2025年夏の暑さと意識変化調査、7月29日実施の結果を解説
ベストカレンダー編集部
2025年8月9日 10:18
夏の意識調査2025
開催期間:7月29日〜7月30日

2025年夏に関する意識調査の概要
2025年8月8日、日本インフォメーション株式会社は、全国の20~69歳の男女1180名を対象に「夏に関する意識調査」を実施しました。この調査は、2025年7月29日から7月30日までの期間に行われ、夏の暑さに対する意識や対策についてのデータを収集しました。
調査結果は、過去10年と比較して夏に対する意識の変化や、暑さ対策グッズの利用状況、夏の暑さが生活に与える影響など、多岐にわたる内容となっています。

調査結果の主なファインディングス
調査結果から得られた主なファインディングスについて詳しく見ていきます。

1. 夏の期間の変化
調査によると、現在の「夏」と感じる期間は、10年前と比べて平均1.4ヶ月長くなり、6月から9月までの期間が7割以上を占めるようになりました。10年前は7月から8月がメインで、平均で2.2ヶ月だったのに対し、現在は平均で3.6ヶ月に及んでいます。
さらに、夏に対する好意度も大きく変化しています。現在の夏を「好き」と感じる人は23.0%に留まり、「好きではない」と感じる人は58.4%を占めています。特に、「嫌いな気持ちが増した」と答えた人は69.3%に達し、年齢が高くなるほどその割合が高くなる傾向が見られます。

2. 暑さ対策グッズの利用状況
調査では、利用経験のある暑さ対策グッズとして「うちわ・扇子」「水筒・マイボトル」「帽子」「日焼け止め」が上位に挙げられました。特に「日傘」は認知度が高いものの、男性の利用経験は12.2%に留まり、全体での利用率はやや低めです。
具体的な認知率は以下の通りです:
- 日傘:71.5%
- うちわ・扇子:71.4%
- 日焼け止め:70.8%
- 帽子:70.3%
また、利用経験率も「うちわ・扇子」が58.3%、「水筒・マイボトル」が55.3%、「帽子」が55.0%と高い結果が出ています。特に最近1~2年で利用が増加したグッズには、「クールネックリング」「空調服」「ハンディファン」などが挙げられています。

3. 暑さが生活に与える影響
調査結果によると、夏の暑さは生活に大きな影響を与えていることが明らかになりました。「外出の際の行動範囲が狭くなる」と感じる人は55.5%、「体調不良や疲労感を感じることが増える」と答えた人は54.6%に達しています。
具体的な影響は以下の通りです:
- 外出の際の行動範囲が狭くなる:55.5%
- 体調不良や疲労感を感じることが増える:54.6%
- 家事のやる気が下がる:53.9%
- 買い物や外出頻度が減る:52.0%
一方で、「電子レンジの調理が増える」や「食費の節約意識が下がる」は2割台に留まり、暑さによる生活への影響は、全般的に男性よりも女性で高めとなる傾向が見られました。

調査結果のまとめ
今回の調査を通じて、現在の夏は10年前と比べて平均1.4ヶ月も長くなり、人々の間で「夏が嫌いになった」という意識が顕著に高まっていることが明らかになりました。暑さによる生活への影響も大きく、外出や家事など日常行動に支障をきたすケースが増えています。
以下に、調査結果の要点を表にまとめます。
項目 | 結果 |
---|---|
夏の期間(平均) | 3.6ヶ月 |
夏に対する好意度(好き) | 23.0% |
夏に対する好意度(嫌い) | 58.4% |
利用経験のある暑さ対策グッズ(上位) | うちわ・扇子、 水筒・マイボトル、 帽子、 日焼け止め |
外出の行動範囲が狭くなる | 55.5% |
体調不良や疲労感を感じることが増える | 54.6% |
今後、企業側には、長期化・過酷化する夏に寄り添う新たな価値提供が求められるでしょう。調査結果は、夏の暑さに対する意識や対策を考える上で、重要なデータとなることが期待されます。
参考リンク: