新埜康平の個展「A Movie Script」松坂屋静岡で8月27日開催
ベストカレンダー編集部
2025年8月7日 17:17
新埜康平個展A Movie Script
開催期間:8月27日〜9月2日

新埜康平の個展「A Movie Script」の開催について
2025年8月27日(水)から9月2日(火)まで、松坂屋静岡店 北館2階 アート&ラグジュアリーサロン Blanc CUBEにおいて、日本画家新埜康平による初の個展「A Movie Script」が開催されます。この個展は、新埜康平の多彩な作品世界を体験する貴重な機会です。日本の美術界で注目を集める新埜康平の作品は、映画のような視点で日常の風景を切り取ることに特徴があります。
松坂屋静岡店での展示は、新埜康平にとって特別な意味を持つものであり、多くの方々にその作品を見ていただけることを願っています。入場は無料で、会期中は無休で開催されるため、気軽に訪れることができます。

出展作品の内容
本展では、以下のような作品が展示される予定です。
- 「be kind rewind」シリーズ: 絵コンテや漫画のコマ割り的表現を用いた、動きのある鮮やかな作品群。
- 「Science Fiction」シリーズ: 伝統的な山水画の中に突如として現れるUFOを軽やかな視点で描いた作品。
- 「A Movie Script #1」: LIFE誌の表紙写真をサンプリングした新作で、本展初公開となる。
これらの作品は、新埜康平の独自の視点や技法を反映しており、観る者に新たな感覚を提供します。特に「be kind rewind」シリーズは、映画的な要素を取り入れた作品であり、日常の中に潜むドラマを感じさせてくれます。

作家のメッセージ
新埜康平は、今回の展示にあたり以下のようなメッセージを寄せています。
「生活の中では映画のようなドラマチックな出来事は起きなくても、少しずつ時は進みます。少しの変化の積み重ねが大きな変化への伏線となっているのだと思います。」
彼は、日常の中に映画のようなワンシーンを見出すことの重要性を強調し、アトリエの近くの交差点や公園など、身近な風景からインスピレーションを得ていると述べています。作品はすべて、自然や季節の中で手に入る日本画材を用いて制作されており、鑑賞者の生活の変化と共に作品も変化していくことを目指しています。

新埜康平のプロフィール
新埜康平(Kohei ARANO)は、東京生まれで、東京を拠点に活動している日本画家です。個展の開催に加え、パブリックアートへの作品提供やアパレルブランドとのコラボレーションなど、多岐にわたる活動を展開しています。近年は国外でも活動の幅を広げており、2025年8月には中国の美術館でのアーティスト・イン・レジデンスに参加予定です。また、韓国で開催されるアジア最大のアーバン&ストリートアートフェスティバル『アートフェアURBAN BREAK』や『アートフェアASYAAF』への参加も決まっています。
彼の作品は、ストリートカルチャーや90年代映画の影響を受けており、記憶の断片を絵コンテや漫画のコマ割り的な表現で描くことで、日常の中に映画的な要素を見出しています。

受賞歴と活動
新埜康平は、これまでに以下のような受賞歴があります。
- 2023年
- Independent Tokyo 2023 小山 登美夫 賞/産業貿易センター
- metasequoia 2023 笹貫 淳子賞/大阪
- 2022年
- 第1回 Idemitsu Art Award(旧シェル美術賞)入選 /国立新美術館
- 2021年
- 第39回 上野の森美術館大賞展 入選/上野の森美術館
- 第56回 神奈川県美術展 入選/神奈川県民ホール
- 2020年
- 第16回 世界絵画大賞展 協賛社賞/東京都美術館
これらの受賞歴は、彼の作品が多くの人々に評価されている証です。新埜康平は、今後もその独自の視点で新たな作品を生み出し続けることでしょう。

開催概要
以下は、個展「A Movie Script」の開催概要です。
項目 | 詳細 |
---|---|
会場 | 松坂屋静岡店 北館2階 アート&ラグジュアリーサロン Blanc CUBE(静岡) |
会期 | 2025年8月27日(水)〜9月2日(火) |
時間 | 10:00 ~ 18:30(最終日は16時閉場) |
入場 | 無料 |
作家在廊日 | 8月30日(土)12時〜17時 8月31日(日)10時〜15時 |
作品の購入や取材に関するお問い合わせは、松坂屋静岡店のアート&ラグジュアリーサロンへご連絡ください。詳細は、公式サイトやInstagramでも確認できます。
新埜康平の個展「A Movie Script」は、映画のような視点で日常を描く作品を通じて、観る者に新たな感覚を提供する展示となることでしょう。彼の作品を通じて、日常の中に潜む美しさやドラマを再発見する機会となることを期待しています。
参考リンク: