7月12日開催「ヒューマンライブラリーin郡山市歴史情報博物館」レポート
ベストカレンダー編集部
2025年8月8日 13:00
ヒューマンライブラリー郡山
開催日:7月12日

ヒューマンライブラリーin郡山市歴史情報博物館の開催
2025年7月12日(土)、特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークスが運営するソーシャルスクエア郡山店及び郡山駅前店は、郡山市歴史情報博物館にて「ヒューマンライブラリー〜人を貸し出す図書館〜」を開催しました。このイベントは、障がいのある方の就労移行支援や自立訓練を行う取り組みの一環であり、今回で3回目の開催となります。
ヒューマンライブラリーは、参加者が語り手と呼ばれる人々の人生や経験を「本」として聞くことができるユニークなイベントです。今回のイベントには、6名の語り手が登場し、それぞれ異なる経験や背景を持つ方々が集まりました。

多様な背景を持つ語り手たち
語り手たちは、以下のような多様なテーマに基づいた経験を持っています。
- ジェンダーの違和感や性被害と向き合う人
- 買い物依存症から立ち上がった人
- 障がいのある家族を支える立場の人
- 海外での生活を通じて多文化社会を考える人
- 学校でのいじめや孤立を経験した人
- 音や環境に敏感な感覚特性を抱える人
これらの語り手たちは、それぞれが社会の中で「少数派」として見過ごされがちな立場や感情を、自分の言葉で静かに届けてくれました。彼らの語りは、参加者に深い理解を促し、対話を通じて相手の背景や価値観に触れる貴重な機会を提供しました。

対話の場としてのヒューマンライブラリー
郡山市歴史情報博物館の一角に設けられた“図書館”は、語り手と読者が出会う対話の場として機能しました。語り手たちは自らの生き方やこれまでの経験を語り、参加者(読者)はその語りに耳を傾けました。静かな対話の空気がゆっくりと場を包み、参加者たちは語り手の言葉にじっと耳を澄ませる時間が続きました。
参加者からは、「語っていくことの重要性を感じた」「この場を必要とする人に届くことを望む」といった様々な声が寄せられました。語り手と読者の間に生まれた対話の場は、会場の外でも少しずつ広がっていく可能性を感じさせるものでした。

今後の活動と展望
ソーシャルデザインワークスは、今後もヒューマンライブラリーという形に限らず、語り合い、聴き合う場づくりを継続していく方針です。多様性を尊重し、様々な生き方や働き方を応援する文化を醸成するために、地域の人々との交流を深める活動を推進していきます。
このような活動は、地域の人々に勇気を与え、多くの人たちの人生の豊かさに繋がることを目指しています。また、20年後の未来に向けて、社会貢献活動を通じて人・街・文化に対する様々な支援を行っていくことを誓います。

事業所に関するお問い合わせ
ソーシャルスクエア郡山店及び郡山駅前店に関するお問い合わせは、以下の通りです。
- ソーシャルスクエア郡山店
- 電話:070-1147-6039
- メール:ss_koriyama@sdws.jp
- HP:https://socialsquare.life/square_list/05_koriyama/
- Instagram:https://www.instagram.com/socialsquare_koriyama/
- ソーシャルスクエア郡山駅前店
- 電話:080-4380-5827
- メール:ss_koriyamaekimae@sdws.jp
- HP:https://socialsquare.life/square_list/09_koriyamaekimae/
- Instagram:https://www.instagram.com/socialsquare_koriyamaekimae/
まとめ
今回のヒューマンライブラリーは、語り手と参加者が対話を通じて深い理解を得る貴重な機会となりました。多様なバックグラウンドを持つ語り手たちの経験は、参加者に新たな視点を提供し、社会の中で見過ごされがちな立場や感情に光を当てるものでした。今後もこのような活動を通じて、地域の人々との交流を深め、多様性を尊重する社会の実現に向けて努力していくことが期待されます。
イベント名 | ヒューマンライブラリーin郡山市歴史情報博物館 |
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開催日 | 2025年7月12日 |
開催場所 | 郡山市歴史情報博物館 |
語り手の人数 | 6名 |
主なテーマ | ジェンダー、障がい、依存、文化、精神的な苦しさ |
運営団体 | 特定非営利活動法人ソーシャルデザインワークス |
このように、ヒューマンライブラリーは参加者にとって新しい発見や理解を深める場となり、今後の活動においてもその影響を広げていくことが期待されます。
参考リンク: