9月9日設定の新投信、SBIがオルタナ第2弾を募集開始

SBIの新オルタナ投信開始

開催期間:8月15日〜9月8日

このファンドって何が特徴なの?
海外の主要運用会社が運用するETFを通じて、非公開ローンなどのプライベート・クレジットとバンクローン等のパブリック・クレジット両方に分散投資する国内公募の投信で、基準価額は毎営業日公表、年4回決算の設計です。
いつから買えて、解約や費用はどうなってるの?
SBI証券での募集は2025年8月15日開始〜9月8日まで、設定日は2025年9月9日。申込・解約は原則毎営業日可能だが解約代金は6営業日目以降、信託報酬は約1.5204%です。

SBIグループが示す「オルタナティブ投資の民主化」第2弾の全容

2025年8月15日、株式会社SBI証券はSBIアセットマネジメントが設定・運用を開始する新ファンド「SBI オルタナティブ・ハイインカム・セレクト・ファンド(年4回決算型)」の募集取扱い開始を発表しました。発表日時は同日16時30分であり、当ファンドの設定日は2025年9月9日(火)と定められています。

本件はSBIグループが掲げる「オルタナティブ投資の民主化」というコンセプトに基づく商品提供の第2弾に当たり、個人投資家向けにオルタナティブ資産へのアクセスを拡大する狙いが明確になっています。SBI証券とSBIアセットマネジメントそれぞれの所在地・代表者情報も公表されています。

発表主体と日程の確認

今回の発表は、株式会社SBI証券(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙村 正人)より行われました。運用はSBIアセットマネジメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:梅本 賢一)が担当します。

重要な日程は次の通りです。当初募集期間は2025年8月15日(金)から2025年9月8日(月)設定日は2025年9月9日(火)です。SBI証券での募集取扱いは発表日である2025年8月15日から開始しています。

ファンドの仕組みと投資対象の詳細

当ファンドは、複数の外資系大手資産運用会社が運用する海外ETFを通じて、プライベート・クレジット(非公開ローンや担保付き債権等)パブリック・クレジット(バンクローン、CLO、ハイイールド債など)双方に投資を行えるよう設計されています。投資信託として国内公募形式を採用しているため、基準価額は毎営業日に公表されます。

この構成により、直接投資が難しい非公開資産やローン関連のクレジットへ、ETFを介して分散投資することができます。投資対象ファンドの組み合わせにより、利回り追求とクレジット分散を図る点が特徴とされています。

対象となる外部ETF(投資対象ファンド)

当ファンドが想定する投資対象ファンドは以下の通り発表されています。各ファンドは主に外資系運用会社によるETFや投資信託型商品です。

  • KKR クレジット・インカム・ファンド(ティッカー:KKC)
  • SPDR ブラックストーン・シニアローンETF(ティッカー:SRLN)
  • フランクリン・シニアローンETF(ティッカー:FLBL)
  • ジャナス・ヘンダーソン・B-BBB CLO ETF(ティッカー:JBBB)
  • SPDR SSGA IG パブリック&プライベートクレジット ETF(ティッカー:PRIV)

上記の組み合わせにより、パブリック・クレジットとプライベート・クレジットの両面から収益機会を狙う設計です。投資配分は有価証券届出書提出時点で想定される配分を基に算出されています。

運用の機動性・手続き・費用とリスク

当ファンドは一般的な国内公募投信と同様に、基準価額が毎営業日公表されるため、原則として毎営業日に申込・解約が可能です。これは非公開資産を中心に組成するオルタナティブ投資商品としては機動性の高い構成です。

ただし解約代金の支払日は特記事項があり、解約代金は6営業日目以降に受け取り可能とされている点は投資判断の際に留意する必要があります。具体的な資金流動性とタイミングを理解した上で検討することが重要です。

想定される実質的な負担(信託報酬)

投資者が負担する信託報酬率(実質的な負担、年率・税込)は1.5204%程度と公表されています。この数値は投資対象ファンドの信託報酬を加味して、有価証券届出書提出時点で想定される投資配分を基に試算したものです。

手数料以外にも、各商品に固有のコストや為替・信用リスク等が発生する可能性があるため、詳細はSBI証券の当該商品ページや契約締結前交付書面で確認する必要がある旨が明記されています。

取扱い口座・法的表示・加入協会

SBI証券における証券総合口座の開設料・管理料は無料です。商品ごとに所定の手数料や必要経費が発生する場合があること、また価格変動により損失が生じる可能性があることも注記されています。

SBI証券:商号等・登録番号
株式会社SBI証券(金融商品取引業者、商品先物取引業者) 登録番号 関東財務局長(金商)第44号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
SBIアセットマネジメント:商号等・登録番号
SBIアセットマネジメント株式会社(金融商品取引業者) 登録番号 関東財務局長(金商)第311号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

販売にあたっての注意点とリンク先の案内

公表されている情報には、手数料やリスクに関する一般的な注意喚起が含まれています。各商品への投資に際しては、商品毎に手数料やリスクの性質が異なるため、詳細はSBI証券の該当商品ページ、金融商品取引法等に係る表示、あるいは契約締結前交付書面等を参照するよう案内されています。

販売に関する具体的な流れ、口座要件、募集期間中の取扱い方法については、SBI証券のWEBサイト上に設けられた当ファンド特集ページでの確認が推奨されています。SBI証券の公式サイトURLは以下の通りです。

また、同社は本ファンドを通じて低コストで良質な運用商品の提供を目指す姿勢を掲げていますが、これは投資家が自身の投資目的・リスク許容度に照らして判断する必要がある点に変わりはありません。

要点の整理(一覧表)

以下に本記事で紹介した内容を表形式で整理します。主要な日程、費用、投資対象、取扱いおよび運営会社情報が一目で分かるようまとめています。

項目 内容
ファンド名 SBI オルタナティブ・ハイインカム・セレクト・ファンド(年4回決算型)
発表日(SBI証券) 2025年8月15日(16時30分)
当初募集期間 2025年8月15日(金)〜2025年9月8日(月)
設定日 2025年9月9日(火)
商品区分 追加型投信/海外/その他資産(パブリック・クレジット、プライベート・クレジット)
想定実質負担(年率・税込) 1.5204%程度(投資対象ファンドの信託報酬を加味して試算)
投資対象ファンド(ティッカー) KKC(KKR クレジット・インカム・ファンド)、SRLN(SPDR ブラックストーン・シニアローンETF)、FLBL(フランクリン・シニアローンETF)、JBBB(ジャナス・ヘンダーソン・B-BBB CLO ETF)、PRIV(SPDR SSGA IG パブリック&プライベートクレジット ETF)
申込・解約 基準価額は毎営業日公表。原則として毎営業日に申込・解約可能。解約代金は6営業日目以降に受取り可能。
販売・取扱い SBI証券での募集取扱いを開始(SBI証券WEBサイトに特集ページあり)
運用会社 SBIアセットマネジメント株式会社(代表取締役社長:梅本 賢一)
販売会社 株式会社SBI証券(代表取締役社長:髙村 正人)
法的表示・登録 SBI証券:関東財務局長(金商)第44号、SBIアセット:関東財務局長(金商)第311号、各種加入協会あり
関連リンク https://www.sbisec.co.jp/

本表はプレスリリースに基づく情報を整理したもので、日程や数値は発表時点の公表データです。投資を検討する際は、最新の有価証券届出書、販売資料、契約締結前交付書面等を確認の上、投資目的やリスク許容度と照らして判断されることが望まれます。

以上がSBI証券による「SBI オルタナティブ・ハイインカム・セレクト・ファンド(年4回決算型)」の募集取扱い開始に関する主要な情報の整理です。発表内容は運用開始日・募集期間・投資対象・費用等の重要事項を含んでおり、関係する法的表示や加入協会の情報も併記されています。

参考リンク: