8月18日開始!大阪・関西万博で多言語アバターロボ案内実証

アバターロボ遠隔案内実証

開催期間:8月18日〜8月24日

アバターロボ遠隔案内実証
アバターロボットって何ができるの?
アバターロボットnewmeは遠隔操作で来場者を案内し、多言語対応で展示内容を説明。まるで現地にいるかのような自然な対話が可能です。
大阪・関西万博での具体的な運用期間はいつ?
2025年8月18日から24日まで、午前10時から午後7時まで運用。初日は名古屋のSTATION Aiから操作し、以降は東京のavatarinオフィスから遠隔案内を行います。

アバターロボットを活用した多言語での遠隔案内業務の実施

2025年8月7日、ANAホールディングス発のスタートアップであるavatarin株式会社(代表取締役CEO:深堀 昂)と名古屋外国語大学(学長:亀山 郁夫)は、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、愛知県が出展する「未来社会ショーケース事業スマートモビリティ万博『ロボットエクスペリエンス』」に参画し、アバターロボット「newme(ニューミー)」の運用を行うことを発表しました。

この取り組みは、愛知県ブース「AICHI Robot Friendly Café」にて実施され、3台のアバターロボットが稼働します。来場者は、遠隔地から操作されるnewmeを通じて、各展示エリアへの案内や、ロボット展示に関する説明を受けることができるため、より多様なコミュニケーションが可能となります。

アバターロボットを活用した多言語での遠隔案内業務を実施 画像 2

実証概要と運用スケジュール

本実証は、2025年8月18日から24日までの間、午前10時から午後7時まで行われます。ただし、愛知県ブースの開館時間は午前9時から午後8時までであり、最終日の24日は午後7時までとなります。

アバターロボットの設置場所は、大阪・関西万博の「ロボット&モビリティステーション」にある愛知県ブースで、操作場所は以下のように設定されています。

日付 アバター設置場所 アバター操作場所
8月18日 愛知県ブース(大阪府大阪市) STATION Ai(愛知県名古屋市)
8月19日〜24日 愛知県ブース(大阪府大阪市) avatarin(株)オフィス(東京都中央区)

アバターロボット「newme」の機能

avatarinが独自開発したアバターロボット「newme」は、遠隔操作によって来場者を案内し、展示内容を紹介する役割を果たします。特に、初日には名古屋外国語大学の学生がオペレーターとして参加し、名古屋市内のSTATION Aiからnewmeを操作し、多言語での案内を行います。この取り組みにより、国際色豊かな来場者に対して、さまざまな言語でのコミュニケーションが可能となります。

2日目以降は、東京・日本橋にあるavatarin株式会社のオフィスから、継続的にアバターロボットを運用し、来場者に対してインタラクティブな体験を提供します。これにより、来場者はロボットとの自然な対話を通じて、まるでその場にいるかのような感覚を味わうことができます。

次世代人材の育成と社会への影響

本取り組みは、次世代を担う若者の人材育成にも寄与することを目的としています。名古屋外国語大学の学生が、アバターロボットを通じて多言語での接客に挑戦し、国際理解や多文化共生の精神を体現します。このような経験を通じて、学生は新たなスキルを身につけ、今後の社会において必要とされる人材へと成長することが期待されています。

また、愛知県が提唱する「ロボットインクルーシブ」な社会の実現に向けた一歩として、ロボットが人に寄り添い、協働する未来の可能性を来場者に実感してもらう機会となります。このような取り組みは、技術の進化とともに、社会がどのように変わっていくのかを示す重要な事例となるでしょう。

STATION Aiについて

STATION Aiは、名古屋市鶴舞にある日本最大のスタートアップ支援拠点です。スタートアップの創出・育成・展開・誘致を図るとともに、オープンイノベーションの促進を目的に様々な支援メニューを提供しています。現在、800社を超える国内外のスタートアップやパートナー企業がSTATION Aiに参画し、新規事業創出に取り組んでいます。

まとめ

本記事では、avatarin株式会社と名古屋外国語大学が共同で実施する、アバターロボット「newme」を活用した多言語での遠隔案内業務について詳しく紹介しました。以下に、今回の取り組みの要点をまとめます。

項目 詳細
実施期間 2025年8月18日〜24日
設置場所 大阪・関西万博「ロボット&モビリティステーション」愛知県ブース
アバター操作場所 初日:STATION Ai、2日目以降:avatarin(株)オフィス
運用内容 多言語での来場者案内・展示紹介
目的 次世代人材育成とロボットインクルーシブ社会の実現

このように、アバターロボットを活用した新しい形の案内業務は、技術の進化とともに、より多くの人々とのコミュニケーションを促進し、未来の社会に向けた重要な一歩となるでしょう。

参考リンク: