藻類素材の椅子『蓮/REN』予約開始、10/14発売予定

藻類スツール蓮予約

開催日:8月18日

藻類スツール蓮予約
いつから予約できるの?
先行予約は2025年8月18日からブランドの予約サイトで受付開始。一般販売は2025年10月14日開始で、先行予約100脚にはシリアルナンバープレートが付く。詳細や価格は公式サイトで確認して下さい。
素材や製造の特徴って何?
微細藻類を混ぜた植物由来のバイオエンプラ(バイオプラスチック)をペレット状にし、ロボットアーム型やペレット式3Dプリンタで成形。リサイクル設計を組み込み循環型ものづくりを目指している。

藻類を素材とした新しい椅子『蓮/REN』の予約受付が始まる

エス.ラボ株式会社(本社:京都市)は、2025年8月18日12時00分に、「藻類スツール 蓮/REN」の予約受付開始を発表しました。これは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)日本館における「双鶴」共創プロジェクトの協賛に伴う製品展開として位置づけられています。

発表によれば、予約サイトを開設し、先行予約は2025年8月18日より開始、販売は2025年10月14日より開始されます。製品は今後『蓮/REN』としてブランド展開を進める旨が明記されています。

「藻類スツール 蓮/REN」予約受付開始を決定 画像 2

発表日時と背景

発表日時は2025年8月18日12時00分。発表文には、開幕から約4か月が経過した日本館展示への来訪や反響を受け、共創プロジェクト宛てに多くの問い合わせと要望が寄せられたことが記されています。

こうした反響に応える形で、製品の予約サイト開設と販売開始の方針が示されています。製品化の経緯は展示で示した循環型ものづくりの実践から発展したものです。

「藻類スツール 蓮/REN」予約受付開始を決定 画像 3

素材とデザイン――自然・時・心の巡りを形にする

『蓮/REN』は「〜自然・時・心、すべての巡りが生み出す未来をみる椅子〜」をコンセプトに掲げています。テクノロジーの進化と合理性が求められる時代において、「かんじること」を取り戻すための存在として、座る行為を通じて過去と未来をつなぐ時間を提供することを目指しています。

このコンセプトに基づき、素材面では自然由来の微細藻類と植物由来のバイオエンプラ(バイオプラスチック)を活用しています。素材の選定・調整は、環境や色彩の観点を踏まえて行われており、見た目と手触りの両面で自然由来素材の特性を反映させています。

「藻類スツール 蓮/REN」予約受付開始を決定 画像 4

素材の特徴と製造上の工夫

使用される素材は微細藻類を混ぜ込んだペレット状のバイオプラスチックで、ペレット式3Dプリンタやロボットアーム型の3Dプリンタにより成形されます。素材は植物由来成分を主とし、持続可能性とリサイクル性を重視して設計されています。

製造プロセスでは、素材の混合比や色彩調整、成形条件が厳密に管理され、製品ごとの一貫性を確保するための試作・検証が行われました。製造段階からリサイクルを組み込む取り組みが設計されている点が特徴です。

3Dプリント・循環型ものづくりの現場とプロジェクト体制

『蓮/REN』は、2025年日本国際博覧会日本館の「ファクトリーエリア」における常設展示「双鶴」にて、実際にロボットアーム型3Dプリンタを用いて製作される過程が公開されました。ここでは藻類を混ぜ込んだバイオプラスチックを用い、製造からリサイクルまでの循環を示す仕組みが実演されています。

この展示は、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センターを中心とした「双鶴」共創プロジェクトによるもので、複数の大学・企業が共同で参画しています。エス.ラボはロボットアーム型3Dプリンタのヘッド部分およびスツール製造、リサイクルラボシステムを担当しました。

常設展示名
双鶴(ファクトリーエリア)
展示の要旨
藻類混合バイオプラスチックを素材とし、2機のロボットアーム型3Dプリンタでスツールを製作する過程を公開。循環型ものづくりを可視化。
エス.ラボの担当
3Dプリンタヘッド部分、スツール製造、リサイクルラボシステムの構築・運用

共創プロジェクトの構成員

発表資料には「双鶴」共創プロジェクトの構成員が明記されています。参加組織は大学の研究機関と民間企業が混在し、素材研究から製造、デジタル設計、加工技術までをカバーする体制です。

  • 慶應義塾大学 COI-NEXT(共生アップサイクル)
  • 金沢大学 COI-NEXT(多糖類バイオプラ循環)
  • エス.ラボ 株式会社
  • 株式会社 DigitalArchi
  • 株式会社放電精密加工研究所

予約商品・販売スケジュール・問合せ先

『蓮/REN』の予約対象商品は次の3種類です。個別販売とセット、そしてミニチュア版の取り扱いが用意されています。販売形態や価格はウェブサイトにて確認する必要があります。

先行予約は2025年8月18日より開始、一般販売は2025年10月14日開始。先行予約特典として、スツール100脚にはシリアルナンバープレートが同封されます。

  1. スツール(単体)
  2. スツール3脚セット
  3. 1/3スケール ミニチュア家具

販売形態や価格、納期等の詳細はブランドウェブサイトで案内されています。

ブランドウェブサイト: http://ren-online.com

問い合わせ情報

問い合わせ先として、エス.ラボ株式会社の営業部連絡先が公開されています。ウェブや電話、メールでの問い合わせが可能です。

社名
エス.ラボ 株式会社
本社所在地
京都市
ホームページ
siab.jp
担当部署
営業部
電話番号
075-634-9577
メールアドレス
ren@slab.jp

関係者と制作クレジット、コミュニケーション体制

製品開発からコミュニケーションまで、担当者と役割が明確に示されています。設計・素材・製造、さらにウェブ運用やブランド表現まで多様な専門家が参加しています。

以下に主な担当と役割を列挙します。これにより、製品の企画段階から実際の製造、発信まで一貫した体制で進められていることが確認できます。

  • 企画設計・基本設計:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター センター長 田中浩也(環境情報学部教授)
  • 実施設計・詳細設計:慶應義塾大学KGRI 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター 特任講師 湯浅亮平
  • 材料設計・色彩調整:株式会社放電精密加工研究所(兼 慶應義塾大学SFC研究所所員) 高橋 昭人
  • 製造:エス.ラボ株式会社
  • サイト運営者:エス.ラボ株式会社
  • コミュニケーション設計:田上智子(株式会社シナジア)
  • ブランディング/コピー:北原規稚子(株式会社MICHI)
  • ブランドロゴ/サイトデザイン:井上悠
  • 動画制作:高橋秀介(有限会社ティ・キューブ)
  • 写真:玉置順子(有限会社ティ・キューブ)
  • 撮影&サイトディレクション:小林沙織(Salion Lab)

これらの担当者および組織により、製品の設計から素材開発、製造、表現・発信までを連携して実施する体制が整えられています。

要点の整理

ここまでに記載した発表内容を一覧表にまとめ、主要なポイントを整理します。表の後に短く本文の締めくくりを記載します。

項目 内容
製品名 藻類スツール 蓮/REN
発表者 エス.ラボ 株式会社(本社:京都市)
発表日時 2025年8月18日 12時00分
予約開始 2025年8月18日(先行予約開始)
販売開始 2025年10月14日
販売形態 スツール(単体)、スツール3脚セット、1/3スケール ミニチュア家具
先行予約特典 スツール先行予約100脚にシリアルナンバープレート同封
素材 微細藻類混合の植物由来バイオエンプラ(バイオプラスチック)
製造技術 ロボットアーム型3Dプリンタ、ペレット式3Dプリンタ等を活用
展示場所 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)日本館 ファクトリーエリア(双鶴)
担当連絡先 エス.ラボ 株式会社 営業部 電話 075-634-9577 メール ren@slab.jp ウェブサイト http://ren-online.com
共創メンバー 慶應義塾大学COI-NEXT、金沢大学COI-NEXT、エス.ラボ、DigitalArchi、放電精密加工研究所 他

上表は発表資料に基づく主要事項の整理です。販売価格や詳細な販売形態、納期、支払条件などの最新情報はブランドウェブサイトで案内されるため、購入を検討する場合はサイトでの確認が必要です。