ロバーツ監督「大振りしすぎ」大谷に苦言 佐々木は9月復帰へ
ベストカレンダー編集部
2025年8月12日 21:49
おはようロバーツ配信
開催日:8月11日

ロバーツ監督が見た大谷翔平――「大振りしすぎている」との指摘と数字
ロサンゼルス・ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督が、ABEMAの独占インタビュー企画『おはようロバーツ』#18(配信:2025年8月11日(月)朝8時)で大谷翔平選手の8月の打撃について率直な見解を示した。ロバーツ監督は大谷選手の長打力を高く評価しつつも、現状のアプローチに懸念を示している。
番組内では、月間打率が4割を超える好調ぶりと並行して、115試合出場で142三振(2025年8月11日時点)という数字が示された点が話題になった。監督はこの三振の多さを問題視しており、改善のための意識変化を求める発言を行った。

三振と長打依存への具体的な言及
ロバーツ監督はインタビューで次のように述べている。
- 「三振は気に食わないし気にするよ」
- 「ホームランを1本打ったらあとは三振。翔平は少し大振りしすぎていると思う」
- 「もっと二塁打を打つ意識を持つべき。二塁打を狙えばホームランも出るし、バッティングの調子も上がる」
- 「(翔平に限らず)チーム全体で三振が多すぎる」
これらの言葉からは、チーム戦略として長打頼みではない出塁や状況に応じた打撃を重視する監督の姿勢が読み取れる。大谷選手自身は月間打率4割超という好成績を残している一方で、三振数が示すようにスイングの選択やコンタクト重視の意識に改善の余地があると判断されている。

打順変更の経緯と大谷選手の対応――「必要なら9番でも」発言の真意
シーズン当初からムーキー・ベッツ選手を1番打者に据える編成を行ってきたが、7月21日以降、大谷選手は打順を1番から2番に移された。ロバーツ監督はこの変更について、大谷選手と事前に話し合いを行ったことを明かした。
監督は、ベッツの不振脱却が見込める場合に打順を再調整する意図があったと説明している。大谷選手は打順変更に対し柔軟な姿勢を示しており、監督の振り返りとして「必要なことならやってください」「9番打てというなら打ちますよ」といった大谷選手の応答を紹介した。

選手と監督のやり取りから見えるチーム運営
ロバーツ監督はそのやり取りについて「『9番はない、せいぜい2番』だと言いましたけどね」と笑顔を交えて語った。ここからは、個人の役割よりもチーム全体の最適化を優先する姿勢、及び大物選手であっても柔軟に役割を受け入れるチーム文化が伺える。
この打順運用の背景には、打線全体のバランスを見据えた戦術的考慮があり、打者個々の調子とチームの相対位置を踏まえた判断が行われている。監督の発言は、単なる個人批評ではなく、チーム全体の打撃改善を促す意図を伴っている。

佐々木朗希の現状と復帰見込み――160キロを期待、マイナー調整は3登板想定
インタビューでは日本出身の大物投手、佐々木朗希選手についても最新情報が語られた。ロバーツ監督は8月9日に実施された3度目のライブBP(打者相手の投球練習)を踏まえて、状態は良好であると述べた。
監督は具体的に「知っている限り調子はよかったみたい」「本人は投手復帰が楽しみだと言っていた」とコメントし、肉体強化が進んでいる点や肩の状態が良好である点を評価している。

復帰プランの詳細と球速見立て
ロバーツ監督は復帰までの見通しについて具体的なプランを示した。マイナーでの調整登板はおおむね3回を想定し、それぞれおおむね3、4、5イニングを消化させる予定であると説明した。これが予定通り進めば、復帰時期は9月初めとの見込みを示した。
当初は「8月末に復帰できれば」との希望もあったが、現時点ではマイナー調整の進捗を受けて9月初めとなる見通しへ修正された。また、球速についてはロバーツ監督が「復帰した時には球速160キロは出せると思う」と明言しており、復帰後の即戦力性に期待を寄せる発言となっている。
監督は技術面だけでなくメンタル面についても言及し、「朗希には自信を持って欲しい。以前から朗希には自信がないように思えた。積極的に打者を攻めて欲しい。自分を信じて欲しい」と、若手エースに向けた激励の言葉を残した。

番組配信情報と取材の背景、ABEMAのMLB中継体制
本インタビューはABEMAが独占で配信するコンテンツとして制作された。『おはようロバーツ』#18は2025年8月11日(月)朝8時から配信され、番組は現在無料で視聴が可能と案内されている(視聴ページ:https://abema.tv/video/episode/239-209_s30_p19)。
同内容はYouTubeにも公開されており、『おはようロバーツ』#18のURLはhttps://youtu.be/XU6aCRlrI2Qである。これにより、ABEMA以外のプラットフォームからもインタビュー内容を確認できる。

ABEMAのMLB配信概要
ABEMAは『MLB2025』として日本時間の平日に行われるMLB公式戦を中心に中継を行っている。配信対象にはドジャース戦の平日開催全106試合を含み、全体では厳選された485試合を生中継する予定である。中継予定は変更の可能性がある旨も明記されている。
- 配信スケジュール
- 『おはようロバーツ』:毎週月曜朝8時~(#18配信:8月11日(月)朝8時~)
- MLB中継
- ドジャース戦平日開催全106試合を含む厳選485試合(番組ページ:https://abema.tv/video/title/239-209)
- 関連リンク
- ABEMAトップ:https://abema.tv/、PR映像:https://abema.tv/video/episode/239-209_s40_p999
また、インタビュー内では7月31日に大谷選手が緊急降板した場面の舞台裏や今後の起用プラン、アメリカ野球の殿堂入りを果たしたイチロー氏の話題など、ここでしか聞けない裏話も多く含まれている点が示された。

要点の整理
以下の表に、本記事で取り上げた主要な発言・事実・配信情報を整理する。表は発言の主旨、関連数値、配信・視聴リンクを含めて一覧化している。
項目 | 内容 |
---|---|
番組 | 『おはようロバーツ』#18(ABEMA独占配信、配信日時:2025年8月11日(月)朝8時~) |
視聴ページ | https://abema.tv/video/episode/239-209_s30_p19(ABEMA)/YouTube:https://youtu.be/XU6aCRlrI2Q |
ロバーツ監督の大谷評 | 月間打率4割超だが、115試合で142三振(2025年8月11日時点)。「大振りしすぎ」「二塁打を意識すべき」「チーム全体で三振が多い」と指摘 |
打順変更について | 大谷は開幕から1番で起用されていたが7月21日から2番へ変更。監督と事前に話し合いがあり、大谷は打順変更に柔軟に応じる姿勢を示した |
佐々木朗希の状況 | 8月9日に3度目のライブBP実施。肉体強化進捗良好。復帰時に球速160キロは出せる見込み。マイナーでの調整登板3回(各3、4、5イニング想定)、復帰は9月初め見込み |
ABEMAのMLB配信 | 日本時間の平日開催試合を中心にドジャース戦の平日開催全106試合を含む厳選485試合を生中継(中継予定は変更の可能性あり) |
追加話題 | 7月31日の大谷の緊急降板の舞台裏、今後の起用プラン、イチロー氏の殿堂入りに関する話題なども収録 |
以上がインタビューで明らかになった主な点の整理である。ロバーツ監督のコメントは選手個々の能力評価とチーム戦術の両面から発せられており、大谷翔平選手のスイング選択に対する改善提案や、佐々木朗希選手の復帰プランに関する具体的な見立てなど、当該回で提示された情報は多岐にわたる。『おはようロバーツ』は現在も無料配信中で、上記の視聴リンクから当該コンテンツを確認できる。
参考リンク: