8/17開始 アフリカウィークが関西万博で開幕、絵手紙とAI体験

アフリカウィーク(関西万博)

開催期間:8月17日〜8月24日

アフリカウィーク(関西万博)
いつどこで開催するの?
2025年8月17日〜24日までの8日間、大阪・関西万博の国連パビリオンで開催。UNDP主催でパビリオン内の展示や体験に一般来場者が参加できます。
AI体験って具体的に何をするの?
会場の端末で自分の写真と「アフリカでやってみたいこと」などのメッセージを入力。生成AIがアフリカンプリントと融合したデジタルアートを生成して閲覧・共有できます。

世代と大陸をつなぐ場——「アフリカウィーク」の概要と開催情報

国連開発計画(UNDP)は、2025年8月17日(日)から8月24日(日)までの8日間、大阪・関西万博の国連パビリオンにて「アフリカウィーク(AFRICA WEEK)」を実施します。発表は2025年8月11日16時04分付のプレスリリースで行われており、一般社団法人SackOmiとの協働により、多様な演出と体験型プログラムが提供されます。

本企画は、同時期に開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)と連動し、日本とアフリカの間での相互理解と対等なパートナーシップの重要性を発信することを目的としています。会期中は文化・創造性を起点に、アートとデジタル技術を融合させた体験が展開され、訪れる世代を問わず国内外の来場者に向けた発信が行われます。

開催の主なポイントは以下の通りです。

  • 開催期間:2025年8月17日(日)〜8月24日(日)
  • 会場:関西万博 国連パビリオン
  • 主催:国連開発計画(UNDP)
  • 協力:一般社団法人SackOmi
  • 関連:第9回アフリカ開発会議(TICAD9)と連動

開幕式の焦点:子どもたちの「未来をつなぐ絵手紙」が示す共創の出発点

開幕式では、テーマに沿った全国の小学生が制作した「未来をつなぐ絵手紙」の贈呈が行われます。テーマは「あなたとわたし ー 未来を共につくる誓い」であり、日本の子どもたちがアフリカの子どもたちに向けて描いた想いと夢が作品として集められます。

これらの絵手紙は、アフリカの子どもたちの作品と合わせて国連パビリオン内で映像として展示されます。言葉や国境を越えたメッセージとして来場者へ提示され、世代と距離を超えた心の交流を象徴するプログラムとなります。

開幕式の主な登壇者と構成は以下の通りです。登壇者名はプレスリリース記載の表記を採用しています。

登壇者
アフナ・エザコンワ(国連事務次長補 兼 UNDPアフリカ局長)
ウスビ・サコ(一般社団法人SackOmi代表理事)
日本の小学生代表
式次第
・開会挨拶
・各スピーカーによるメッセージ
・小学生による発表と絵手紙贈呈
・AI体験紹介・質疑応答・閉会挨拶

式の構成は、メッセージの発信と子どもたちの参加を重視した構成となっており、プレゼンテーションと体験の両面から共創の始まりを示す内容です。

展示と体験の詳細:絵手紙展示と「AI×アフリカ布・未来ビジュアル」体験

会場では複数の展示・体験が同時進行で行われ、その中心に位置するのが「未来をつなぐ絵手紙」と、来場者参加型の生成AIを活用した体験です。両者はアートとテクノロジーを媒介に、文化間の対話を促す仕組みとして設計されています。

以下に、体験の主要コンテンツと参加方法、意義を整理します。

コンテンツ 内容 参加方法
未来をつなぐ絵手紙 全国の小学生が描いた絵手紙を、アフリカの子どもたちの作品と合わせて映像展示。テーマは「あなたとわたし ー 未来を共につくる誓い」。 展示は自由閲覧。開幕式では小学生代表による贈呈セレモニーを実施。
AI×アフリカ布「未来ビジュアル」体験 来場者が自身の写真と「アフリカでやってみたいことや想い」などのテキストを入力し、生成AIがアフリカンプリント(アフリカ布)と融合させたデジタルアートを生成する体験。 パビリオン内の端末または指定の手順で写真とメッセージを入力し、出力されたビジュアルをその場で閲覧・共有。

AI体験では生成された「未来ビジュアル」が、参加者の個人的な想いとアフリカの視覚文化を掛け合わせることで、想像力に基づく新たな国際対話の形を提示します。技術的には生成AIにより画像合成が行われ、アフリカンプリント特有の模様や色彩が組み込まれます。

展示は来場者の属性を問わず体験できるよう設計されています。子どもから大人まで、アートと技術の接点を通じて文化理解を促進することが意図されています。

目的と意義:パートナーシップの深化と次世代を起点とした共創

アフリカウィークは、単なる文化紹介に留まらず、日本とアフリカ間での相互理解と対等なパートナーシップの重要性を発信する場として位置づけられています。UNDPが掲げる持続可能な開発(SDGs)の文脈の中で、文化・教育・技術の融合による協働が期待されています。

とくに注目される点は、未来世代(子ども・若者)を起点とした国際理解と共感の醸成です。子どもたちが主体的に表現する絵手紙と、来場者が参加するデジタル体験が結び付くことで、世代を越えた対話のきっかけが生まれます。

  • 日本とアフリカのパートナーシップの深化と共創の推進
  • 未来世代を中心とした国際理解と共感の醸成
  • アートとテクノロジーを通じたグローバルな共創の可能性の発信

これらの目的は、TICAD9との連動を通じて国際的な議論の文脈にも組み込まれます。文化的表現と先端技術を組み合わせることで、従来の政策議論だけでは届きにくかった市民レベルでの交流や理解が促進されることが期待されます。

開催要点の整理と参考情報

ここまでに示したイベントの主要事項を、分かりやすく表にまとめます。日付・会場・主催・展示内容など、来場を検討する上での基本情報を一覧にしました。

項目 内容
イベント名 アフリカウィーク(AFRICA WEEK)
主催 国連開発計画(UNDP)
協力 一般社団法人SackOmi
開催期間 2025年8月17日(日)〜8月24日(日)
会場 関西万博 国連パビリオン
開幕式の主要構成 開会挨拶/スピーカーメッセージ/小学生による発表と絵手紙贈呈/AI体験紹介・質疑応答・閉会挨拶
主な登壇者(プレスリリース表記) アフナ・エザコンワ(国連事務次長補 兼 UNDPアフリカ局長)、ウスビ・サコ(一般社団法人SackOmi代表理事)、日本の小学生代表
展示・体験のハイライト 未来をつなぐ絵手紙(映像展示)、AI×アフリカ布「未来ビジュアル」体験(生成AIによるデジタルアート生成)
関連連動 第9回アフリカ開発会議(TICAD9)
発表日時(プレスリリース) 2025年8月11日 16:04
参考リンク https://undp.org/japan
関連キーワード UNDP、TICAD、EXPO、万博、開発、SDGs、アート、アフリカンプリント、国連、アフリカ

上の表は開催情報とプログラムの要点を整理したものです。UNDPによる今回の取り組みは、文化とテクノロジーの組み合わせを通じて、次世代の視点を国際的な議論と結び付けることを目指しています。展示と体験によって来場者は具体的な「対話のかたち」を体感でき、TICAD9と連動した文脈の中で、より広い国際協働の議論へとつながる設計です。

参考リンク: