万博で試せる遠隔分身GENCHIとイマーシブコマース体験
ベストカレンダー編集部
2025年8月13日 10:43
GENCHI万博出展デモ
開催期間:8月12日〜8月18日

万博会場から世界へログインする新体験「GENCHI」の全体像
株式会社toraruは、オンライン型の移動分身プラットフォームサービス「GENCHI(ゲンチ)」を2025年8月12日(火)から8月18日(月)までの期間、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン(Series A; セレクション)に出展します。会場は2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」会場(大阪府大阪市此花区夢洲)で、公式案内は公式サイト(https://osaka2025.site/sme-info/#tenji17)で確認できます。
GENCHIは、物理的に離れた場所にいる“分身”を通じてその場の「リアルな今」にアクセスするサービスです。大阪の万博会場のブースから、東京や米国ロサンゼルス(リトル・トーキョー)などの現地にログインして、現地の様子を自分の足で歩くように体験できます。イマーシブコマースのデモでは、実際に現地の店舗で商品を選びながら購入し、自宅に届ける一連の流れをリアルタイムで試す予定です。
- 出展期間:2025年8月12日(火)~8月18日(月)
- 会場:大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン Series A; セレクション
- 主なログイン先:東京(浅草)、米国ロサンゼルス(リトル・トーキョー)
- 体験要素:現地にいるギグワーカーへのコマンド送信、音声での会話、イマーシブコマースの購入デモ、分身ロボットIVYの遠隔操作
- 注意事項:ログイン先は通信環境の状況により急遽変更される可能性があります

GENCHIの基本的な仕組みと狙い
GENCHIは、スマートフォンを持ったギグワーカーが“あなたの分身”となり、コマンドボタンやマイク(音声機能)を通して指示を受けて現地で行動します。利用者は遠隔からリアルタイムに視点を切り替え、実際にその場を歩いているかのような体験を得られます。移動が難しい人や時間・コストの制約がある人に、場所を超えた体験と行動の手段を提供することが狙いです。
またイマーシブコマースでは、現地の店に入り店員や店内の様子を確認しながら商品を選択、購入、配送までをデモンストレーションで行う予定です。東京都の協力を得ながら実現化に向けて進めており、五感の共有や人間拡張技術の応用を将来的な目標に据えています。

万博ブースでの具体的な展示内容と体験の流れ
会期中のブースでは、実際にGENCHIにログインして現場体験を行うことができます。来場者はブースに設置された操作端末から現地の分身に指示を出し、会話や指示による行動、商品を選んでの購入体験などを通じて実際の「行動」を体験します。リモート側はリアルタイム映像と音声でフィードバックされます。
さらに、分身ロボットIVY(アイビー)の遠隔操作体験も用意されています。IVYは試作・開発中の分身ロボットであり、イベント期間中には米国ロサンゼルスからの参加予約も入っているとのことです。IVYを通じてロボットが実際の目的達成を支援する様子を確認できます。
出展期間 | 会場 | 主なログイン先(予定) | 現地時間(日本時間表記) |
---|---|---|---|
2025/8/12(火)~8/18(月) | 大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン(夢洲) | 東京(浅草)、ロサンゼルス(リトル・トーキョー) | リトル・トーキョー:9:00 – 12:00(日本時間) / ロサンゼルス現地時間:17:00 – 20:00(現地) |
- 体験の流れ(概要)
- 来場者はブースの端末でログインし、現地のスマートフォンを持つギグワーカーに対してコマンドや音声で指示を出します。現地の映像・音声を通して散策や買い物を行い、イマーシブコマースの購入デモでは商品選択から配送手続きまでを体験します。
- 通信上の注意
- ログイン先(東京/ロサンゼルス)は通信環境によって変更される可能性があり、事前の案内やブースでの告知に従ってください。

リトル・トーキョーと浅草、それぞれの体験内容
ロサンゼルスのリトル・トーキョーは、大谷翔平選手の壁画があることでも知られるエリアです。現地は日本時間で9:00 – 12:00の一部日程でログイン予定で、現地時間は17:00 – 20:00です。約9000km離れた場所の日本人街をリアルタイムで散策できる点が特徴です。
東京の浅草は期間を通してログイン実行予定で、下町観光地としての通りや商店街で現地の人に話しかけたり買い物をしたりする体験が可能です。観光地としてのにぎわいや路地の細かな様子まで現地の視点で確認できます。
開発背景、参加者の声、toraruの目指すビジョン
toraruは「世界の格差解消」をカンパニーミッションに掲げ、分身移動プラットフォーム「GENCHI」の開発・運営を行うスタートアップです。公式サイト(https://www.toraru.me/)や、毎日放送で紹介された約8分の紹介動画(https://www.youtube.com/watch?v=5KLcTTO6oh4)でもサービスの背景とデモが確認できます。
代表取締役の西口潤氏は、家族の健康上の事情で長時間の外出が難しかった実体験に基づき、テレプレゼンスロボットとギグワーカーを組み合わせる発想を得てGENCHIを構想しました。移動の時間やコスト、健康リスクといった障壁を技術で低減することを目指しています。
- 会社のビジョン:誰もが自由に移動し、自分らしくいられる、格差の無い世界の実現
- 将来的な目標:人間拡張技術の応用により五感すべての共有を実現し、偏見や文化差を超えた相互理解を促進する
実際の体験者からは次のような声が寄せられています。
- 「日本の環境を、その土地をよく知る人と一緒に体験できたのはとても興味深い経験でした。身体的な制約なしに日本を体験できて良かった。」(アメリカ在住・20代・男性)
- 「まるで日本にいるような気分でした」(ベトナム在住・30代・女性)
これらの声は、実際に距離や物理的制約がある人々にとっての利用価値を示すものです。IVYのようなロボットを含む多様な分身リソースを組み合わせることで、利用シーンはさらに拡張される見込みです。
展示内容の要点整理(表形式)
以下の表に、今回の出展で伝えられている主要な情報を整理してまとめます。出展期間、会場、体験内容、ログイン先、ロボットIVYの登場、連絡先や関連リンクなど、読者が確認したい項目を網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
出展タイトル | GENCHI – オンライン型 移動分身プラットフォームサービス |
出展期間 | 2025年8月12日(火)~8月18日(月) |
会場 | 2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」会場(大阪府大阪市此花区夢洲) 大阪ヘルスケアパビリオン Series A; セレクション |
展示内容 | 現地のギグワーカーへコマンドや音声で指示し、リアルタイムに現場体験。イマーシブコマースの購入デモ。分身ロボットIVYの遠隔操作体験。 |
ログイン予定先 | 東京(浅草)・ロサンゼルス(リトル・トーキョー)※通信状況により変更の可能性あり |
ロサンゼルス接続時間(日本時間) | 一部日程 9:00 – 12:00(日本時間)。現地時間は17:00 – 20:00。 |
デモの特徴 | 現地で商品を選びながら購入し、自宅へ配送するイマーシブコマースの実演。東京都と連携して実現化を進めるプロジェクト。 |
分身ロボット | IVY(アイビー):遠隔操作可能な分身ロボット。試作・開発中で、米国ロサンゼルスからの参加予約あり。 |
会社ミッション | 「世界の格差解消」 — 場所にとらわれない移動と目的達成を可能にすることで格差を解消することを目指す。 |
代表者の想い | 代表 西口潤が家族の健康問題で外出困難だった経験から発案。テレプレゼンスロボットとギグワーカーの組合せによるサービス化を図る。 |
問い合わせ | 株式会社toraru 広報担当:入谷 / 電話:08051229331 / メール:megumi@toraru.co.jp |
関連リンク | 公式サイト:https://www.toraru.me/ / 万博案内:https://osaka2025.site/sme-info/#tenji17 / 紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=5KLcTTO6oh4 |
カテゴリ・キーワード | ネットサービス、アート・カルチャー / 分身サービス、XR、テレイグジスタンス、テレプレゼンス、GENCHI、オンライン分身、EXPO2025、メタバース、5G、万博 |
資料・画像 | プレスリリース素材として画像ファイルのダウンロードが可能との表記あり |
以上が今回の出展に関する主要情報の整理です。出展は実演と体験を中心とするため、実際の通信環境や現地状況によってログイン先や提供される体験内容に変更が生じる可能性があることを踏まえて、会場内での案内に従うことが重要です。展示に関する詳細や取材の問い合わせは上記の連絡先にて受け付けています。
(本稿は株式会社toraruが2025年8月12日に発表したプレスリリースの内容に基づき構成・整理した記事です。)