ダイセル、万博Dialogue Theaterで展示「記憶の継承」が8月21日開幕

記憶の継承展

開催期間:8月21日〜9月4日

記憶の継承展
この展示っていつどこでやるの?入場に予約は必要?
会期は2025年8月21日〜9月4日、会場は大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」内の「森の集会所」。開場は9:00〜21:00で入場は予約不要です。
展示の内容ってどんな感じ?セルロイドに詳しくなくても見に行ける?
5つのテーマでセルロイドの起源から映画フィルム、現代の素材応用、環境配慮や将来の取り組みまで紹介。実物資料や映像・解説パネル中心で専門知識がなくても楽しめます。

セルロイドとダイセル:起源から現在までのつながり

株式会社ダイセルは本社を大阪市北区に置き、代表取締役社長は榊 康裕氏です。2025年8月15日付の発表によれば、同社は2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、河瀨直美氏がプロデュースするシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」に協賛(ゴールドパートナー)し、その施設内の「森の集会所」にて展示イベント「記憶の継承」を開催します。

ダイセルの事業史は、世界で最初の人工プラスチックとされるセルロイドの取り扱いに由来しており、今回の展示は同社の祖業であるセルロイド、その発展を起点とした現在のグループ事業・製品、さらには将来に向けた取り組みを広く紹介する内容となっています。プレスリリースは2025年8月15日 09時57分の発信です。

大阪・関西万博 Dialogue Theater -いのちのあかし-「森の集会所」にて展示イベント「記憶の継承」を開催 画像 2

「記憶の継承」展示の全体構成と運営情報

展示は「ダイセルウィーク『記憶の継承』」という名称で行われ、開催期間は2025年8月21日(木)~9月4日(木)です。会場はシグネチャーパビリオンDialogue Theater -いのちのあかし-内の「森の集会所」で、入場は予約不要、開場時間は9:00~21:00となっています。

展示の構成は5つのテーマで整理されており、それぞれがセルロイドの歴史的役割から、映画フィルムとしての発展、現代の素材応用、未来への継承に至るまでを網羅する内容です。以下の章で各テーマを詳述します。

テーマ1:セルロイドとは

この章では、セルロイドが世界で最初の人工プラスチックとしてどのように誕生し、日本で本格生産が始まったのかという歴史的背景を紹介します。素材の化学的特徴や当時の製造技術、工場の立地と生産体制、初期の用途に関する説明を行います。

併せてセルロイドの社会的影響にも触れ、日用品や玩具、生活用品への普及が人々の暮らしや産業構造に与えた変化を展示物や解説パネルで伝えます。製造過程の写真や当時の記録文書の展示も予定されています。

テーマ2:万博の継承と人々の生活に根付くセルロイド製品

1915年のサンフランシスコ万博に出展されたセルロイド人形をはじめ、当時の生活で実際に使われていたセルロイド製品を展示します。これらは万博を通じて紹介された製品群が、どのように各国で受容され、生活文化の一部となったかを示す資料です。

展示では実物資料のほか、セルロイド加工技術の紹介も行います。加工の工程や職人技、金型や仕上げの方法など技術史的な側面を通じ、万博出展物が生活文化へどう継承されたのかを解説します。

テーマ3:念願の国産映画フィルム

セルロイド製フィルムの開発に関する展示では、日本における映像産業の発展史と、国産フィルムが果たした役割を取り上げます。素材としてのセルロイドが映画フィルムとして採用された経緯、技術的課題と解決の過程、フィルム製造のための設備や生産体制について紹介します。

また、当時の映像資料や関連する機材の展示を通して、映像文化の形成に素材がどのように寄与したかを歴史的文脈のなかで説明します。展示は技術面と文化面の両方を兼ね備えた解説構成です。

テーマ4:進化する技術と未来へつながる素材

現在のダイセルグループの製品紹介では、日常生活の様々なシーンで使われている製品を取り上げます。かつてのセルロイド技術から発展した高機能材料や、現代の加工技術による応用例を示します。

さらに環境に配慮した取り組みとして、天然物由来の素材や環境にやさしい原料に関する説明も行います。持続可能性を念頭に置いた素材開発や循環性の向上に関する取り組みを具体的な製品例とともに紹介します。

テーマ5:未来への継承

最後のテーマでは、当社グループが目指す未来像と、その実現に向けた具体的な取り組みを示します。研究開発、素材の転換、環境配慮型製造プロセス、人材育成など、企業としての将来戦略を分かりやすく提示します。

この章は展示全体の総括として、過去から現在、未来へと続く「継承」の線を締めくくる役割を持ちます。来場者が展示を通じて時代の変遷と企業の取り組みを一望できる構成となっています。

展示内容の構成図と来場にあたっての留意点

展示全体は解説パネル、実物資料、技術映像、そして試作品や現在の製品展示を組み合わせて構成されます。各テーマごとに視覚資料と技術解説を並列させ、歴史的背景と現代的意義を同時に伝えます。

来場に際しては「森の集会所」は予約不要で入場でき、開場時間は9:00~21:00です。開催期間は2025年8月21日から9月4日までで、会場はシグネチャーパビリオンDialogue Theater -いのちのあかし-内に設置されています。入場に関する追加の手続きや別料金の案内はプレスリリースには記載されていません。

項目 内容 備考
発表者 株式会社ダイセル 本社:大阪市北区/代表取締役社長:榊 康裕
発表日時 2025年8月15日 09時57分 プレスリリース発信日時
展示名称 ダイセルウィーク「記憶の継承」 シグネチャーパビリオン内「森の集会所」にて開催
開催期間 2025年8月21日(木)~9月4日(木) 開場時間:9:00~21:00/予約不要
会場 Dialogue Theater -いのちのあかし- 「森の集会所」 河瀨直美氏プロデュースのシグネチャーパビリオン内
協賛 株式会社ダイセル(ゴールドパートナー) 万博シグネチャーパビリオンへの協賛
展示テーマ 1. セルロイドとは 2. 万博の継承と生活に根付くセルロイド製品 3. 念願の国産映画フィルム 4. 進化する技術と未来へつながる素材 5. 未来への継承 各テーマで実物資料・技術解説・映像等を展示
特記事項 1915年サンフランシスコ万博出展のセルロイド人形を展示 セルロイドの歴史的価値と文化的継承を提示

本記事では、株式会社ダイセルが大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater -いのちのあかし-」内「森の集会所」で実施する展示イベント「記憶の継承」の全体像と各テーマの要点、開催情報を整理して伝えた。展示はセルロイドの起源から現代の素材応用、将来に向けた取り組みまでを網羅する内容であり、期間は2025年8月21日から9月4日、入場は予約不要で午前9時から午後9時まで開場される。