8月24日開始 ふるさとLIFEゼミin信州 第1期の全貌
ベストカレンダー編集部
2025年8月12日 13:21
ふるさとLIFEゼミ開始
開催期間:8月24日〜11月3日

都市の暮らしと信州の現場をつなぐ、新たな越境プログラムの立ち上げ
2025年8月12日13時、Hue-ish株式会社は、長野県が実施する「信州つなぐ物語事業(令和7年度)」の一環として実践型プログラム「ふるさとLIFEゼミ in 信州(通称:さとゼミ)」の第1期に参加する“地域の仕掛け人”9名を発表しました。発表文には「長野県内の5市町村から参加が決まった9名の地域の仕掛け人を発表。地域の半生を聞き、人生の物差しを揺さぶられる3ヶ月の越境プログラムが始動」と記されています。
このプログラムは、観光や移住とは異なる「関係人口」の形成を目指す取り組みで、都市部に暮らす参加者がオンラインを中心に地域のキーパーソンと出会い、その人生や価値観に触れることを通じて〈自分の生き方や働き方を見直す機会〉を提供します。主催は長野県、受託事業者は株式会社Hue-ishです。
- 発表日
- 2025年8月12日 13:00(Hue-ish株式会社 発表)
- 事業名
- ふるさとLIFEゼミ in 信州(令和7年度「信州つなぐ物語事業」)
- 主催・受託
- 主催:長野県/受託事業者:株式会社Hue-ish

9名の「地域の仕掛け人」——半生と現在の取り組み
発表された9名は、地域資源を活かした事業、文化活動、コミュニティづくりなど多様なフィールドで活動する人々です。以下に、各氏の出身・経歴・現在の活動など、プレスリリースに示された情報をそのまま具体的に紹介します。各項目は本人の所属地域や活動拠点を明記しています。
各プロフィールは、インタビューの対象として参加者が接触する人物像を示すものであり、プログラムに参加した都市部の参加者がどのような対話を行う可能性があるかを理解する手がかりとなります。

白根 拓実(根羽村)
2000年生まれ。埼玉県熊谷市出身。大学では建築・土木・観光を軸に学び、在学中に地域活性化に関わるようになりました。
空き家を活用したシェア本屋の企画・運営を2021年にスタートし、2023年4月に長野県根羽村へ移住。現在は空き家担当として活動し、元旅館を関係案内所「シラネバ」として企画するなど拠点づくりを進めています。

阪口 凱海(根羽村)
三重県出身で元小学校教員。教員としての経験を踏まえつつ、自らの働き方を見直すために教職を退き、2024年4月に根羽村へ地域おこし協力隊として移住しました。
子どもたちへの教育的アプローチに取り組む一方、自身も新たな学びに挑戦し、体力づくりに励むなど、現場での実践を続けています。

小正 理文(根羽村)
都市部と地方で教育に携わり、ICT・探究学習・ギフテッド教育を実践。海外ではアフリカ・ガーナで学校の創設にも関わりました。
2024年に根羽村へ移住後は地域に根ざした学びを展開し、「根羽村営塾げん」では基礎学力向上に加え模試や探究活動を通して自ら学ぶ力と進路の意識を育む教育活動を行っています。

山際 真奈(須坂市・白馬村)
アートプロジェクトディレクターとしての経歴を持ち、福武財団や国立新美術館・東京国立近代美術館での参加型プログラム企画に従事してきました。
2023年に長野県へ移住し、自然環境や地史を活かした教育プログラムやDeep Time Walkとアートを組み合わせたプロジェクトなどを展開。映像や音楽を中心とした制作活動、古民家や高原での発表も続けています。上智大学大学院修士課程修了。

古畑 陽平(須坂市)
1998年生まれ、長野県長野市出身。東京都庁で土木職を務めていましたが、コロナの重症化による入院生活を経てUターンしました。
自家焙煎コーヒーを軸に活動し、「当たり前の日常の大切さ」を胸に、誰かの居場所や挑戦のきっかけとなる場づくり、須坂市の魅力発信に取り組んでいます。

小沼 真之(松川村・東京)
長野県松川村出身。外資系家電メーカーで法人営業・経営企画を経験後、TikTok Japanにて広告運用やガイドライン・コンテンツポリシーの策定に従事しました。
イベント会社でディレクターを務めた後に独立し、現在は地元でクラフトビールやナチュラルワインのフェスを主催するほか、クライアントのイベントプロデュースやディレクションを手がけています。

近藤 真由(中野市)
大学で建築を学び、建設会社で設計士として勤務。店舗設計の経験を経て、自ら場所を作ることを目指して飲食業界へ転身しました。
飲食店での実務や焼菓子販売、イベント出店の経験を活かし、中野市では地域おこし協力隊の空き家対策担当として移住。古道具屋(NAKANO DROP)内に空き家相談所を置きつつ、自身の物件探しも継続しています。

島 友理奈(安曇野市)
1988年安曇野市生まれ。服飾専門学校を経て東京でファッション業界に従事し、アーティストのライブ衣装などに携わりました。
地元・安曇野へ戻り、ドライフラワーを使ったヘッドドレスや自らのブランド展開、クラフトイベント出店を行いながら仲間と「つながる場所」をコンセプトにしたイベントを主催。カフェ&ホステルの開業も行っています。
新垣 正生(安曇野市)
2024年3月に東京から安曇野へ移住し、妻とともにアパレルに関わる仕事をしています。地域コミュニティへ参加するために副業で無印良品のイベント担当を務めるほか、商工会青年部にも参加して地域の祭事に携わっています。
安曇野の魅力を広く伝えるため、2025年9月14日に自身が主催する「あづみのつむぎ音楽祭」を開催予定です。
プログラムの骨子と募集概要:参加条件・日程・申込方法
「ふるさとLIFEゼミ in 信州」は、都市部在住の参加者がオンラインで地域のキーパーソンと出会い、半年ではなく短期集中的に地域の物語に触れる設計がなされています。参加者はインタビューを通じて地域の半生や価値観に触れ、ふるさとの“アンバサダー”のような体験を得ることが想定されています。
以下はプログラム実施の主要情報と募集要項です。申込みは説明会への参加が求められます。
項目 | 内容 |
---|---|
開催期間 | 2025年8月24日(日)〜11月3日(祝) |
開催形式 | 東京都内(銀座NAGANO)およびオンライン開催(全8回+任意の現地訪問) |
募集人数 | 20名程度(申込多数の場合は選考) |
募集締切 | 2025年8月17日(日)23:59 |
参加費 | 無料(交通費・現地訪問費等は自己負担) |
対象者 | 地域との関わりに関心のある20〜40代の都市部在住者を中心 |
申込方法 | まずは説明会に参加のうえ応募(詳細は主催・受託事業者の案内に従う) |
どのような人に向いているか
プレスリリースでは、具体的に参加を勧める対象像が示されています。移住を前提としない関わりを探したい人、旅行やワーケーションでは得られない深い人間関係に触れたい人などが想定されています。
以下はリリースに記載された推奨理由です。いずれも参加者が自身の価値観を言語化したり、新しい生き方のヒントを得たりする助けになります。
- 地域に関わりたいが、移住の判断はまだつかない人
- 旅行やワーケーションでは出会えない人との関係性に触れたい人
- 現状の働き方や暮らし方をベースにしつつ、新しい生き方を模索したい人
- 自身の想いや経験を地域との関わりの中で言葉にしてみたい人
主催・運営体制と問合せ先(企業情報を含む)
本プログラムは長野県が主催し、受託事業者として株式会社Hue-ishが運営を担います。発表文では運営会社の事業内容としてラーニングデザイン事業や関係人口創出事業が示されています。
プログラム詳細や応募に関する問い合わせは、受託事業者の広報窓口を通じて行うことが可能です。連絡先は下記に整理します。
- 会社名
- 株式会社Hue-ish(ヒューイッシュ)
- 所在地
- 東京都新宿区
- 設立
- 2022年8月
- 代表取締役
- 神原 沙耶
- 事業内容
- ラーニングデザイン事業/関係人口創出事業
- URL
- https://hue-ish.com
- お問い合わせ
- E-mail:info@hue-ish.com(株式会社Hue-ish 広報担当)
この記事のポイント整理
ここまでに示した内容を主要項目で表にまとめ、記事全体を総括します。プログラムの期間、参加条件、発表された9名のプロフィールなど、読者が確認したい事柄を中心に整理しました。
項目 | 要点 |
---|---|
発表日 | 2025年8月12日 13:00(Hue-ish発表) |
事業名 | ふるさとLIFEゼミ in 信州(令和7年度「信州つなぐ物語事業」) |
対象・募集人数 | 20名程度、20〜40代の都市部在住者を想定(申込多数は選考) |
開催期間 | 2025年8月24日〜11月3日(全8回+任意の現地訪問、銀座NAGANOおよびオンライン) |
参加費 | 無料(ただし交通費・現地訪問等は自己負担) |
募集締切 | 2025年8月17日(日)23:59 |
発表された地域の仕掛け人 | 白根拓実(根羽村)・阪口凱海(根羽村)・小正理文(根羽村)・山際真奈(須坂市・白馬村)・古畑陽平(須坂市)・小沼真之(松川村・東京)・近藤真由(中野市)・島友理奈(安曇野市)・新垣正生(安曇野市) |
主催/受託 | 主催:長野県/受託事業者:株式会社Hue-ish |
問い合わせ先 | 株式会社Hue-ish 広報:info@hue-ish.com/URL:https://hue-ish.com |
この表は、プログラムの要点と発表内容をコンパクトに整理したものです。掲載した各人物の経歴や取り組みは、プレスリリースの記載内容に基づいています。参加を検討する場合は、説明会への参加や主催・受託事業者が案内する募集要項の詳細を確認してください。