものです。製品への具体的な導入や取引の相談は、表にある連絡先へ問い合わせることができます。
参考リンク: