岡山大学生が推進 高校生と作るふるさとの味を全国へ
ベストカレンダー編集部
2025年8月13日 05:52
高校生と地域の食品展開
開催期間:6月1日〜8月31日

高校生と地域企業、大学生の連携で「ふるさとの味」を全国へ届けるプロジェクト
国立大学法人岡山大学の医学部保健学科看護学専攻4年生、森本翔大さんが中心となって立ち上げたクラウドファンディングプロジェクトは、岡山県内の高校生と地域企業が協力して開発した食品を詰め合わせ、全国の支援者に届けることを目的としています。プロジェクトはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で支援を募っています(プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/831388/view?list=watched)。
この取組みは単に商品の販売を行うだけでなく、地域の食文化を再評価し、若い世代のキャリア形成や地域への愛着を育む教育的側面も含んでいます。開発から製造、流通、販促に至る一連のプロセスに高校生が主体的に参加する点が特徴です。

プロジェクトの目的と意義
プロジェクトの主眼は、地域に根差した「ふるさとの味」を次世代へ継承し、地域産業の活性化を図る点にあります。商品の魅力を広く伝えることで、地域の食材や製法に対する関心を高め、地元企業の販路拡大にもつなげる意図があります。
加えて高校生が実務プロセスに関わることにより、実践的な学びや職業観の育成を図ると同時に、地場産業との接点を作ることで地域に残る・戻る選択肢の創出にも寄与することが見込まれます。

具体的な取り組み内容と進行スケジュール
プロジェクト名は「高校生と地域企業のコラボ商品を全国に届け、食文化を守り地域産業を盛り上げたい!」です。実行者は岡山大学医学部保健学科看護学専攻4年の森本翔大さん。募集期間は2025年6月~8月末(予定)、目標金額は396,000円に設定されています。
募集期間中に目標金額の達成を目指し、資金は商品製造・発送、パッケージや販促デザイン、原材料費、次年度以降の展開準備、さらに進学・就職を目指す高校生の支援や技術継承活動の後援などに充当される計画です。

商品化プロセスと高校生の役割
プロジェクトでは岡山県内の高校生と地域企業が連携して食品を共同企画・開発します。高校生は商品の企画、試作、味の調整、パッケージデザインのアイデア出し、販促物の検討や発送準備など、実務に近い経験を通じて関与します。
このプロセスにより、地域の食材や製法の理解が深まり、食品開発の実際を学ぶ機会となります。加えて完成品の販路開拓や全国発送を通して、マーケティングや物流の知見も身に付けることが期待されます。

目標金額と使途の内訳
目標金額は396,000円。集まった支援金は以下の目的に使用される予定です。
- 高校生と地域企業による食品の商品化・詰め合わせ発送費用
- ギフトパッケージや販促デザインの制作費用
- 食品製造にかかる原材料費・仕入れ費
- 次年度以降の展開(他地域・海外への展開)への準備資金
- 進学・就職を目指す高校生の支援、および技術継承活動の後援
これらの使用用途により、単発のプロジェクトにとどまらない継続的な地域創生を見据えたビジネスモデルの構築が志向されています。

プロジェクトの評価・連携組織と関連活動
森本さんのアイデアは、2024年度に岡山大学が参画する中四国スタートアップ・エコシステム「Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)」が主催した「PSI学生アイデアピッチ」(2025年2月開催)にて、オーディエンス賞を受賞しています。学生発の取り組みとして外部からの評価を得ている点が特徴です。
また岡山大学の支援体制としては、研究・イノベーション共創機構のスタートアップ・ベンチャー創出本部や「岡大ベンチャーサポートテラスV-Story」の起業相談窓口などが存在し、起業や事業化に向けた相談や支援が利用可能です。プロジェクトは大学の地域連携・支援体制と連動して実施されています。

参考リンクと関連プロジェクト
プロジェクトページ及び関連情報は以下の通りです。詳細は各リンク先を参照してください。
- プロジェクトページ(CAMPFIRE):https://camp-fire.jp/projects/831388/view?list=watched
- 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部:https://venture.okayama-u.ac.jp/
- 岡山大学「岡大ベンチャーサポートテラスV-Story」起業相談窓口:https://venture.okayama-u.ac.jp/consultation/
さらに岡山大学が関与する他のクラウドファンディング事例や学生チームの国際的な発表実績など、地域と学生の協創に関連する情報が多数公開されています。これらは大学の地域連携・人材育成の一環として位置付けられます。

問い合わせ先と参照情報、記事のまとめ
本プロジェクトや岡山大学の産学連携に関する問い合わせ先は以下のとおりです。メールアドレスに関してはプレスリリース内表記の通り「◎」を「@」に置き換えてください。
- 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部(問い合わせ)
- 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
- E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp (※@を◎に置き換えています)
- 岡山大学病院 新医療研究開発センター(製薬・医療機器企業関係者向け)
- 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
- お問い合わせURL:http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
- 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当(医療関係者・研究者向け)
- TEL:086-235-7983
- E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp (※◎を@に置き換えて下さい)
- 岡山大学 産学官連携本部(一般のお問い合わせ)
- TEL:086-251-8463
- E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp (※ ◎を@に置き換えて下さい)
- 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部(研究機器共用など)
- TEL:086-251-8745、086-251-8746 / FAX:086-251-8748
- E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp (※ ◎を@に置き換えて下さい)
本リリースの公開日時は2025年8月12日 21時30分(国立大学法人岡山大学発表)です。プロジェクトは学生発の地域連携型イノベーションとして、地域の食文化を継承しながら経済的な波及効果を目指す取り組みです。
以下に、本記事で紹介したプロジェクトの主要情報を整理した表を掲載します。要点をまとめた上で、関心のある方はプロジェクトページや大学の各窓口で詳細をご確認ください。
項目 | 内容 |
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プロジェクト名 | 高校生と地域企業のコラボ商品を全国に届け、食文化を守り地域産業を盛り上げたい! |
実行者 | 岡山大学 医学部保健学科 看護学専攻4年 森本翔大 |
募集期間 | 2025年6月~8月末(予定) |
目標金額 | 396,000円 |
使用目的 |
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支援プラットフォーム | CAMPFIRE(https://camp-fire.jp/projects/831388/view?list=watched) |
主な連携・支援組織 | 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部、岡大ベンチャーサポートテラスV-Story 他 |
受賞歴 | PSI学生アイデアピッチ(2025年2月) オーディエンス賞 |
発表日時 | 2025年8月12日 21:30(岡山大学発表) |
問い合わせ | 岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部(start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp)※◎を@に置き換えてください |
本記事は、プレスリリースの内容を基に事実を整理してお伝えしています。詳細は上記のリンク先および問い合わせ先で確認してください。
参考リンク: