2025年8月8日発表:リンクトブレインとCausal FoundryがAI×ゲーミフィケーションで提携

リンクトブレイン提携発表

開催日:8月8日

リンクトブレイン提携発表
リンクトブレインとCausal Foundryの提携って何がすごいの?
両社の提携は、ゲーム設計のノウハウと自己進化型AIを組み合わせ、ユーザー行動をリアルタイムで予測し最適な体験を提供する革新的なソリューションを目指しています。
この提携でどんな業界に影響があるの?
ゲームやアプリ領域だけでなく、教育、ヘルスケア、行政、金融など非ゲーム分野にもゲーミフィケーションとAIを活用し、ユーザーの行動変容や継続率向上に寄与します。

リンクトブレインとCausal Foundryが業務提携

2025年8月8日、株式会社リンクトブレインとコーザル・ファウンドリ合同会社は、業務提携に関する覚書(MOU)を締結しました。この提携により、両社はゲーミフィケーション設計のノウハウと適応型パーソナライゼーションAIを組み合わせ、ゲームやアプリ領域におけるユーザー体験を革新し、新たな顧客価値の創出を目指します。

具体的には、リンクトブレインの強みであるゲーミフィケーションの設計力と、Causal Foundryの自己進化型AI技術を融合させ、ユーザーの行動をリアルタイムで分析・予測し、最適な体験を提供する共同ソリューションの展開を行います。

リンクトブレインの概要と強み

株式会社リンクトブレインは、東京都文京区に本社を置き、ゲーム業界において10年以上の経験を有する企業です。スマートフォンやPC、ゲーム機向けのゲーム設計・開発・運営を行っており、その実績をもとに優れたユーザー体験(UX)の提供やユーザー継続率の最適化を実現しています。

特に、2025年から開始した「ゲーミフィケーション設計サービス」では、ゲームで培ったプレイヤー心理や行動設計のノウハウを教育、ヘルスケア、行政、金融などの非ゲーム領域に応用し、ユーザーが自然にサービスに関与し、行動変容を促す仕掛けを設計・提供しています。これにより、企業や自治体の課題解決を支援する取り組みを拡大しています。

Causal Foundryの適応型パーソナライゼーションAI

Causal Foundryは、スペイン・バルセロナに本社を持つスタートアップで、ゲイツ財団やGoogleから資金提供を受けている企業です。日本法人は東京都渋谷区にあり、CEOはアフリカ・ペリアニェス博士です。Causal Foundryが提供する「適応型パーソナライゼーションAI」は、ユーザーの行動パターンを継続的に学習し、施策結果からフィードバックを得て自己進化する特性を持っています。

このAIは、需要予測や在庫管理、行動変容を促すナッジ設計など、実社会の現場に深く入り込んだAIインフラを提供しており、高精度な行動予測に基づくパーソナライズ機能は、UX最適化やユーザー離脱防止において優れた成果を上げています。特に、AmazonやNetflixが実現したパーソナライズ体験は今や一般的な期待となっていますが、その実装には技術的・運用的なハードルが存在します。Causal Foundryは、既存プラットフォームに柔軟に組み込める実証済みのソリューションを提供し、これらの課題を解決します。

提携の背景と狙い

近年、デジタルサービスにおいては、ユーザー一人ひとりの行動を読み解き、継続率やエンゲージメントを最大化することが求められています。この背景を受け、リンクトブレインとCausal Foundryの提携は、両社の専門知識を活かし、以下のような価値創出を目指しています。

  • ユーザー行動のリアルタイム分析・予測による最適な体験提供
  • ゲーム・アプリ領域におけるAI活用の拡大
  • ゲーミフィケーションとパーソナライゼーションAIの非ゲーム分野への展開
  • 営業連携や販売代理、技術導入支援などの共同スキーム整備

このように、両社はそれぞれの強みを活かし、革新的なソリューションを提供することで、ユーザー体験の向上を図ります。

両社の代表コメント

リンクトブレインの代表取締役社長、清水弘一氏は、「Causal Foundry社とのコラボレーションは大変光栄であり、このご縁に感謝します。両社のコラボレーションにより、個人の嗜好を学習しパーソナライズされた体験を最適化し提供することで、従来の枠を超えた新しいサービスや製品が生まれることを楽しみにしています」と述べています。

一方、Causal FoundryのCEO、アフリカ・ペリアニェス博士は、「リンクトブレインは業界に対する深い知見と優れた設計力を備えており、私たちが日本市場で技術を展開するうえで理想的なパートナーです。このパートナーシップを通じて、技術がもたらす価値をさまざまな産業で実証し、日本市場のニーズに応える形での新たな展開へとつなげてまいります」とコメントしています。

今後の展開と会社概要

両社はすでに複数の共同プロジェクトやPoC(概念実証)を企画中であり、今後さらに詳細な連携メニューや導入モデルを順次発表する予定です。

以下に、両社の会社概要をまとめます。

会社名 所在地 代表者 事業内容 URL
株式会社リンクトブレイン 東京都文京区本郷3丁目43-16 コア本郷ビル2階 清水弘一 ゲーム開発・運営事業、ゲーミフィケーション事業、ゲーム業界特化型HR事業 https://linkedbrain.jp/
Causal Foundry合同会社 東京都渋谷区恵比寿南1-1-1 ヒューマックス恵比寿ビル8階 アフリカ・ペリアニェス博士 適応型AIプラットフォームの開発と提供(物流、医療、eコマース、ゲーム業界等) https://causalfoundry.ai/jp

この提携により、両社は今後さらに多様な分野での連携を強化し、ユーザー体験の最適化を目指していくことが期待されます。

参考リンク: