2025年8月7日開始|ナレッジセンスの法人向けローカルLLMサービスとは?
ベストカレンダー編集部
2025年8月7日 16:41
ローカルLLMサービス開始
開催日:8月7日

法人向け「ローカルLLM」サービスの提供開始について
株式会社ナレッジセンスは、2025年8月7日より、法人向け「ローカルLLM」サービスの提供を近日中に開始することを発表しました。このサービスは、オープンソースの大規模言語モデル(LLM)をお客様のプライベートクラウドやオンプレミス環境に構築し、セキュアな運用を支援することを目的としています。これにより、セキュリティ要件が厳しい企業でも、自社データを活用した生成AIの安全な運用が可能になります。
本サービスは、特に金融、医療、インフラ業界など、機密情報を扱う企業にとって重要な選択肢となります。これらの業界では、クラウドベースのAIサービスに社内情報を入力・送信することができないため、ローカルでの運用が求められています。
「ローカルLLM」サービスの背景とニーズ
ナレッジセンスは、これまで法人向けに提供してきた生成AIサービスの実績を活かし、顧客のニーズに応える形で「ローカルLLM」サービスを開発しました。近年、多くの企業がオープンソースのLLMを活用し、自社データでファインチューニングやRAG(Retrieval-Augmented Generation)を行いたいと考えていますが、これには高度な専門知識が必要とされ、導入のハードルが高いという課題があります。
そのため、ナレッジセンスは、オープンソースLLMの選定から導入、運用支援までをワンストップで提供することで、企業が安心して生成AIを活用できる環境を整えていきます。
新サービス「ローカルLLM」の主な特徴
「ローカルLLM」サービスには、以下のような主な特徴があります。
- 1. オープンソースLLMの選定・導入を支援
「gpt-oss」をはじめとするオープンソースLLMの中から、用途や予算に応じて最適なモデルを選定し、お客様の環境に導入します。 - 2. オンプレミス環境でのセキュアな運用
お客様のプライベートクラウドやオンプレミスサーバー上にLLM環境を構築し、機密情報や個人情報を外部に送信することなく、安全に生成AIを活用できます。 - 3. 継続的な運用サポート
導入後もLLMのバージョンアップや追加のチューニング、技術的な課題へのサポートを行い、安心してご利用いただける体制を整えています。
「ChatSense」によるクラウドでのセキュアな利用
ナレッジセンスでは、今回の「ローカルLLM」サービスに加えて、法人向けの「ChatSense」サービスも提供しています。このサービスは、セキュリティを強化した形でChatGPTを利用できるもので、クラウド利用が可能な業務においては「ChatSense」を、より高いセキュリティ要件が求められる場合には「ローカルLLM」を選択することができます。
「ChatSense」には以下のような機能があります:
- チャット内容をAIの学習から守る機能
エンタープライズプラン、ビジネスプラン、無料のスタータープランの全てで利用可能な共通機能です。 - 豊富な独自機能
プロンプトを社内で共有する機能や、メンバーの一括管理機能、フォルダ&ドラッグ整理機能、プロンプトテンプレート機能、RAG機能など、ビジネス向けに特化した機能が多数搭載されています。 - 初期費用が無料、最低利用期間の縛りがない
企業が導入しやすいように、初期費用を無料とし、最低利用期間の縛りを設けていません。
ナレッジセンスの企業概要と今後の展望
ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、全ての社員の生産性を向上させるために、法人向けのChatGPTサービス「ChatSense」や事業コンサルティングを提供しています。これにより、生成AIを活用して業務効率を向上させたい企業からのニーズに応えています。
ナレッジセンスの会社概要は以下の通りです:
会社名 | 株式会社ナレッジセンス |
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本社所在地 | 東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階 |
代表者 | 代表取締役CEO 門脇 敦司 |
設立 | 2019年4月10日 |
事業内容 | ChatSenseおよび生成AIテストサービスの企画・運営、生成AIを活用したDX戦略コンサルティング、社内外向けのソリューション開発など |
ナレッジセンスは、生成AIを活用することで、企業の業務効率を向上させ、デジタルトランスフォーメーションを推進するための活動に尽力しています。
参考リンク: