2025年8月1日発表 日本の大学留学生比率ランキング詳細

留学生比率ランキング発表

開催日:8月1日

留学生比率ランキング発表
日本の大学で留学生比率が高いのはどこ?
2025年の調査によると、立命館アジア太平洋大学が留学生比率48.3%でトップ。日英両語授業や多文化共生活動が特徴です。
このランキングはどうやって作られてるの?
JASSOや文部科学省のデータを使い、2024年11月から2025年5月までの期間に日本国内大学の留学生比率をデスクトップリサーチで算出しています。

『留学生比率で見る日本の大学ランキング』の発表

ポップコーン株式会社は、2025年8月1日(金)に「大学パワーランキング」として『留学生比率で見る日本の大学ランキング』を公開しました。このランキングは、日本国内の大学における外国人留学生の比率を基にしたもので、国際化の進展を示す重要な指標とされています。

本調査は、JASSO(日本学生支援機構)の「外国人留学生在籍状況調査」、文部科学省の「学校基本調査2024」、および各大学の公式ファクトブックや統計年報を用いたデスクトップリサーチに基づいて行われました。調査期間は2024年11月から2025年5月までで、日本国内の大学(科目等履修生を除く学部・大学院正規課程在籍者)を対象としています。

『大学パワーランキング』が「留学生比率で見る日本の大学ランキング 」を発表!日本国内の大学を対象にした2025年調査レポート 画像 2

調査の方法と対象

調査の具体的な方法としては、以下のような内容が含まれています。

  • 調査内容: 外国人留学生比率(留学生数 ÷ 総在籍学生数 × 100)を算出
  • 調査手法: JASSOや文部科学省のデータを利用したデスクトップリサーチ
  • 調査対象: 日本国内の大学

また、大学の統合や改組などによる欠損値がある場合には、最も近い年度の公式値を補完し、同一法人・同一大学として比較を行っています。

ランキング詳細と上位大学の特徴

このランキングでは、留学生比率が高い大学が上位にランクインしています。以下は、ランキング上位10大学の詳細です。

順位 大学名 留学生比率 留学生数 特徴
1 立命館アジア太平洋大学(APU) 48.3% 3,160 日英両語で授業、全員がキャンパス寮で多文化共生活動
2 日本経済大学 46.6% 2,675 三拠点で実学系プログラム、起業支援制度
3 日本映画大学 38.4% 173 多言語字幕実習、国際共同制作プロジェクト
4 東京国際大学 22.4% 米国オレゴン州に海外キャンパス
5 国際教養大学 19.9% 全授業英語、反転留学モデル
6 東京大学 16.4% PEAKプログラム、国際卓越大学院
7 筑波大学 14.0% 国際フェス、学園都市キャンパス
8 国際基督教大学(ICU) 13.5% 少人数英語ゼミ
9 京都大学 約12% ASEANダブルディグリープログラム
10 九州大学 11.2% 多言語食堂、国際寄宿舎

1位の立命館アジア太平洋大学(APU)は、学生6,541名中3,160名が留学生であり、留学生比率は48.3%と非常に高い数値を示しています。授業の約9割を日英両語で提供し、全員がキャンパス寮で多文化共生活動を経験する独自のモデルが国際性を際立たせています。また、109か国・地域から集まる学生がPBL形式の授業や国際ビジネスコンテストに挑戦し、卒業後の海外就職率も高くなっています。

2位の日本経済大学は、福岡・渋谷・神戸の三拠点を軸に、経営・観光・IT分野の実学系プログラムを英日併用で展開しており、留学生対象の起業支援金制度やビジネスプランコンテストなどを整備しています。3位の日本映画大学は、映画制作専門大学として多言語字幕実習や国際共同制作プロジェクトを実施しており、卒業制作の国際映画祭入賞率が高いことでも知られています。

今後の展望と調査の意義

ポップコーン株式会社では、今後も独自調査とオープンデータを組み合わせた学術・教育分野の調査レポートを継続的に発表し、日本国内の研究力可視化を推進していく方針です。これにより、大学の国際化の進展状況を把握し、さらなる多文化共生の実現に寄与することを目指しています。

「大学パワーランキング」では、研究機関や教育業界の企画立案・共同研究先選定などに幅広く活用される調査を実施しており、公開情報と独自リサーチを組み合わせた国内最大規模・最高頻度の定量調査として、多角的なデータを分析しています。各大学が持つ様々なパワーをリアルタイムで可視化し、研究者や企業に信頼性の高い指標を提供しています。

まとめ

この記事では、ポップコーン株式会社が発表した『留学生比率で見る日本の大学ランキング』について詳しく解説しました。調査の方法や対象、上位大学の特徴、今後の展望など、多岐にわたる情報をお伝えしました。以下の表に、今回のランキングの要点をまとめます。

大学名 留学生比率 特徴
立命館アジア太平洋大学(APU) 48.3% 日英両語授業、キャンパス寮で多文化共生活動
日本経済大学 46.6% 実学系プログラム、起業支援制度
日本映画大学 38.4% 多言語字幕実習、国際共同制作プロジェクト
東京国際大学 22.4% 海外キャンパス
国際教養大学 19.9% 全授業英語、反転留学モデル
東京大学 16.4% PEAKプログラム
筑波大学 14.0% 国際フェス
国際基督教大学(ICU) 13.5% 少人数英語ゼミ
京都大学 約12% ASEANダブルディグリープログラム
九州大学 11.2% 多言語食堂、国際寄宿舎

このランキングは、大学の国際化の進展を示す重要な指標であり、今後の教育政策や大学の運営方針に影響を与える可能性があります。