2025年9月開始、東海中学教員が挑む新フルーツビール事業

教員チームのクラフトビール開業

開催日:9月1日

教員チームのクラフトビール開業
教員がどうしてクラフトビール事業を始めたの?
東海中学・高校の教員チームが働き方改革の一環として兼業に挑戦。教育の枠を超え、若年層や女性にも飲みやすいビールを提供し、地域活性化も目指しています。
どんなビールが発売される予定なの?
2025年9月からフルーツビールを発売予定。これまでビールを敬遠してきた層にも受け入れやすい味わいを目指し、教育現場の経験を活かした新しい楽しみ方を提案します。

東海中学・高校の教員チームがクラフトビール事業を開始

名古屋市にある私立東海中学・高校の教員が中心となり、新たなビジネスとしてクラフトビール事業を開始しました。このプロジェクトは、教育の枠を超えた新たな実践例として注目を集めています。2025年1月に設立された株式会社Dragon Brewingは、発泡酒の醸造免許を取得し、名古屋市東区泉にて醸造所をオープンしました。

この事業は、現役教員が兼業で挑むものであり、教員の働き方改革が求められる現代において新たな可能性を示すものです。特に、これまでビールを敬遠してきた若年層や女性層をターゲットにし、ビール消費の裾野を広げることを目指しています。

東海中学・高校の現役教員チームが発泡酒醸造免許を取得し、名古屋市東区でクラフトビール事業を開業。 画像 2

醸造所の概要と設立の背景

株式会社Dragon Brewingの醸造所は、名古屋市東区泉にある旧永井写真館の社宅を改築したもので、外観は住宅のようですが、内部には本格的なビール醸造設備が整えられています。この醸造所では、理科の教員が中心となり、ビールを醸造する予定です。

特に注目すべきは、島根県の「石見麦酒」の製造方法を取り入れたマイクロブリュワリーとしての特性です。ビールの製造過程で発生する残渣を活用したグラノーラの製造や、中高生が育てた農作物を副原料として使用するビールの開発も視野に入れています。

東海中学・高校の現役教員チームが発泡酒醸造免許を取得し、名古屋市東区でクラフトビール事業を開業。 画像 3

クラウドファンディングによる資金調達

株式会社Dragon Brewingは、2025年2月に実施したクラウドファンディングで334名から550万円を超える支援を受けました。この資金に加えて金融機関からの融資を受けて、開業資金を調達しています。クラウドファンディングの返礼品としてOEMで製造されたビールもあり、会社のロゴは、学校の保護者が営むデザイン会社が作成したものです。

東海中学・高校の現役教員チームが発泡酒醸造免許を取得し、名古屋市東区でクラフトビール事業を開業。 画像 4

新たなビールのコンセプトと販売計画

Dragon Brewingでは、2025年9月より新たなコンセプトのフルーツビールを発売する予定です。このフルーツビールは、特にビールを敬遠していた層にも受け入れられることを目指しており、ビールの新たな楽しみ方を提案します。

今後は、学校OBのネットワークを中心に販路を広げ、レストランやバー、小売店などへのビール提供を進めていく計画です。また、現在同社のホームページではグッズの販売を行っており、今後はビールのEC販売も予定されています。

東海中学・高校の現役教員チームが発泡酒醸造免許を取得し、名古屋市東区でクラフトビール事業を開業。 画像 5

地域活性化への取り組み

Dragon Brewingは、クラフトビール事業にとどまらず、地域活性化にも貢献することを目指しています。名古屋市東区を「健康と食」の観点から活性化する地域プロジェクトへの参画も視野に入れており、地域との連携を強化していく方針です。

このように、現役教員による新たな挑戦は、学校と社会をつなぐ重要な役割を果たすことが期待されています。教育現場での経験を活かしたビール醸造は、今後も注目を集めることでしょう。

まとめ

株式会社Dragon Brewingのクラフトビール事業は、教員の働き方改革を背景にした新たな試みです。以下に、このプロジェクトの主要なポイントを整理しました。

項目 内容
設立日 2025年1月
所在地 名古屋市東区泉
事業内容 クラフトビールの醸造・販売
ターゲット層 若年層・女性層
資金調達方法 クラウドファンディング・融資
今後の計画 フルーツビールの発売・EC販売
地域貢献 健康と食の観点からの地域プロジェクト参画

このように、Dragon Brewingは教育とビジネスの融合を図り、地域社会の活性化にも寄与することを目指しています。今後の展開に注目が集まることでしょう。

参考リンク: