櫻田智也の初長編ミステリ『失われた貌』が8月20日発売
ベストカレンダー編集部
2025年8月7日 05:44
失われた貌発売
開催日:8月20日
豪華な推薦者が名を連ねる至高のミステリ『失われた貌』
株式会社新潮社は、2025年8月20日に櫻田智也の初長編小説『失われた貌』を発売することを発表しました。この作品は、張り巡らされた伏線や閃きを導く手がかり、最後に裏返る真相など、ミステリに求められるすべての要素が詰まっています。読後に意味合いを変えるタイトルも印象的で、まさに「これぞ、至高!」というべき作品です。
著者の櫻田智也は、過去に『蟬かえる』で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞を同時受賞した期待の新鋭です。この作品に対して、名だたる作家たちから熱烈な推薦コメントが寄せられています。
著名作家たちの推薦コメント
本書に寄せられた推薦コメントは、伊坂幸太郎、恩田陸、米澤穂信という日本のエンターテインメント界を代表する作家たちからのものです。それぞれのコメントから、作品の魅力が伝わってきます。
- 伊坂幸太郎:「ミステリーが好きで良かったなあ、本当に良かったなあ、と思わずにはいられない。主人公の日野は非情な私立探偵のようだ。彼の葛藤を勝手に想像し、しばらくそのことばかり考えていた。」
- 恩田陸:「捜査と謎解きのハイブリッド。すべてのピースがひとつに収まるのが驚異的。」
- 米澤穂信:「成熟した小説が大胆な真相に至る――。こういうミステリを待っていた。ついに、来てくれた。」
作品の内容とテーマ
『失われた貌』は、事件の大きさに関わらず、すべての出来事がつながっているというテーマを持っています。物語は、山奥で発見された死体から始まります。この死体は顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた状態であり、その異常さが物語の緊張感を高めます。
事件が報道される中、生活安全課に一人の小学生が訪れ、「死体は自分のお父さんかもしれない」と告げます。この少年の父親は十年前に行方不明となり、失踪宣告を受けていました。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へと膨らみ始めます。
著者のプロフィール
櫻田智也は1977年生まれ、北海道出身の作家です。2013年に「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞し、作家デビューを果たしました。その後、2017年には受賞作を表題作とした連作短編集が刊行され、2021年には魞沢泉シリーズの2冊目『蟬かえる』で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をW受賞しています。本書『失われた貌』は、彼にとって初の長編作品となります。
これまでの著作には、特に『六色の蛹』があり、これも東京創元社から刊行されています。櫻田氏の作品は、緻密なプロットとキャラクター描写が魅力であり、読者を引き込む力を持っています。
書籍の基本情報
『失われた貌』に関する基本的な情報は以下の通りです。
| タイトル | 著者名 | 発売日 | 造本 | 定価 | ISBN | URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 失われた貌 | 櫻田智也 | 2025年8月20日 | 四六版三方断ちカバー | 1980円(税込) | 978-4-10-356411-9 | https://www.shinchosha.co.jp/book/356411/ |
このように、櫻田智也の新作『失われた貌』は、著名作家たちからの推薦を受けており、期待が高まります。ミステリファンにとっては見逃せない一冊となることでしょう。
作品の内容や著者の背景、書籍情報を整理すると、読者にとって非常に有益な情報が得られると考えられます。櫻田智也の新たな挑戦に注目が集まります。
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