irotoa「藍乃和」9月1日発売 天然藍染のタオル・はんかち・てぬぐい
ベストカレンダー編集部
2025年8月10日 16:42
藍乃和シリーズ発売
開催日:9月1日

irotoaが紡ぐ藍の物語──新シリーズ「藍乃和(あいのわ)」が発表
インクルーシブカルチャーブランド irotoa(イロトア) は、株式会社太洋光芒の発表により、製品ラインナップ第一弾として「藍乃和(あいのわ)シリーズ」を公表した。発表日時は2025年8月10日 11時10分である。
同シリーズは日本の伝統技法である藍染を現代的にアレンジし、タオル・ハンカチ・てぬぐいの3アイテムで構成される。販売は原宿ストアおよびオンラインショップにて2025年9月1日より開始され、予約は発表日から可能とされている。
プレスリリースでは、藍が持つ色の幅と文化的意味を「個性の色」「命の音」と結び付けるコンセプトが明記され、シリーズ名「藍乃和」は藍という色が一人ひとりの色を映し出すという意図を示している。

藍に宿る8つの物語:色と営みが伝える意味
藍乃和シリーズの核となるのは「藍に宿る8つの物語」である。以下に、プレスリリースで示された8つのテーマを順に整理する。
それぞれの物語は藍染という技術そのものに根ざした観察と解釈であり、色の多様性、発酵の営み、個性や護り、制約下での創造性、自然との循環、そして色が現れる瞬間といった要素を含む。

