横浜本牧の伝統行事「お馬流し」を8月3日にマリンFMが生中継
ベストカレンダー編集部
2025年8月10日 05:49
お馬流し生中継
開催日:8月3日

横浜マリンFMが伝える本牧の伝統行事「お馬流し」
横浜マリンFMは、地域の伝統行事である「第460回 お馬流し」を臨場感たっぷりに生中継しました。このイベントは、地域の記憶や人々の想いを電波に乗せて届ける貴重な機会となりました。さらに、マリンFMは2025年8月26日に開局6周年を迎えます。
お馬流しは、本牧神社の例祭の一環として行われ、永禄9年(1556年)に始まった歴史ある行事です。今年で460回目を迎えるこの祭りは、茅で作った馬首亀体の「お馬さま」に町中の災いや穢れを託し、大海原へと流すことで、天災回避や悪疫退散を祈願します。神奈川県指定無形民俗文化財としても登録されており、国際港・横浜を代表する夏祭りの一つとして、地域の人々が一丸となって奉仕します。

お馬流しの神事と地域の絆
お馬流しの神事は厳粛に執り行われる一方で、盆踊りや神輿渡御などの神賑わいも行われ、地域の絆を深める重要な場となっています。本牧の人々にとって、この祭りは「心の原風景」とも言える存在で、「本牧の夏はお馬流しの夏」と称されるほどです。
今年の中継では、町内18地点を巡る行列に合わせて、スタジオと現地を交互につなぐ実況体制が組まれました。奉納神楽や巫女舞、神輿渡御、さらには船上で馬を駆け込む「せめ」の場面まで、行事の一部始終を臨場感たっぷりにリポートしました。参加者の声や地域の歴史に触れるインタビューも交え、まちの息づかいを“声”で届ける放送が実現しました。

地域の想いを伝える放送
今年のテーマ「一心一意」には、“守り抜くべきものを未来へつなぐ”という想いが込められています。リポートを通じて、神社と町が心を一つに結び、祈りと喜びを共有する様子がラジオ越しにも鮮やかに伝わりました。
「代々受け継がれてきたものを絶やさず、これからも続けていくために、こうして形に残して伝えてくれることが、何よりもうれしく、ありがたく思います」との声も寄せられ、地域の人々の思いが伝わる放送となりました。

マリンFMの役割とコミュニティづくり
横浜マリンFMは、横浜市中区本牧に拠点を置く地域密着型のラジオ局です。リスナーが番組に参加し、地域の人々が自らパーソナリティを務めるなど、“まちの声が主役”のメディアとして、放送を超えたコミュニティづくりに取り組んでいます。
日々の暮らしに寄り添う情報発信に加え、災害時には防災情報を迅速に届ける「地域の声のライフライン」としての役割も果たしています。今回の「お馬流し」の中継でも、商店主や子どもたち、文化団体など多様な地域住民が登場し、まさに“地域とつながる放送”が実現しました。

今後の展望と地域への寄り添い
マリンFMは、開局以来一貫して「地域の声を、地域の中から」という姿勢を大切にし、横浜・本牧の暮らしと文化に寄り添う放送を提供し続けます。代表の笹原延介氏は、「つながる地域の放送局」として、リスナーとのつながりを深めていくことを目指しています。
具体的には、2025年8月26日に開局6周年を迎えるマリンFMは、8月24日(日)に「マリンFM 6周年プレアニバーサリーイベント」を横浜ハンマーヘッドパークで開催します。このイベントには、横浜市消防音楽隊や杉劇歌劇団、The Bookmarks、KARINA、横浜GRITSなど、多彩なゲストが出演予定です。さらに、会場に隣接するハンマーヘッドスタジオから記念特別番組も生放送され、会場と電波の両方で盛り上がることが期待されています。

お馬流しの概要とマリンFMの情報まとめ
お馬流しは地域の伝統行事であり、マリンFMはその様子を生中継することで地域の声を届けています。以下は、今回の内容を整理した表です。
項目 | 内容 |
---|---|
行事名 | お馬流し |
開催場所 | 本牧神社 |
開催日 | 2025年8月3日 |
中継局 | 横浜マリンFM |
開局6周年イベント | 2025年8月24日 |
周波数 | 86.1MHz |
地域に根ざした活動を続けるマリンFMは、今後も本牧の文化や行事を大切にしながら、地域の人々と共に歩んでいく姿勢を持ち続けます。
参考リンク: