9月27日開催|万博で体験する“ぼーっとする大会”

万博でぼーっとする大会

開催日:9月27日

万博でぼーっとする大会
どうやって参加するの?
公式LINEでエントリーを行う。観戦・参加とも無料で、定員は30チーム(最大50名)。会場は大阪・関西万博のよしもと waraii myraii館で、当日は吉本のMCが進行する。
大会では具体的に何をするの?
参加者は90分間ただぼーっと過ごし、心拍変動などの生理指標を計測。観客投票で“ぼーっとしている見た目”を評価し、技術スコアと合算して優勝者を決める、笑いを交えたウェルネス競技。

情報過多の時代に届ける「笑い」と「余白」──競技としてのぼーっとする大会

現代は1日に新聞約174紙分の情報にさらされるとされ、脳疲労や慢性ストレスが社会課題になっている。そのような背景のもと、株式会社VISと韓国のwoops yang companyが協働し、万博会場のよしもと waraii myraii館で国際ウェルネス競技としての『ぼーっとする大会』が実施されることが発表された。大会は2014年に韓国で始まり、これまで世界6カ国で開催されてきたspaceout competitionの日本版である。

この大会は単に静かに座るだけではなく、笑いを交えた演出と計測によって「何もしない時間」の価値を可視化する点が特徴だ。吉本興業所属の芸人による実況やMCがステージを盛り上げる一方で、参加者は90分間ただぼーっとすることで心拍変動などの生理指標が測定され、観客投票と技術採点を組み合わせて評価される。

世界初“何もしない”競技が万博上陸──よしもとwaraii myraii館で「ウェルネスのアシタ~ぼーっとする大会」開催決定 画像 2

大会の狙いと社会的意義

主催側は大会を通じて「笑い×余白」という体験価値を示し、来場者のウェルビーイング向上と大阪・関西万博が掲げるテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」への貢献を目指している。スマホ依存や注意力の枯渇といった問題に対して、休息の価値を体験的に再認識させることが狙いである。

社会性の側面では、何もしない時間の効用を万博という公共性の高い場で可視化する史上初の試みとなる。競技としての仕組みを導入することで、個人的なウェルネス体験を共有可能な公共の体験へと昇華させる意図が読み取れる。

世界初“何もしない”競技が万博上陸──よしもとwaraii myraii館で「ウェルネスのアシタ~ぼーっとする大会」開催決定 画像 3

大会の仕様と当日の運営構成

大会名称は「ぼーっとする大会 in 大阪・関西万博 よしもと waraii myraii館」。開催日は2025年9月27日土曜日で、会場は大阪・関西万博会場内のよしもと waraii myraii館。観戦・参加ともに無料で、定員は30チーム(最大50名)である。観客席は自由席として開放される。

参加希望者はぼーっとする大会JAPAN公式LINEにてエントリーを受け付けている。主催は吉本興業ホールディングス株式会社、協力は株式会社VISとwoops yang company、特別協力に株式会社藍が名を連ねる。協力企業として株式会社Arksも企画・プロモーションで関与している。

世界初“何もしない”競技が万博上陸──よしもとwaraii myraii館で「ウェルネスのアシタ~ぼーっとする大会」開催決定 画像 4

観客投票と生理データによる採点方式

本大会の採点方式は二本柱で構成される。ひとつが芸術スコアとしての観客投票、もうひとつが技術スコアとしての心拍変動による評価である。観客投票は「どれだけぼーっとしているように見えるか」を審美的に評価する指標であり、心拍変動は副交感神経の優位化など生理学的なリラックス度合いを示す客観データである。

これら二つのスコアを合算し、最も総合点の高い個人またはチームが優勝となる。吉本芸人のMCと実況が場を作り、笑いによるリラックス効果と観客の参加感が同時に生まれる運営設計だ。

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科学的根拠とこれまでの実績

大会では「ぼーっとすること」が脳科学的に意味のある行為であることを示す専門家の見解が提示されている。鈴木脳神経外科 院長の鈴木海馬氏は、デフォルトモードネットワークの活性化や心拍変動(HF HRV)の増加を通じた副交感神経優位化が、創造性や記憶再構築、精神的余白の回復に繋がると説明している。

鈴木氏は、課題から離れた状態でのデフォルトモードネットワーク(DMN)の働きが自己照合や記憶再構成、未来シミュレーションに寄与すると指摘し、静かな環境での「ぼーっとする」時間が生理的回復と創造性促進に寄与する点を強調している。また、メタ認知的な心の漂いが健全に機能することの重要性も述べている。

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これまでの大会実績と数値

日本での大会展開における実績として、2年間で地上波30番組での放映実績、X(旧Twitter)を含む総インプレッションが5,000万超、協賛社数は25社を獲得した実績が公開されている。これらの数字はイベントとしての注目度と広報力を示す。

過去の開催としては第1回TOKYOぼーっとする大会が2023年11月3日に実施され、第2回TOKYO大会の様子は2024年10月13日の競技映像としてダイジェストが存在する。大会の映像や写真は競技の特性を伝える資料として公開予定である。

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主要情報の整理と問い合わせ先

ここまでに記載した大会の主要ポイントを表形式で整理する。以下の表は開催日時、会場、参加方法、主催と協力各社、参加費用と定員、採点方式などの要点を一目で確認できるようにまとめたものである。

項目 内容
名称 ぼーっとする大会 in 大阪・関西万博 よしもと waraii myraii館
開催日 2025年9月27日(土)
会場 よしもと waraii myraii館(大阪・関西万博会場内)
参加費 観戦・参加ともに無料
定員 30チーム(最大50名) / 観客席自由
参加方法 ぼーっとする大会JAPAN公式LINEにてエントリー受付中
主催 吉本興業ホールディングス株式会社
協力 株式会社VIS、woops yang company
特別協力 株式会社藍
採点方式 観客投票(芸術スコア)+心拍変動(技術スコア)を合算
過去実績 地上波30番組放映、X総インプレッション5,000万超、協賛25社
関連イベント履歴 第1回TOKYO大会 2023年11月3日 / 第2回TOKYO大会 2024年10月13日(映像あり)
万博来場想定 大阪・関西万博全体来場想定 2,820万人(来場者規模の一部として来場を見込む)
問い合わせ(報道) 株式会社VIS 担当 古井敬人 Tel 070-3664-8418 Mail info@viscorp.jp
スポンサー向け情報 ネーミングライツ、会場サンプリング等のプロモーション枠あり

大会は「何もしない時間」を競技化することで、個人の休息経験を公共の学びに変換する試みである。科学的知見や過去実績を踏まえ、万博という大規模な場でどのように余白が共有されるのかが注目される。以上が本件の主要な情報である。