8/24開催|出雲・平田で暮らしと移住を考える講演会
ベストカレンダー編集部
2025年8月17日 21:53
出雲・平田定住講演会
開催日:8月24日

出雲・平田で「暮らし」と「つながり」を改めて考える背景
「島根の未来は、ここから始まる。」という言葉とともに、出雲市平田地域で定住促進に向けた取り組みが具体化しています。人口減少と地域経済の縮小という課題に直面する中、平田商工会議所 定住促進委員会は令和5年度(2023年度)より本格的に定住促進の取り組みを開始し、空き家や空き店舗の調査を進め、移住希望者が暮らしやすい環境づくりに力を注いでいます。
こうした現地の取り組みを踏まえ、地域の内外や世代を越えて対話する場として、2025年8月24日(日)に「出雲・平田の暮らしを感じる 定住促進講演会&パネルディスカッション」が開催されます。本稿では、開催の目的・背景、当日のプログラム、登壇者のプロフィール、参加方法と連絡先を漏れなく整理して伝えます。
- 主催
- 平田商工会議所 定住促進委員会
- 取り組みの開始時期
- 令和5年度より本格的に定住促進の取り組みを開始
- 取り組み内容
- 空き家・空き店舗の調査、移住希望者が暮らしやすい環境づくり

プログラムの全体像:講演と多様なパネリストによる対話
イベントは午後の2時間を使って、二部構成で進行します。第1部は講演会、第2部はパネルディスカッションとして、学びと双方向の議論を組み合わせた構成です。会場は平田学習館(平田図書館2階)で、入場は無料、定員は200名です。
モデレーターやパネリストは、地域で活動する当事者や移住経験者、高校生など世代や背景が異なる顔ぶれがそろい、暮らし、仕事、コミュニティ形成について具体的で実践的な話題が交わされる予定です。

第1部:講演会 ― 「日本の未来は島根がつくる」
講師は島根県立大学 准教授の田中輝美(たなか てるみ)氏で、テーマは「日本の未来は島根がつくる」です。人口減少が進む中で地方が持つ可能性と魅力、関係人口の重要性や地域メディアの役割などを学術的かつ現場の視点から語ります。
田中氏は地域の未来や関係人口の研究で知られるローカルジャーナリスト出身の研究者であり、地域づくりに関する実践的な取り組みも手がけています。講演では研究成果と現場経験を踏まえた視点が提供される予定です。
- 田中輝美 氏(講師/コメンテーター)
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- 出身・在住:島根県浜田市
- 学歴:大阪大学文学部卒、大阪大学大学院人間科学研究科にて博士号(関係人口の研究)
- 経歴:山陰中央新報社で政治・医療・教育・地域づくりなどを取材。2013年新聞協会賞。2014年独立しローカルジャーナリストとして活動。
- 研究・出版:著書に『関係人口の社会学』(日本社会関係学会賞・最優秀賞)、『関係人口をつくる』など。
- 実践:年刊誌『みんなでつくる中国山地』創刊、旧農協の再生プロジェクト「美又共存同栄ハウス」の運営(2023年)

第2部:パネルディスカッション ― 多様な当事者が語るリアル
モデレーターは地域活動の第一線で活躍する吉岡拓也(よしおか たくや)氏が務めます。吉岡氏のファシリテーションにより、地域に関わる多様な立場からの意見交換が行われます。パネリストには移住者、元地域おこし協力隊、高校生、農業経営者などが登壇します。
議論は「暮らし」「仕事」「コミュニティ」の3つの軸を中心に進められ、参加者との質疑応答も予定されています。世代間の視点や実務的な空き家活用の取り組み、商品開発や地域経済循環の事例といった具体的な話題が共有されます。
- モデレーター:吉岡拓也 氏
作業療法士としての医療現場経験を経てNPO法人ひらた空き家再生舎を設立し、空き家活用による地域活性化に取り組む。平田青年会議所で理事長も務め、地域ビジョン策定や多世代交流の場づくりに尽力。2025年に出雲市議会議員に初当選。不登校支援や地域づくりにも携わる。
モデレーターとしては地域課題の現場知識と行政との接点を持ち、議論の整理と実践的な示唆を引き出す役割を担います。
- パネリスト:奥村隼也(おくむら しゅんや)氏
株式会社HAYABUSA代表取締役、株式会社UM INDSTRY取締役副社長、吉本興業所属の島根県住みます芸人。芸歴17年目。2013年に鳥取県へ移住、2020年に島根県邑南町へ地域おこし協力隊として移住。
地域内経済循環を目指す商品開発(食べる醤油「おおなんの宝」等)、クラフトビールや観光促進、2022年に株式会社HAYABUSAを設立、2023年には松江市で株式会社UM INDSTRYを設立。現在は旧大谷小学校の中にあるレストラン「火と時」を運営するなど地域の産業化に取り組む。
- パネリスト:野島悠希(のじま ゆうき)氏
島根県立平田高等学校3年生、生徒会長。2024年「しまね未来共創チャレンジ」第3期生として「RoadStationHirata」プロジェクトを立ち上げ、県内初となる高校生主催のフードフェスを開催し約1,500人を動員するなど地域の注目を集めた。
校内外での活動(「すずかけ荘」の運営など)を通じ、若い世代の視点から地域への関わり方や次世代リーダーの役割を語る代表的存在です。
- パネリスト:朝枝尚子(あさえだ なおこ)氏
島根県安来市出身。東京農業大学農学部造園学科卒、和ハーブフィールドマスター、和ハーブフードディレクター。令和4年にJターン移住し、出雲市地域おこし協力隊平田地域担当として着任。
任期後は平田の中山間地域に定住してカフェをオープンし、地域資源を生かした飲食の視点から地域の魅力づくりに関わっています。
- パネリスト:小松正嗣(こまつ まさつぐ)氏
兵庫県出身。大学時代を島根で過ごし、東日本大震災を契機に農業を志す。島根へIターンし西条柿の魅力に惹かれて就農、修行の後2014年に独立、2018年に柿壺株式会社を設立。
生産と事業化の両面で地域の農業に関わる経験から、地方での「生きることに直結する仕事」の実践例を紹介します。

参加方法・当日の実務情報と問い合わせ先
イベントの開催日時は令和7年(2025年)8月24日(日)14:00~16:00、受付開始は13:20です。会場は平田学習館(平田図書館2階)で、住所は出雲市平田町2110-1となります。入場は無料で定員は200名です。
申し込み・お問い合わせは平田商工会議所 定住促進委員会(担当:佐藤・高橋)へ。電話、FAX、電子メール、ホームページのいずれかで連絡が可能です。案内によれば、掲示されている二次元コードを読み取り専用フォームから入力するだけで申し込みが完了する手続きが用意されています。
- 申込・お問い合わせ
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- TEL:0853-63-3211
- FAX:0853-63-3346
- E-mail:takahashi@hirata-cci.or.jp
- ホームページ:https://www.hirata-cci.or.jp

開催概要の整理と連絡先(要点を表で整理)
ここまでに記載したポイントを改めて整理します。講演とパネルディスカッションを通じて、地域の当事者や移住経験者、高校生らが「暮らし」や「つながり」について具体的に議論します。入場は無料で、受付は当日13:20からです。
以下の表は開催日時、会場、主催、参加定員、連絡先など、参加を検討するうえで必要な情報を一目で確認できるようにまとめたものです。申し込みは電話・FAX・メールのほか、掲示された二次元コードからの専用フォーム入力で行えます。
項目 | 内容 |
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イベント名 | 出雲・平田の暮らしを感じる 定住促進講演会&パネルディスカッション |
開催日時 | 令和7年(2025年)8月24日(日)14:00~16:00(受付 13:20~) |
会場 | 平田学習館(平田図書館2階) 住所:出雲市平田町2110-1 |
主催 | 平田商工会議所 定住促進委員会 |
定員 | 200名(入場無料) |
申込・問い合わせ | 平田商工会議所 定住促進委員会(担当:佐藤・高橋) TEL:0853-63-3211 FAX:0853-63-3346 E-mail:takahashi@hirata-cci.or.jp ホームページ:https://www.hirata-cci.or.jp |
登壇者(主な顔ぶれ) | 講師:田中輝美(島根県立大学 准教授) モデレーター:吉岡拓也(出雲市議・NPO代表) パネリスト:奥村隼也(Iターン/事業者)、野島悠希(平田高校3年生)、朝枝尚子(元地域おこし協力隊・飲食店経営)、小松正嗣(柿壺株式会社 代表) |
申込方法 | 掲示の二次元コードを読み取り、専用フォームから入力して申し込み |
本イベントは出雲・平田地域の内外、世代を超えた対話を通じて地域の魅力と可能性を再発見する場として設計されています。地域の実践事例や当事者の声を直接聞ける機会であり、移住や地域づくりに関心のある人にとって有益な情報交換の場になる見込みです。SNS用のハッシュタグとしては「#島根移住」「#出雲平田」「#地方移住」「#定住促進」「#地域コミュニティ」「#空き家活用」「#移住相談」「#島根の未来」などが示されています。