豊橋市が9月開始、土曜の中学生体験『Doのびるんdeスクール』

中学生土曜体験開始

開催日:9月1日

中学生土曜体験開始
いつから始まるの?登録ってまだ間に合う?
2025年9月にスタート。現在利用登録を受け付け中で、登録は活動希望月の前月1日〜15日15:00まで。保護者登録と児童・生徒登録が必要です。
誰が参加できるの?参加費や開催時間はどうなってる?
豊橋市内の中学1〜3年が主対象で、小5・6は自校区内で参加可。1回300円が基本、講座によって材料費等の実費あり。主に土曜の午前10時〜正午に月1回程度。

土曜に生まれる新しい学びと体験の場──「Doのびるんdeスクール」創設の背景

愛知県豊橋市は、休日(主に土・日曜、祝日)の中学校部活動の廃止に伴い、2025年(令和7年)9月から中学生を対象にした土曜体験活動プログラム「Do(ど)のびるんdeスクール 中学生のわくわく体験プログラム」を開始する。開始日は2025年9月で、現在利用登録を受け付けている。

導入の背景には、豊橋市が2023年度に実施した「中学校部活動と休日(土・日・祝)の地域クラブ活動に関するアンケート調査」の結果がある。調査では「部活動とは違う活動をしてみたい」「大会参加や勝つことにこだわらない活動がよい」といった声が寄せられており、こうした意見を受けて体験重視の場を作る必要があるとの判断から、市独自の取り組みとして本制度が設けられた。

愛知県豊橋市で、9月から中学生の土曜体験活動「Do(ど)のびるんdeスクール」がスタート! 現在、利用登録受付中です。 画像 2

既存の取り組みとの連続性

豊橋市はすでに小学生向けに2020年度から放課後の学び場として「のびるんdeスクール」を全小学校で実施している。年間延べ約12万人が参加する実績があり、このノウハウを中学生向けに応用する形で「Doのびるんdeスクール」が設置される。

名称の由来にも工夫があり、英語の”Do”(行動する)の意味、土曜の「ど」、そして三河弁の「ど」(=すごい)という三つの意味を込めて命名されている。単に学ぶ場を増やすだけでなく、行動を促し、多様な可能性に出会う機会を創出する意図が込められている。

愛知県豊橋市で、9月から中学生の土曜体験活動「Do(ど)のびるんdeスクール」がスタート! 現在、利用登録受付中です。 画像 3

講座の内容と会場構成:20程度の多彩な講座を地域の専門家が担当

「Doのびるんdeスクール」は、市内の既存施設を活用して展開される。会場は生涯学習センター、野外教育センター、アクアリーナ豊橋、中学校のグラウンドや体育館などで、ダンスや日本画、スケート、アウトドア、バドミントン、音楽など約20程度の講座が計画されている。

講師は学校の教員ではなく、外部の専門家や地域で詳しい人材を起用する方針だ。子どもたちが普段接する機会の少ない技能や表現活動、屋外活動などに触れられる構成となっている。

9月開講の講座例と今後の予定

9月に決定した講座には、話し方、ギター、デザイン、SNS動画撮影、バスケットボール(3×3)、ラグビー、ダンスなどが含まれている。これらは豊橋市の外部講師や地域の専門家が担当する。

10月以降はさらなるバラエティとして、和菓子・洋菓子作りやアウトドア教室などが予定されている。講座ごとに実施頻度や必要な準備が異なるが、参加者は多様な体験を選択できる。

  • 想定会場:生涯学習センター、野外教育センター、アクアリーナ豊橋、中学校グラウンド、体育館など
  • 主な講座分野:スポーツ(バスケット3×3、ラグビー、バドミントン等)、文化芸術(日本画、デザイン、音楽等)、技能系(ギター、製菓等)、アウトドア・自然体験、映像制作(SNS動画撮影)等
  • 講師:学校教師ではなく地域の専門家や外部講師

運営の仕組み・参加対象・費用・登録方法

活動は各会場で基本的に土曜に月1回程度のペースで実施され、活動時間は主に午前10時~正午を想定している。参加対象は豊橋市内の中学校に通う1年生から3年生であるが、中学進学時の環境変化による不登校などの問題を防ぐ観点から、小学5、6年生も自分の中学校区内で参加可能となっている。

参加にあたっては、1回あたりの費用として原則300円が設定されており、講座によっては材料費などの実費負担が別途必要になることがある。受け入れ人数や持ち物、服装等は講座ごとに案内される。

利用登録の流れと期間

利用登録は、活動を希望する前月の1日から15日15時00分まで受け付ける。登録には保護者登録と児童・生徒登録の両方が必要である。なお、年度内に一度利用登録を行えば、その後は翌月配信される「Doのびるんdeスクール」のプログラム情報から好きな講座を選んで申し込める運用となっている。

具体的には、利用登録を済ませると翌月のプログラム配信(電子的配信が想定される)が行われ、各講座の開催日や募集人数が示されるので、参加希望者は希望する講座に申し込むという流れになる。

登録期間
活動希望月の前月1日~15日15:00
登録要件
保護者登録および児童・生徒登録が必要(年度内の一度の登録で翌月以降のプログラムから選択可能)
参加費
1回300円(講座により別途実費負担あり)

行政の言葉と今後の提供予定、案内先

豊橋市長の長坂尚登氏は本事業について「子どもたちに多様な場を提供したい」と述べている。市教育部担当の石川和志部長は「愛知県内、全国でも例のない取り組みです。地域が一丸となってワクワクするような体験の機会を提供できれば」と話している。これらの発言は、地域や行政が連携して新しい学びの形を模索していることを示す。

具体的な講座情報、利用登録の手続き、各講座の詳細(回数、定員、持ち物、追加費用の有無など)は公式ページで公表されている。利用登録と詳細の確認は下記の公式ページを参照すること。

公式案内(豊橋市):Doのびるんdeスクール ホームページ

要点の整理

ここまでの本文で示した本プログラムの主要な事項を表で整理する。下表は開始時期、対象、会場、費用、登録期間、主な講座例などをまとめたもので、参加を検討する際の基本情報を一目で確認できるようにしている。

項目 内容
事業名 Do(ど)のびるんdeスクール 中学生のわくわく体験プログラム
開始時期 2025年9月(利用登録は現在受付中)
対象 豊橋市内中学校1~3年生(小学5・6年生は自分の中学校区内で参加可能)
会場 生涯学習センター、野外教育センター、アクアリーナ豊橋、中学校グラウンド、体育館等
講座数 約20程度を計画(ダンス、日本画、スケート、アウトドア、バドミントン、音楽など)
開催頻度・時間 土曜月1回程度、主に午前10時~正午
参加費 1回300円(講座により実費負担が発生する場合あり)
利用登録期間 活動希望月の前月1日~15日15:00(保護者登録・児童生徒登録が必要)
登録の利便性 年度内に一度登録すれば、翌月配信のプログラムから好きな講座を選択可能
資料・申込先 Doのびるんdeスクール ホームページ

豊橋市の発表は、地域資源と専門人材を活用し、中学生にとって多様な体験機会を公的に整備するものとして位置付けられる。参加料や登録方法、開催頻度などの実務的な情報が明確に示されているため、関心のある保護者や生徒は公式ページで期日と手続きを確認のうえ登録手続きを行うことが推奨される。