ハワイアン航空、11月19日福岡線最終便で3路線を運休へ

ハワイアン航空路線再編

開催日:11月19日

ハワイアン航空路線再編
福岡〜ホノルル便っていつから運休になるの?
ハワイアン航空は2025年11月から太平洋横断路線を再編し、福岡発ホノルル線は最終便が2025年11月19日で運休になります。
既に予約してる場合はどうすればいいの?
該当予約者にはハワイアン航空から順次連絡が入り、他便への振替または払い戻しを案内します。羽田・関空経由の代替も検討可能です。

太平洋横断ネットワークの再編――運休となる3路線と実施時期

ハワイアン航空は、2025年11月より太平洋横断路線のネットワーク再編を実施すると発表しました。再編の目的は、需要の高いハワイ発着の国際線およびハワイ州内と米国内を結ぶ路線を強化することにありますが、その一環として ホノルル〜福岡線(週3便) を含む3路線が運休となります。

同社は2025年8月13日09時30分にプレスリリースを公表し、運休の対象路線と最終便の日程を明示しました。福岡発ホノルル行きの最終便は 2025年11月19日 に設定されています。その他、運休対象となる路線は ホノルル〜仁川線(週5便) および ホノルル〜ボストン線(週4便) です。

決定に至った背景と経営陣のコメント

ハワイアン航空のCEO、ジョー・スプレイグは今回の決断について「路線運休を巡る決断は常に難しい」としつつ、パンデミック後の需要低迷や市場の課題を理由に説明しました。スプレイグ氏は、今回のネットワーク再編が国際線・国内線にわたるハワイ需要の高まりに対応するためのものであり、今後も日本(東京、大阪)との直行便などを通じてアジアとハワイを結ぶ充実したサービスを継続すると述べています。

発表文には、経営判断の背景として、パンデミック後の旅客需要の変化、特定市場(福岡、ソウル、ボストン)での需要回復の遅れ、ならびに運航資源の効率的配分が挙げられています。

運休開始時期
2025年11月より実施(福岡発最終便:2025年11月19日)
運休対象路線
ホノルル〜福岡(週3便)、ホノルル〜仁川(週5便)、ホノルル〜ボストン(週4便)

福岡発着のお客様への具体的な案内と代替手段

運休に伴い、福岡空港を利用してハワイへ向かう旅程を計画していた利用者向けに、代替ルートと手続きについての案内が示されています。運休対象の路線をご予約済みのお客様には、他便への振り替えまたは払い戻しの案内が行われます。

福岡からハワイへ向かう際の代替ルートとして、ワンワールド加盟航空会社を含む提携航空会社を利用し、羽田〜ホノルル線(1日2便)や関西国際空港(関空)〜ホノルル線(1日1便)へ乗り継ぐことで、1回の乗り継ぎでハワイに到着できることが示されています。これにより、直行便の運休による移動障害を最小限に抑えることが意図されています。

予約済み客への手続き

運休対象便を既に予約しているお客様に対しては、ハワイアン航空が該当の予約に対して別便への振り替えまたは払い戻し手続きを案内するとしています。具体的な振替便の案内方法や払い戻しの受付窓口については、ハワイアン航空から順次連絡が行われる予定です。

代替移動の検討においては、乗り継ぎ時間や接続便の運航状況、荷物の取扱い(乗継時の手続き)を事前に確認することが推奨されます。航空会社間のコードシェアや提携の利用条件によっては、乗り継ぎがスムーズに行える場合と追加の手続きが必要な場合があるため、予約変更時に詳細を確認することが重要です。

  • 代替経路の例:福岡 → 羽田(国内移動) → ホノルル(直行)
  • 代替経路の例:福岡 → 関空(国内移動) → ホノルル(直行)
  • 手続き:振替または払い戻しの案内はハワイアン航空から順次連絡

統合後の運航規模とアラスカ航空グループのネットワーク

ハワイアン航空は昨年9月の統合以来、アラスカ航空と統合した運航体制の下で活動しています。現在、ハワイでの両社合計のフライトは 1日あたり200便を超える規模に達しており、これは全航空会社の中で最多であるとされています。

この統合により、ハワイ諸島間の直行便に加えて、米国内外22都市への直行便およびアラスカ航空のネットワークを介した北米・中米131都市への接続が可能になりました。ハワイアン航空単体では、ハワイ諸島間において1日約150便を運航しています。

再編後の残存路線と提供便数

今回の国際線再編後も、ハワイアン航空は日本(東京・大阪)、オーストラリア(シドニー)、ニュージーランド(オークランド:季節運航)、アメリカ領サモア、タヒチ、クック諸島への直行便を維持します。具体的には週およそ31便の直行便を運航する見込みです。

これにより、運休となる特定路線がある一方で、ハワイと各地を結ぶ主要な回廊は維持され、アジア太平洋および南太平洋地域とのアクセスが継続されます。

統合後の主な数値 内容
ハワイでの1日合計便数 200便超(ハワイアン航空+アラスカ航空)
ハワイ諸島間の運航 約150便/日(ハワイアン航空)
直行便で結ぶ地域(再編後も継続) 日本(東京・大阪)、オーストラリア(シドニー)、ニュージーランド(オークランド・季節)、アメリカ領サモア、タヒチ、クック諸島
週の直行便数(再編後) 約31便

アラスカ航空グループの構成、提携、予約情報とまとめ

アラスカ航空グループは、アラスカ航空、ホライゾン航空、ハワイアン航空を傘下に持ち、McGee Air Servicesはアラスカ航空の子会社として運営されています。グループはシアトル、ホノルル、ポートランド、アンカレッジ、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコをハブとして、北米、ラテンアメリカ、太平洋全域の140以上の都市へ就航しています。

アラスカ航空はワンワールドアライアンスに加盟しており、ハワイアン航空は2026年にワンワールドへ加盟予定としています。ワンワールドおよびその他のグローバルパートナーを通じて、利用者は世界中の1,000を超える都市へのフライトでマイルを貯めたり利用したりする機会が拡大します。

予約および追加情報の取得方法

フライトの予約はアラスカ航空のウェブサイト(https://www.alaskaair.com)およびハワイアン航空の公式ウェブサイトから行うことができます。プレスリリースは2025年8月13日付の情報に基づいており、最新の運航情報や予約対応については各社の公式発表を確認することが推奨されます。

アラスカ航空グループはニューヨーク証券取引所(NYSE)においてティッカーシンボル ALK で取引されています。運航や提携、路線ネットワークに関する追加情報は各社の公式発表にて更新されます。

項目 内容
発表日時 2025年8月13日 09時30分(ハワイアン航空発表)
運休対象路線 ホノルル〜福岡(週3便)、ホノルル〜仁川(週5便)、ホノルル〜ボストン(週4便)
福岡発最終便 2025年11月19日(福岡発ホノルル行き)
代替案内 振替または払い戻しの案内を順次実施。羽田〜ホノルル(1日2便)、関空〜ホノルル(1日1便)への乗継で1回の乗継が可能
統合後の運航規模 ハワイで1日200便超(ハワイアン航空+アラスカ航空)、ハワイ諸島間は約150便/日(ハワイアン航空)
直行便の維持地域 日本(東京・大阪)、オーストラリア(シドニー)、ニュージーランド(オークランド・季節)、アメリカ領サモア、タヒチ、クック諸島(週約31便)
グループ構成とその他 アラスカ航空、ホライゾン航空、ハワイアン航空(McGee Air Servicesはアラスカ航空子会社)。ハワイアン航空は2026年にワンワールド加盟予定。NYSE:ALK
予約リンク アラスカ航空ウェブサイト(https://www.alaskaair.com)、ハワイアン航空ウェブサイト

以上がハワイアン航空による2025年11月のネットワーク再編およびそれに伴う運休対象路線、代替案内、アラスカ航空グループの現状に関する要旨です。運航に関する詳細や個別の予約対応については、各航空会社の公式発表や案内を参照してください。

参考リンク: