2025年8月6日発表｜タイミーがスキマワークスをグループ化し人手不足解消へ

タイミー、スキマワークス株式会社の全株式を取得

2025年8月6日、株式会社タイミー（以下、タイミー）は、スキマ時間に働ける単発アルバイトマッチングサイト「Sukima Works（スキマワークス）」を運営するスキマワークス株式会社（以下、スキマワークス）の全株式を取得し、グループ会社化することを発表しました。この決定は、スポットワーカーの受入負担軽減を図り、より多くのはたらく機会の創出と人手不足解消を目指すための重要な一歩となります。

タイミーは、東京都港区に本社を置き、スポットワークサービスを提供しています。スキマワークスは2019年からサービスを展開し、主に物流倉庫領域における業務委託（BPO）型運営に特化しています。両社のノウハウを活かし、スポットワーク業界のさらなる発展に向けて尽力する方針です。

受入負担軽減に向けた運営体制の強化

スキマワークスは、物流業界における人材課題の解決に寄与するため、現場に責任者を常駐させ、安定した運営を支えています。タイミーも、スポットワーカーの受入れ負担を軽減するため、主に物流・食品製造業界において受入負荷軽減プロジェクトを実施しています。このプロジェクトにより、受け入れサポートを行うリーダー社員を配置し、ワーカーの募集人数が前年比で3.8倍に達するなど、はたらく機会の創出にも成功しています。

今後は、業務請負・委託業務の拡大を図り、物流業界をはじめとする各事業者の人手不足解消や、ワーカーのはたらく機会のさらなる創出を加速させるために、グループ会社化が決定されました。この取り組みは、より信頼性の高いスポットワーク環境を実現し、ワークバリアフリーな社会への道を開くものです。

信頼性の高いスポットワーク環境の実現

両社は、知見とノウハウを融合させることで、「タイミー」を導入している拠点での安定した運営を実現する体制を強化します。事業者と働き手の双方にとって、安心かつ信頼性の高いスポットワーク環境を提供することを目指しています。また、タイミーが掲げる「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」というミッションのもと、より多くの働き手に多様な場所ではたらく機会を提供し、いつでも、どこでも、その人らしい「はたらく」に手を伸ばせる「ワークバリアフリー」な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

この取り組みにより、両社は業界を超えた課題解決や新たな価値の創出にも挑戦し、より良い「はたらく」環境の整備に努める所存です。

各社のコメント

スキマワークス株式会社の代表取締役社長、赤荻 心氏は、「この度、スキマワークス株式会社は株式会社タイミーのグループの一員として新たなスタートを切ることとなりました。新たなグループとして一体となることで、これまでそれぞれの会社で培ってきた文化や価値観がどのように融合し、新しい組織の風土が生まれていくのか、楽しみにしています」と述べています。

また、取締役の平林 諒氏は、「これまで私たちは、物流倉庫領域におけるBPO型運営を中心に、現場に寄り添いながら『はたらく』機会の創出と業務効率化に力を注いでまいりました。この経験とノウハウを、タイミーが持つ革新的なスポットワークサービスと掛け合わせることで、より多くの方に柔軟で安心できる『はたらく』場所を提供できると確信しております」とコメントしています。

タイミーの代表取締役、小川 嶺氏は、「この度タイミーは、初のM&Aとして、スキマワークス社を仲間に迎えることとなりました。日本の人手不足という課題の解決に取り組み、新たな『はたらく』インフラとして、一人ひとりが自分の人生の可能性を広げていける社会を目指す中、同じ思いを持つスキマワークス社が仲間になることを大変嬉しく思います」と述べています。

会社概要

株式会社タイミーは、2017年8月に設立され、代表者は小川 嶺氏、所在地は東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター35階です。証券コードは215Aで、公式ウェブサイトはこちらです。

タイミーラボやスポットワーク研究所に関する情報も公式サイトで確認できます。これらのリソースは、今後のスポットワーク業界の発展に寄与するための重要な情報源となるでしょう。

以上のように、タイミーとスキマワークスのグループ会社化は、スポットワーク業界における新たな展開を意味し、両社の強みを活かした信頼性の高いサービス提供が期待されます。今後の進展に注目が集まる中、両社がどのように協力し合い、業界の課題を解決していくのかが重要なポイントとなるでしょう。