2025年8月5日開催 大阪・関西万博で栄養不良解決のトークセッション
ベストカレンダー編集部
2025年8月7日 15:31
栄養不良トークセッション
開催日:8月5日

大阪・関西万博にて栄養について考えるトークセッションを開催
2025年8月5日、ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社は、一般財団法人日本栄養実践科学戦略機構(NUPS)主催のトークセッションに協賛し、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージ」にて「日本人の3人に1人が栄養不良!解決の決め手は?」というテーマでイベントを開催しました。このトークセッションでは、日本における栄養不良の現状とその解決策について、専門家たちが意見を交わしました。
登壇者には、ゼスプリのAPACマーケティング本部長である猪股可奈子氏、NUPSの理事長中村丁次氏が名を連ね、フリーアナウンサーで野菜ソムリエ上級プロの竹下裕理氏が司会を務めました。トークセッションの後半には、人気キャラクターのキウイブラザーズが登場し、会場は盛り上がりを見せました。

栄養不良の現状とその解決策
トークセッションでは、まず中村理事長が「栄養不良」の概念について説明しました。一般的には栄養素の不足を指す「低栄養」がイメージされがちですが、実際には過剰摂取を含む「過栄養」も栄養不良に該当します。このように、栄養不良は「二重負荷」として認識されています。特に日本では、若い女性や高齢者におけるやせの問題と中高年層のメタボ問題が同時に存在しており、栄養の偏りが深刻な課題となっています。
さらに、猪股本部長は、昨年6月に行った全国規模の意識調査の結果を発表しました。この調査では、栄養バランスのとれた食事を摂りたいと考える人が9割以上である一方、実際に毎日摂れている人は約2割に留まるという現実が明らかになりました。この背景には、忙しい生活や個食の増加、物価の高騰といった要因が影響していることが示唆されています。

果物の重要性と意識の違い
猪股本部長は、果物に対する日本と海外の意識の違いについても触れました。例えば、フランスやドイツでは、果物が栄養バランスの取れた食生活に良いと考える人が70%に達する一方、日本ではその割合がわずか20%に過ぎません。また、果物の摂取量に関しても、日本は160カ国中152位という低い位置にあります。このことから、多くの日本人が果物を日常的な食事の一部として位置づけていないことが浮き彫りになりました。
日本では「一汁三菜」という食文化が根付いていますが、この考え方が逆に多くの人々にとって心理的な負担となり、栄養バランスの良い食事を実践することを難しくしているとの指摘もありました。そこで、果物のように手軽に栄養を摂取できる食品の活用が求められています。

栄養バランスの良い食事とは
中村理事長は、「栄養バランスの良い食事」とは、主食、主菜、副菜に果物と乳製品が加わった状態を指すと説明しました。栄養素は大きく分けて、炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つに分類されます。特に日本人に不足しがちな栄養素には、食物繊維、カリウム、鉄、カルシウム、タンパク質などがあります。
食物繊維やカリウムは果物から補うことができ、果物はビタミンやミネラルも豊富に含んでいるため、調理が少なく、手軽に食べられる点が特に忙しい現代人にとっておすすめです。

キウイフルーツの栄養素
トークセッションでは、特にキウイフルーツに注目が集まりました。猪股本部長は、キウイフルーツが含む栄養素について詳しく説明しました。キウイフルーツには、ビタミンCや食物繊維、カリウム、葉酸など、10種類の栄養素が含まれています。特にサンゴールドキウイはビタミンCが豊富で、1個で1日に必要な量を摂取できます。また、グリーンキウイは食物繊維が豊富で、手軽に食べられるため、栄養補給に非常に適しています。

キウイクイズ大会とイベントのまとめ
トークセッションの最後には、参加者が楽しむことができる「今日からあなたもキウイ博士」クイズ大会が行われました。キウイブラザーズが登場し、会場が一気に盛り上がりました。クイズでは、サンゴールドキウイのビタミンCの含有量がレモン7個分であることや、皮ごとキウイを食べられることなどが紹介され、参加者は楽しみながらキウイフルーツや果物の栄養素について学びました。
今回のイベントは、栄養課題や果物の健康価値を広く訴求する貴重な機会となりました。ゼスプリは、2024年に「ゼスプリ栄養改革プロジェクト」を発足し、栄養バランスの良い食事を「楽しく手軽に」実現するための活動を続けていく方針です。
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | 日本人の3人に1人が栄養不良!解決の決め手は |
日時 | 2025年8月5日(火) 13:00~14:00 |
開催場所 | 大阪ヘルスケアパビリオンイベント広場「リボーンステージ」 |
主催 | 一般財団法人日本栄養実践科学戦略機構 |
協賛 | ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社 |
登壇者 | 中村 丁次(NUPS理事長)、猪股 可奈子(ゼスプリ本部長) |
このトークセッションを通じて、日本における栄養課題や果物の重要性が再認識され、今後の食生活改善に向けた具体的なアクションが期待されます。ゼスプリは引き続き、栄養バランスの良い食事を促進するための活動を推進していく方針です。
参考リンク: