8月25日開催『遠い山なみの光』国際共同製作の実態を語るイベント

映像業界向けメディア「Branc」がイベントを開催

映像業界に特化したビジネスメディア「Branc（ブラン）」を運営する株式会社イードは、2025年8月25日（月）にオフラインとオンラインのハイブリッド形式でイベント『「遠い山なみの光」プロデューサー登壇！日本映画に国際共同製作が必要な理由とその実態 Dialogue for BRANC #8』を開催します。このイベントでは、カズオ・イシグロ原作、石川慶監督の映画『遠い山なみの光』での日本・イギリス・ポーランドの三か国共同製作を実現したプロデューサーの石黒裕之氏と福間美由紀氏を招き、国際共同製作をテーマにした議論が行われます。

イベントの背景と目的

近年、国際共同製作は世界の映画産業において主流となりつつあります。複数の国で製作費を調達し、合作映画を製作することが一般化しており、日本映画もこの潮流に乗る必要があります。特に、今年のカンヌ国際映画祭では、国際共同製作の日本映画が注目を集めており、例えばコンペティション部門の『ルノワール』や、ある視点部門の『遠い山なみの光』などがその一例です。

グローバルなストリーミングプラットフォームが競争を繰り広げる中、日本のコンテンツが世界市場でその価値を最大化するためには、国際共同製作への理解と実践が不可欠です。このイベントでは、映画『遠い山なみの光』を通じて、国際共同製作の実態やその必要性について深く掘り下げます。

議論される主なトピック

本イベントでは、以下のようなトピックが議論される予定です。

• 『遠い山なみの光』がイギリス、ポーランドとの共同製作となった経緯とその必要性
• 国際共同製作のメリットと苦労する点
• 日本映画のグローバル展開の現状、カンヌで感じた日本映画の現在地
• プロデューサーから見た石川慶監督の才能
• 『遠い山なみの光』の見どころ・魅力について

これらのトピックは、映画業界の最前線で活躍する実践者たちの視点から語られ、参加者にとって非常に有意義な時間となることでしょう。

登壇者プロフィール

イベントには、以下の著名な登壇者が参加します。

石黒 裕之（いしぐろ ひろゆき）氏

1991年生まれの石黒氏は、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで映画制作を学び、数々の短編映画をプロデュースしてきました。2019年に日本に帰国後、スタジオ地図に参加し、2021年には細田守監督の長編アニメーション映画『竜とそばかすの姫』の制作プロデューサーとして活躍しました。

福間 美由紀（ふくま みゆき）氏

東京大学大学院を修了後、映像制作会社を経て、2014年に企画制作会社「分福」の立ち上げに参加。近年では是枝裕和監督の日仏合作映画『真実』や、カズオ・イシグロ原作の『遠い山なみの光』など、多くの作品に関わってきました。

MC：杉本 穂高

Branc編集長として、映画批評や取材・執筆を行っている杉本氏がMCを務めます。

イベントの詳細情報

このイベントは、映画や映像コンテンツのプロデューサー、製作・宣伝・配給担当者、国際共同製作に関心のあるクリエイターや制作会社の方々に特におすすめです。また、映画業界でのキャリアを目指す学生にも有意義な内容となっています。

イベント後には、登壇者とのネットワーキングの時間も設けられており、直接話す貴重な機会が提供されます。

このイベントを通じて、日本映画の国際共同製作の重要性やその実態についての理解を深めることができるでしょう。映画業界の未来を見据えた貴重な機会となります。

最後に、今回のイベントに関する情報を整理してまとめます。

このように、イベントの内容や参加方法について詳しい情報が提供されており、興味のある方には参加を検討する価値があるでしょう。