2025年8月開催|大阪万博で最新技術融合のロボコン『XROBOCON』始動
ベストカレンダー編集部
2025年8月7日 17:14
XROBOCON大阪大会
開催期間:8月26日〜8月27日

大阪万博での新たなロボコン競技『XROBOCON』の概要
2025年8月26日から27日の2日間、大阪・関西万博会場にて開催される次世代ロボット競技会「XROBOCON」では、最新のデジタルツイン技術と現実を融合させた競技が行われます。本大会は、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社が「Powerd by Unity」として技術協賛を行い、100人近いメンバーが参加します。
競技の形式は、現実の物理ロボットとデジタルツインを活用したもので、すべての参加チームがUnity製の3Dシミュレーション環境「バーチャルフィールド」を利用します。AIによる制御アルゴリズムの構築や戦略立案を行い、実際のフィールドでロボットを操作するAIに指示を出しながら、バーチャルフィールド上のコインを相手より多く獲得することが求められます。

Unity技術の採用理由とその利点
本大会においてUnityが基盤技術として採用された理由は、いくつかの要素が挙げられます。まず、UnityはROS(Robot Operating System)との連携が容易であり、デジタルツインの活用実績が豊富です。また、Unity Asset Transformer(旧Pixyz)を利用したロボットのCADデータのインポートが簡単であることも、大きな利点とされています。
全ての参加チームは、Unityを利用してバーチャルフィールド上でのロボットとAIのシミュレーションを行います。これにより、実際の競技に向けた準備が整えられ、競技の質が向上します。さらに、Unityの使いやすさは、全チームがスムーズに技術を活用できるための重要な要素となっています。
大会の主催者と競技の特徴
大会を主催するのは株式会社NHKエンタープライズで、プロデューサーの吉田拓史氏は、今回の競技における技術的なチャレンジとして「AIエージェント」がロボットをコントロールする点を挙げています。デジタルツインと現実のロボットとの連携が、シミュレーションの鍵となります。
今回のバーチャルフィールド制作においてUnityが公式に推奨された理由は、その使いやすさと、CADデータからロボットを簡単にインポートできる点にあります。これにより、今後の競技においても重宝される機能となることが期待されています。
大会の詳細情報
XROBOCONの詳細は以下の通りです。参加者や観覧者は、ぜひこの新しいロボコン競技を体験してみてください。
項目 | 詳細 |
---|---|
大会名称 | XROBOCON 第1回大会 in 大阪・関西万博 |
日時 | DAY1:2025年8月26日(火)14:00~17:00 DAY2:2025年8月27日(水)14:00~17:00 |
会場 | 大阪・関西万博 EXPOホール「シャインハット」 |
主催 | 株式会社NHKエンタープライズ |
本大会は、ロボット技術の進化とAIの活用を体感できる貴重な機会です。競技の詳細については、公式サイトを参照することができます。
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社について
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社は、Unityの日本法人として、モバイル、PC、コンソールから空間コンピューティングまで、さまざまなプラットフォームでゲームやインタラクティブな体験を創造し、販売、成長させるための一連のツールを提供しています。詳細は公式サイト(unity3d.jp)にて確認できます。
Unityは、今後も幅広い業界においてリアルタイム3D技術やデジタルツインを活用したソリューションの提供を通じて、イノベーションの創出と人材育成に貢献していく方針です。
まとめ
今回の『XROBOCON』は、デジタルツイン技術とAIを駆使した新しい形のロボット競技会であり、Unityの技術がその基盤を支えています。以下は大会の要点をまとめた表です。
要点 | 詳細 |
---|---|
大会名称 | XROBOCON 第1回大会 in 大阪・関西万博 |
開催日 | 2025年8月26日〜27日 |
技術協賛 | ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン |
競技内容 | 現実のロボットとデジタルツインを融合したAI制御競技 |
会場 | 大阪・関西万博 EXPOホール「シャインハット」 |
この大会は、最新技術を駆使したロボット競技の未来を示す重要なイベントとなるでしょう。今後の技術革新に注目が集まります。