1. 藍四十八色の多様性
藍の青は単一の色ではなく、「藍白(あいじろ)」のような淡い色から「留紺(とめこん)」のような深紺まで、江戸時代には48の色名で分類された。
同じ染料でも素材や気候、職人のわずかな手の動きで色合いは変化するため、藍は多様性を象徴している。プレスリリースはこの点を、人それぞれの肌の色や価値観、暮らし方の違いになぞらえている。
2. 発酵が生む命の音
藍甕の中では微生物が働き、表面に現れる赤銅色の膜は「藍の華」と呼ばれて発酵の順調さを示す。職人は泡立ちや匂い、粘りを手や舌で確かめると説明されている。
プレスリリースは、発酵が目に見えない「音」のように甕全体に感じられると述べ、色を生み出す営みを〈植物+微生物+人の手〉の響き合いとして描写している。
3. 一点物の色ムラ=個性の色
藍染めの布は絞りや風の影響などで色ムラや滲みが生じ、同じ模様は二度と生まれない。工業的な均一性がない点が、一点物としての価値を生むという説明がある。
リリースは、この「予定調和を外れたところ」にこそ魅力が宿るとして、藍の不均一さを個性の比喩として位置づけている。
4. 勝ち色の力強さ
藍の最も濃い色は「褐色(かちいろ)」と呼ばれ、武士の勝ち色として用いられてきた。染めの工程では布を叩き色を繊維に打ち込む工程(「搗(か)つ」)が行われ、これが「勝つ」に通じるとも伝えられる。
藍乃和シリーズの深い青は、困難に直面しても前進する力を象徴する色として説明される。
5. 護りの色
藍には防虫・抗菌の作用があるとされ、歴史的には赤ん坊の産着や農作業着、蚊帳や寝具に使われて人を守ってきたという。
プレスリリースでは、汗を吸い肌を守り季節を問わず着心地を支える色として、藍乃和が「護りの力」を現代の暮らしに再び取り戻す意図が示されている。
6. 制約の中の創造性
江戸時代の贅沢禁止令により派手な色が禁止された時代、人々は藍の濃淡や縞、絣(かすり)の工夫でおしゃれを楽しんだ。限られた色域で個性を表現する知恵が育まれた。
この歴史を引き合いに出し、プレスリリースは障害や環境の制約があっても創造性は失われないというメッセージを提示している。
7. 自然と共生する循環
藍染は自然の循環の中で成立する。蓼藍を畑で育て、発酵で染液を得て、使い終えた染液や残渣は土に還り肥料になるというサイクルが説明されている。
化学薬品を用いず川を汚さないこの循環は、環境にやさしいものづくりのモデルであり、irotoaの藍乃和シリーズはこの循環を尊重して製造されると明記されている。
8. 色が開く瞬間
甕から引き上げた布は一時的に茶色や緑がかった色を呈するが、空気に触れることで鮮やかな藍色に変化する。これは酸化という化学反応であり、色が現れる瞬間が“魔法”のように表現されている。
プレスリリースはこの変化を、埋もれていた才能や個性が出会いや経験で輝き出す瞬間に重ね、irotoaがその瞬間を一人ひとりに届けたいとする意図を伝えている。
製品仕様と製造の特長:一点物としての価値と環境配慮
藍乃和シリーズの製品概要は以下のとおりである。シリーズ名は「藍乃和(あいのわ)」、商品構成はタオル、ハンカチ、てぬぐいの3点である。
特徴としては、天然藍染による一点物の色合い、日常使いに適した品質、および環境にやさしい循環型製法が挙げられる。藍染の工程は自然素材(蓼藍)と発酵を要するため、同じ色が二つとない一点物としての価値が担保される。
- 商品構成
- タオル、ハンカチ、てぬぐい
- 特徴
- 天然藍染/一点物の色合い/日常使いに適した品質/循環型製法
- 発売日
- 2025年9月1日(販売は原宿ストアおよびオンラインショップ)
- 予約開始
- 発表日(2025年8月10日)より受付
藍乃和はんかちについて
プレスリリースでは特に「藍乃和はんかち」が天然藍染による一点物であり、贈り物や日常使いに適している点が強調されている。
素材と染めの特性上、使用や洗濯を重ねることで色味が変化する可能性があるため、手触りや色合いの変化も含めて長く使える製品として位置づけられている。
販売方法・店舗情報・お問い合わせ先
販売は irotoaコラボレーションストア(原宿) とオンラインショップの両チャネルで行われる。販売開始は2025年9月1日で、予約は発表日から受け付ける。
予約や問い合わせについては、プレスリリースに記載の連絡先にて対応する。
- 販売開始:2025年9月1日(原宿ストア/オンラインショップ)
- 予約:2025年8月10日より受付開始(お問い合わせ先にて)
- 店舗名
- irotoa(いろとあ)コラボレーションストア
- 住所
- 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21−16
- アクセス
- JR山手線 原宿駅 竹下口改札出口より徒歩8分/東京メトロ 明治神宮前駅 5番出口より徒歩4分
- 問い合わせ先
- TEL:045-309-7611(平日 9:00-18:00)<COLORS弘明寺 内>
プレスリリース原文は関連リンクとして公開されている。詳細な製品写真や販売ページはオンラインショップにて確認できるとされている。
関連リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000100964.html
要点整理(表形式)
以下の表は、本記事で紹介した藍乃和シリーズの主要情報を整理したものである。製品の構成や発売日、問い合わせ先などを一目で確認できる。
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年8月10日 11時10分(株式会社太洋光芒による発表) |
ブランド | irotoa(イロトア)/インクルーシブカルチャーブランド |
シリーズ名 | 藍乃和(あいのわ) |
商品構成 | タオル、ハンカチ、てぬぐい |
特徴 | 天然藍染による一点物の色合い/日常使いに適した品質/環境にやさしい循環型製法 |
販売開始 | 2025年9月1日(原宿ストア・オンラインショップ) |
予約 | 2025年8月10日より受付(お問い合わせ先にて) |
店舗住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21−16(irotoaコラボレーションストア) |
アクセス | JR山手線 原宿駅 竹下口 徒歩8分/東京メトロ 明治神宮前駅 5番出口 徒歩4分 |
問い合わせ先 | TEL:045-309-7611(平日 9:00-18:00)<COLORS弘明寺 内> |
関連情報 | プレスリリース掲載ページ:PR TIMES 記事 |
本記事は、発表資料に記載された内容を整理・要約したものである。製品の具体的な仕様や販売に関する追加情報は、記載の問い合わせ先およびオンラインショップの案内に従って確認されたい。
キーワードとしては「irotoa」「MATERIAL CROWN」「COLORS弘明寺」「就労継続支援B型事業所」「藍染」「原宿」「自立」「障害」「工賃」「SDGs」などがプレスリリース内で示されている。
ハッシュタグ:#藍乃和 #irotoa #藍染 #個性の色、命の音
参考リンク: