2025年7月実施！氷撃αの体温抑制効果を検証した機能性試験結果

株式会社リベルタ、FREEZE TECH「氷撃α」の機能性試験を実施

株式会社リベルタは、2025年8月8日に、猛暑対策のためのクーリングウェアブランド「FREEZE TECH 氷撃α」に関する機能性試験を実施したことを発表しました。この試験は、同社が展開する機能衣料ブランド「LIDEF」の一環として行われ、熱中症予防に寄与することを目的としています。

試験の詳細や結果については、以下に詳しく説明します。

試験の実施概要

本機能性試験は、2025年7月2日にHc LAB（ユニチカガーメンテック株式会社内）で実施されました。試験の目的は、FREEZE TECH「氷撃α」が猛暑環境下での体温上昇を抑える効果があるかどうかを検証することです。

以下は、試験の具体的な内容です。

• 実施日時：2025年7月2日 9:30～17:30
• 実施場所：Hc LAB（ユニチカガーメンテック株式会社内）
• 測定内容：皮膚表面温度計測、サーモグラフィ撮影
• 被験者：3名（30代女性、30代男性、40代男性）

被験者はそれぞれ異なるサイズの「氷撃α」を着用し、猛暑環境下での運動を行いました。運動終了後には、再び前室に戻り、休憩を行いながら体温の変化を測定しました。

測定環境と条件

試験は、以下の条件で実施されました。

冷却室環境

気温20度、湿度65%

運動環境

気温約35度、湿度約50%

被験者は運動開始前に250mlの水分を摂取し、運動終了後にも同量を補給しました。運動中の体温変化を正確に測定するため、看護師が同席し、被験者の体調に配慮しました。

体温変化の検証結果

試験の結果、各被験者の体温変化に関する詳細なデータが得られました。以下に、各被験者の結果を示します。

被験者Aの結果

被験者A（30代女性）は、運動終了後の体温の降下スピードが明らかに「氷撃α」を着用した場合に早く、猛暑環境での運動後に急激な体温低下が確認されました。特に、汗が乾いた後も体温が低い状態が維持されることが観察され、長時間にわたって体温を下げる効果があると認められました。

被験者Bの結果

被験者B（30代男性）は、運動中の体温上昇がプラセボと比較して抑えられ、運動終了直後には初期体温より低い状態が60分間維持されました。これにより、「氷撃α」の効果が確認されました。

被験者Cの結果

被験者C（40代男性）は、運動中の体温上昇に顕著な差は見られなかったものの、運動終了後の体温低下においては「氷撃α」が顕著な効果を示しました。特に、汗をかいた状態から体温がすぐに下がり始め、元の体温よりも低い位置まで下がり、その状態が維持されました。

体温低下のメカニズムと効果

今回の試験では、発汗後の体温低下に明確な差異が認められました。これは、発汗が進むことで体温調整機能が活性化し、温度低下が顕著になるためです。特に猛暑時には、発汗が増加することが予測され、体温低下への貢献がさらに大きくなることが示唆されます。

また、運動時間を約15分と設定したことで、被験者の発汗具合に応じた体温の低下幅に差が見られました。猛暑下では、発汗がさらに高まることが予測されるため、体温低下の効果が一層強化されることが期待されます。

氷撃αの特長と今後の利用可能性

氷撃αは、先進技術を用いて素材自体が衣服内温度の上昇を自動でコントロールすることが特徴です。これにより、酷暑環境での快適性を向上させる効果が期待されています。特に、屋外で長時間作業を行う現場作業者やスポーツ選手にとって、体温低下効果は大いに役立つと考えられます。

以下は、氷撃αの製品概要です。

氷撃αは、熱中症予防のための有効な手段として位置づけられ、特に高温多湿の環境下での活動において、体温上昇を抑えるための重要なアイテムとなります。

以上の内容をまとめると、FREEZE TECH「氷撃α」は、機能性試験において体温上昇を抑える効果が確認され、熱中症予防に寄与することが証明されました。今後、この製品が多くの方に利用されることで、猛暑対策に役立つことが期待されます。