Rakuten NFTが8月27日開始 公式チケットにNFT導入

公式チケットにNFT導入

開催日:8月27日

公式チケットにNFT導入
NFTチケットって何?
NFTチケットはブロックチェーンに所有者情報や取引履歴を記録するデジタルチケットで、偽造防止・二重取引防止・取引の透明性向上により安心して公式リセールができる仕組みです。
いつから使えるの?
開始時期はチームで異なります。ヴィッセル神戸の対象シーズンシートは2025年8月27日開始、楽天イーグルスは2025年9月開催分以降の楽天モバイルパーク宮城の電子チケットが対象です。

公式チケットリセールに「NFTチケット」を導入 — 楽天グループの新たな試み

楽天グループ株式会社が運営するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」は、プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」(以下「楽天イーグルス」)とサッカー・明治安田J1リーグ「ヴィッセル神戸」の公式チケットリセールに、ブロックチェーン技術を活用したデジタルチケットである「NFTチケット」を導入すると発表しました。発表日時は2025年8月14日 12時33分です。

この導入は、公式の二次流通における取引の安全性向上と、出品者の価格設定の自由度拡大を目的とした措置です。リリースでは、導入対象の条件や対象外となるチケット種別、販売手数料やシステム利用料に関する注記まで具体的に示されています。以下に詳細を整理します。

NFTチケットの仕組みと期待される利点

「NFTチケット」は、データ自体に取引履歴や所有者情報が記録されるNFT(非代替性トークン)を用いたデジタルチケットです。ブロックチェーン技術によりすべての取引履歴が透明かつ改ざん不可能な形で記録されるため、技術的な面での利点が明確に示されています。

リリースは技術的利点として、偽造防止二重取引の防止、および取引の透明性確保を挙げています。これにより、従来の二次流通に比べユーザーが安心してチケットを購入・リセールできる環境の実現が期待されています。

価格設定と手数料の取り扱い

従来の「楽天イーグルス」「ヴィッセル神戸」におけるリセール方式では出品価格が指定されていましたが、本導入により出品者が自由に価格を設定できるようになります。価格の自由化は出品者の裁量を広げ、流通市場における価格形成に変化をもたらす可能性があります。

ただし、出品者へは出品価格から販売手数料とシステム利用料を差し引いた金額が払い戻される点に注意が必要です。手数料の詳細はリセールガイドページで確認するよう案内されています。リセール事業における収支計算では、この差し引き分が実際の受取額に影響します。

対象となるチケットと対象外の条件(チーム別の詳細)

導入の対象範囲はチームごとに明確に定められています。ここでは楽天イーグルス側とヴィッセル神戸側の対象条件と対象外の詳細を整理して紹介します。

各項目には注記(注1、注2)が設けられており、該当するチケット種別や販売形態によりリセールサービスの適用可否が分かれます。

楽天イーグルスにおける対象チケット(注1)

対象となるのは、2025年9月開催分以降の楽天モバイルパーク宮城で開催される一軍戦において、購入時に「電子チケット引取」(QRコード)を選択して購入されたチケットのリセールです。これらがNFTチケットとして売買できるようになります。

ただし、以下のチケットはリセールサービスの対象外となります(注1の詳細)。

  • 休日・平日パック
  • 招待・優待チケット
  • クーポンを利用して予約されたチケット
  • スペシャルチケット
  • 楽天モバイルパーク宮城以外で開催の試合
  • オープン戦・ファームのチケット

対象・対象外の判断はチケット購入時の種別と会場の組合せで決定されるため、出品前にリセールガイドページで確認することが推奨されています。

リセールガイド(楽天イーグルス):
https://ticket.rakuten.co.jp/features/eagles-resale/

ヴィッセル神戸における対象チケット(注2)

ヴィッセル神戸側では、個人で購入された「シーズンシート2025」チケットが対象となり、対象となるリセール開始は2025明治安田J1リーグ第32節「ヴィッセル神戸 対 清水エスパルス」以降の試合となります。リセールの開始日はリリース内で明示され、リセール開始は8月27日(水)と記載されています。

ヴィッセル神戸側にも対象外規定があり、以下はリセールサービス対象外に含まれます(注2の詳細)。

  • 法人で購入されたシーズンシート
  • シーズンシート対象外試合のシーズンシート先行販売などの一般チケット

詳細についてはヴィッセル神戸用のリセールガイドページで案内されています。

リセールガイド(ヴィッセル神戸):
https://ticket.rakuten.co.jp/features/vissel-resale/

サービス概要、利用上の留意点と要点の整理

「Rakuten NFT」は、ブロックチェーン技術を活用したデジタルチケットの購入や、NFTの個人間売買ができるマーケットプレイスです。購入時に楽天ポイントを貯めたり使ったりできる点や、公式アカウントでの情報発信を通じた導入支援が行われます。

公式の案内先としては、マーケットプレイスのホームページと公式Xアカウントが示されています。併せて利用規約やリセールガイドを確認することで、具体的な手続きや手数料の算出方法を把握できます。

Rakuten NFT 公式サイト
https://nft.rakuten.co.jp/
Rakuten NFT 公式X
https://x.com/RakutenNFT

出品者は出品価格から販売手数料とシステム利用料を差し引かれるため、実際の受取額は手数料分差し引かれることを考慮する必要があります。手数料の詳細は各リセールガイドページで確認してください(注3)。

参考となる注記(掲載のまま)

(注1)休日・平日パック、招待・優待チケット、クーポンを利用して予約されたチケット、スペシャルチケット、「楽天モバイルパーク宮城」以外で開催の試合、オープン戦・ファームのチケットはリセールサービス対象外です。

(注2)法人で購入されたシーズンシート、シーズンシート対象外試合のシーズンシート先行販売などの一般チケットはリセールサービス対象外です。リセール開始は8月27日(水)です。

(注3)出品者には、出品価格から販売手数料とシステム利用料を差し引いた金額を払い戻します。販売手数料とシステム利用料の詳細は、リセールガイドページより確認することができます。

項目 内容
発表者 楽天グループ株式会社(Rakuten NFT)
発表日時 2025年8月14日 12時33分
導入対象チーム 東北楽天ゴールデンイーグルス、ヴィッセル神戸
楽天イーグルス対象 2025年9月開催分以降、楽天モバイルパーク宮城で開催される一軍戦のうち「電子チケット引取(QRコード)」で購入されたチケット
楽天イーグルス対象外 休日・平日パック、招待・優待、クーポン利用、スペシャル、会場外試合、オープン戦・ファーム等
ヴィッセル神戸対象 個人で購入された「シーズンシート2025」チケットのうち第32節(ヴィッセル神戸 vs 清水エスパルス)以降のリセール
ヴィッセル神戸対象外 法人購入のシーズンシート、シーズンシート対象外試合の先行販売など一般チケット
リセール開始日(ヴィッセル神戸) 2025年8月27日(水)
価格設定 出品者が自由に設定可能(販売手数料・システム利用料を差引)
案内URL(楽天イーグルス) https://ticket.rakuten.co.jp/features/eagles-resale/
案内URL(ヴィッセル神戸) https://ticket.rakuten.co.jp/features/vissel-resale/
Rakuten NFT 公式 HP: https://nft.rakuten.co.jp/
X: https://x.com/RakutenNFT

以上の表は本記事で取り上げた発表内容を項目別に整理したものです。各リセールの適用可否や手数料の詳細は該当するリセールガイドページを参照してください。発表文に記載された注記(注1〜注3)を踏まえたうえで、チケットの出品・購入を検討する必要があります。