8月28日開催 原宿で学ぶ恵水の梨ワークショップ
ベストカレンダー編集部
2025年8月14日 16:57
恵水大研究ワークショップ
開催日:8月28日

夏休みの宿題をしっかりサポートする学びと体験の場 ― 『いばらきの梨「恵水」大研究ワークショップ』
茨城県は、2025年8月28日(木)に東京・原宿のSix Galleryで小学生向けの学習型ワークショップ『いばらきの梨「恵水」大研究ワークショップ』を1日限定で開催します。プレスリリースは茨城県営業戦略部販売戦略課より2025年8月14日14時30分に発表されています。
対象は小学生(1年生〜6年生)で、夏休みの自由研究がまだ終わっていない児童や梨に興味のある児童を想定しています。「めざせ!梨博士への道~甘さのヒミツを大解剖~」をテーマに、梨の成分や栽培の歴史、糖度計測など具体的な実験・体験を通じて理解を深めるプログラムが用意されています。
- 開催日時
- 2025年8月28日(木)①11:00〜/②13:00〜/③15:00〜(各回所要時間は約1時間、完全予約制、終了後自由退場)
- 会場
- Six Gallery(東京都渋谷区神宮前6-32-1)
- 対象・定員
- 小学生1年生〜6年生、各回上限10名
- 参加費
- 無料(ただし会場内の一部体験は有料)
- 申込
- 参加申込フォーム(https://forms.gle/nBi4Q6SSvYYMxVPe8)

実験と試食で学ぶワークショップの中身 ― 6つのプログラム
ワークショップは学習要素と実体験を組み合わせ、梨の「シャリシャリ感」や「甘さ」の正体を科学的に探る構成です。参加者が主体的に計測・観察できるよう設計されており、自由研究のテーマとしてそのまままとめられる内容が含まれます。
プログラムは以下の6項目で構成されます。各項目は実習形式で進行し、理解を深めるための解説が加えられます。
- 梨のシャリシャリの正体を探れ!:薄切りにした梨を使って石細胞の透過観察を行います。
- 恵水はどれだけ甘い?:デジタル屈折計を使用して恵水の糖度(糖度計測)を実施します。
- 恵水はどこから来たの?:和梨の歴史と恵水の栽培〜収穫までのプロセスを学習します。
- 恵水は浮く?沈む?:くだもの水槽実験で浮力と密度の関係を観察します。
- 恵水の美味しさを堪能!:複数品種を比較する贅沢な梨の食べ比べを実施します。
- 恵水でひんやり!:オリジナル梨ドリンク&スイーツを開発、試飲・試食を行います。
各回とも所要時間は約1時間を予定しています。ワークショップは完全予約制で、申込は上記フォームより受け付けます。各回の定員は最大10名です。

講師と担当回
講師は現場経験のある実務者と若手の専門家が担当し、子どもが取り組みやすい解説と実演を組み合わせます。実際の栽培や流通に関する話題も取り入れられます。
担当は時間帯ごとに次の通りです。
- ①11:00〜/②13:00〜:小沼広太(おぬま こうた) — 青果物卸売業者、タレント。㈱小太郎物産代表取締役。鉾田市から全国へこだわりの農産物を届ける立場から、出荷や流通の視点を交えた解説を行います。
- ③15:00〜:緒方湊(おがた みなと) — 現役高校生、いばらき大使。最年少野菜ソムリエプロ。若い視点と専門知識を合わせた講義を担当します。

会場で体感する「ひんやり」コンテンツ ― 屋内での涼感体験と有料アクティビティ
ワークショップと同時開催で、暑い夏に適した「ひんやり」体験ブースが設けられます。五感で涼しさとおいしさを体験できる演出が中心です。
会場ではミストシャワーや巨大な氷柱(梨入り)、風鈴棚の飾り付け、そして冷室で行う梨狩りなどが実施されます。これらの多くは事前予約を必要としないため、ワークショップに参加しない来場者も利用可能です(ただし、人数や個数には上限があります)。
- 主なひんやりコンテンツ
-
- ミストシャワー:冷たい霧で涼感を演出
- 氷柱(梨入り):巨大な氷柱の展示、イメージ展示(写真はイメージ)
- 風鈴棚:風鈴の音色で涼しさを演出
- 屋内梨狩り体験:クーラーの効いた室内で行う梨狩り(有料、500円/人、梨はおひとり様1個、予定個数に達し次第終了)
- 冷やし恵水すくい:氷を入れたプールから手づかみで梨をすくう体験(有料、500円/人、梨はおひとり様1個、予定個数に達し次第終了)
なお、ワークショップ自体は完全予約制ですが、上記のひんやりコンテンツに関しては事前予約は不要とされています。各有料体験は個数に限りがあるため、当日先着順での提供となる点に注意が必要です。

調査で見えた消費者の実情と、茨城オリジナル品種『恵水』の特徴
本イベント開催の背景として、茨城県が実施した全国の20代〜60代男女1,000名を対象とする「梨に関するアンケート調査」の結果が示されています。調査は「Freeasy(フリージー)」を利用し、調査期間は2025年8月4日です。
調査結果では、約6割以上の人が「梨の品種による味の違いを知らない」と回答し、また半数以上が「梨を買うときに品種を意識していない」と答えました。品種名は知っていても特徴までは理解されていないという実情が明らかになっています。この状況を踏まえ、茨城県は県オリジナル品種『恵水(けいすい)』の認知向上と魅力発信を図るため本イベントを企画しました。
- 恵水(けいすい)の主な特徴
-
- 17年の歳月をかけて開発された茨城県オリジナル品種
- 平均糖度:13度(酸味が少なく深い甘みを感じる)
- 大玉で赤めの表皮、見た目にも高級感がある
- シャリシャリとした食感と果汁の多さが特長
- 冷蔵保存で日持ちがしやすい
- 2016年から本格出荷を開始、まだ希少だが出荷量は年々増加。都内の高級果実専門店や県アンテナショップでの販売予定あり
このような特徴とともに、現場での食べ比べや糖度測定などを通じて、消費者側が品種の違いや特長を具体的に理解できる場を提供することが目的とされています。

イベント概要の要点整理
ここまでに示した内容を整理したうえで、参加の可否や自由研究の参考として活用しやすいように要点を表にまとめます。表は開催日時、会場、対象、定員、参加費、申込方法、ワークショップの主な内容、講師、ひんやりコンテンツ、調査概要、恵水の特徴、関連リンクを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
開催日時 | 2025年8月28日(木)①11:00〜/②13:00〜/③15:00〜(各回約1時間、完全予約制) |
会場 | Six Gallery(東京都渋谷区神宮前6-32-1) |
主催発表 | 茨城県営業戦略部販売戦略課(プレスリリース発表日:2025年8月14日 14:30) |
参加対象 | 小学生1年生〜6年生(各回上限10名) |
参加費 | ワークショップ:無料/一部体験(梨狩り、冷やし恵水すくい):500円(税込)/人 |
申込方法 | 完全予約制(ワークショップ):参加申込フォーム |
ワークショップ内容 | 石細胞透過観察、糖度測定(デジタル屈折計)、和梨の歴史と栽培、浮沈実験、食べ比べ、梨ドリンク・スイーツ開発 |
講師 | ①11:00/②13:00:小沼広太(㈱小太郎物産代表取締役、青果物卸売業者、タレント)/③15:00:緒方湊(現役高校生、いばらき大使、最年少野菜ソムリエプロ) |
会場コンテンツ | ミストシャワー、氷柱(梨入り)、風鈴棚、屋内梨狩り(有料、500円/人)、冷やし恵水すくい(有料、500円/人)※一部は先着・予定個数に達し次第終了 |
調査概要 | 調査方法:Freeasy利用/調査期間:2025年8月4日/対象:全国20代〜60代男女/人数:1,000名/主な結果:6割超が品種差を認識していない、半数以上が購入時に品種を意識しない |
恵水の特徴 | 17年かけて開発、平均糖度13度、酸味が少なく深い甘み、大玉で赤めの表皮、2016年本格出荷、希少だが出荷量増加中 |
関連リンク | https://www.ibaraki-shokusai.net/ |
上表は本イベントの主要事項を整理したものである。ワークショップは完全予約制のため、参加希望の場合は申込フォームの確認が必要である一方、会場内のひんやり体験の多くは事前予約不要で当日の参加が可能となっている。アンケート結果や恵水の特徴に関する情報は、品種の違いを理解する学習機会としてイベントの意義を示している。
参考リンク: