八代市の災害寄付受付を開始 ふるさとチョイスが専用フォーム開設
ベストカレンダー編集部
2025年8月11日 14:49
八代市向け災害寄付開設
開催日:8月11日

八代市向け災害支援寄付申込みフォームを開設 — 令和7年8月の大雨被害に対応
株式会社トラストバンクは、国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を通じて、令和7年8月の大雨による被害に対応するため、熊本県八代市のための災害時緊急寄付申込みフォームを開設しました。発表は2025年8月11日11時26分に行われており、被災地へのお見舞いの意を表す言葉とともに、寄付受付開始の告知がなされています。
本配信は8月11日10時23分時点の情報をもとにしており、被災状況に応じて支援対象となる自治体数は今後増える可能性があると明記されています。寄付は災害支援金として扱われるため、原則として自治体からのお礼の品は提供されません。また、ふるさとチョイス災害支援では、自治体から寄付受付のためのサイト利用手数料を徴収していません。
開設の背景と基本情報
8月11日に開設された寄付申込みフォームは、被災地である八代市の復旧・復興支援のための資金を募ることを目的としています。トラストバンクは、「ふるさとチョイス災害支援」という枠組みを通じて、契約の有無にかかわらず全国の自治体にプラットフォームを無償提供しています。
今回の開設に関する主な情報は以下の通りです。開設日が8月11日、開設自治体は熊本県八代市、サイトは「ふるさとチョイス 災害支援」で、専用ページのURLは以下になります。
- 開設日:2025年8月11日(月)
- 開設自治体:熊本県八代市
- サイト:ふるさとチョイス 災害支援(運営:トラストバンク)
- 専用ページURL:https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/2653
寄付を検討する際は、上記の専用ページで被災状況の説明や寄付金の使途などが随時更新されるため、最新情報の確認が推奨されます。また、寄付者は被災地に対して応援メッセージを送ることが可能です。
「ふるさとチョイス災害支援」の仕組みとこれまでの実績
「ふるさとチョイス災害支援」は2014年9月にサービスを開始しました。ふるさと納税の仕組みを活用して、災害が発生した自治体の復旧・復興を支える寄付を募るためのプラットフォームであり、自治体への無償提供を行っている点が特徴です。
自治体はサイト上で被災状況や寄付金の活用事例を報告でき、寄付者は寄付と併せて応援メッセージを送ることができます。また、被災自治体自身の業務負担を軽くするための仕組みとして、代理寄付の制度を整備している点も重要です。
主な機能と運用上の特徴
プラットフォームの主な機能としては、自治体ごとの専用ページ作成、寄付金の用途や報告の公開、寄付者からのメッセージ受付などがあります。これにより、寄付の透明性と寄付者とのコミュニケーションが担保されます。
加えて、トラストバンクは自治体からサイト利用手数料を受け取らない運営方針を明示しており、寄付金が被災地に直接結び付く仕組みを意図しています。代理寄付の仕組みを活用することで、被災自治体は受付事務を外部の自治体に委託し、住民の安全確保や復旧活動に人的資源を優先配分できます。
過去の寄付実績と累計額
これまでの大規模な寄付集計の事例として、以下の実績が公表されています。各災害での寄付総額は、被災地の復興に向けた資金的支援の目安となります。
災害 | 概算寄付額 |
---|---|
平成28年 熊本地震 | 約19億円 |
平成30年7月豪雨 | 約16億円 |
平成30年 北海道胆振東部地震 | 約4.7千万円 |
令和6年 能登半島地震 | 20億円超 |
これらを含め、寄付総額は累計で110億円超(2025年7月時点)に達していると報告されています。こうした実績は、プラットフォームが被災地支援のために機能していることを示しています。
トラストバンクの役割とこれまでの取り組み
株式会社トラストバンクは2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設しました。会社のビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」とされており、地域の課題解決に向けた複数のサービスを展開しています。
トラストバンクは2018年11月に東証プライム市場の株式会社チェンジ(現:株式会社チェンジホールディングス)とグループ化し、その後も自治体向けのツールや地域向けのECなど、多様な事業を展開しています。
主なサービスと展開状況
主な提供サービスおよび実績は次の通りです。ふるさとチョイスは申込み可能自治体数が全国の約95%に相当する1,700自治体超(2024年10月時点)をカバーし、お礼の品掲載数は76万点超(2024年10月時点)とされています。
- LoGoチャット
- 2019年9月にリリースされた自治体向けビジネスチャット。自治体内の業務効率化を目的とする。
- LoGoフォーム
- 2020年3月に公開されたノーコード電子申請ツールで、行政手続きのオンライン化支援を行う。
- めいぶつチョイス
- 2023年10月に開始された地域の特産品を販売するECサイト。地域経済循環の促進を目指す。
このほか、地域通貨事業や休眠預金等を財源とした地域のソーシャルビジネス事業者支援など、地域経済の循環や持続可能性に関する複数のプロジェクトを運営しています。会社の詳細は公式サイトでも確認できます(https://www.trustbank.co.jp/)。
寄付の留意点と今回の開設情報の整理
寄付を行う際の主な留意点として、今回のような災害支援枠での寄付は災害支援金に該当するため、原則として自治体からのお礼の品はありません。また、ふるさとチョイス災害支援は自治体からのサイト利用手数料を徴収していない旨が明示されています。
寄付申込みページでは、被災状況や寄付金の使途、寄付後の報告などが自治体側で公表されるため、寄付前に専用ページでこれらの情報を確認することが重要です。被災状況の変化に伴い、支援対象自治体が増える可能性がある点も考慮してください。
寄付手続きの基本的な流れと確認ポイント
寄付を申し込む際の一般的な手順は、専用ページで詳細を確認したうえで、寄付金額を選択し、決済方法を選んで手続きを行います。寄付後は領収や手続き完了の案内が表示されます。
確認すべきポイントとしては、寄付金の使途、寄付が災害支援金扱いであること(お礼の品がないこと)、寄付ページの最終更新日時や報告の有無、そして最新情報の確認先(ふるさとチョイス 災害支援サイトまたはトラストバンク広報)になります。
- 専用ページを開き、被災自治体の状況と寄付金の使途を確認する。
- 寄付金額と決済方法を選択して申し込みを行う。
- 完了後の受領情報や自治体からの報告を定期的に確認する。
なお、今回の八代市に関する専用ページはこちらです:https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/2653。災害支援全体の情報は、ふるさとチョイス 災害支援のトップページでも案内されています:https://www.furusato-tax.jp/saigai/
本件の要点を整理した表
項目 | 内容 |
---|---|
発表主体 | 株式会社トラストバンク |
発表日時 | 2025年8月11日 11時26分(本配信の情報は8月11日10時23分時点) |
対象災害 | 令和7年8月の大雨 |
開設自治体 | 熊本県八代市 |
専用ページURL | https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/2653 |
寄付に関する注意点 | 災害支援金のため原則お礼の品はなし。サイト利用手数料は自治体から徴収なし。 |
ふるさとチョイス災害支援の開始 | 2014年9月サービス開始。累計寄付総額は110億円超(2025年7月時点) |
トラストバンクの関連情報 | 創業2012年、ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。公式サイト:https://www.trustbank.co.jp/ |
本稿では、トラストバンクが8月11日に開設した熊本県八代市向けの災害時寄付申込みフォームの開設事実と、「ふるさとチョイス災害支援」サービスの仕組み・実績、ならびにトラストバンクの事業概要と寄付に際しての留意点を整理して伝えました。寄付を検討する場合は、専用ページや災害支援トップページで最新情報を確認のうえ、適切な手続きを行ってください。
参考リンク: