2025年8月最新|京阪神新築マンション価格の二極化と高騰状況を徹底分析

京阪神新築マンション価格調査

開催日:8月6日

京阪神新築マンション価格調査
京阪神の新築マンション価格ってどんな感じに変わってるの?
京阪神エリアでは資材や人件費の高騰で価格が上昇し、大阪市北区では平均2億5千万円超と東京都心並みに高騰していますが、手頃な価格帯も維持され多様な選択肢があります。
大阪や京都のどのエリアが特に高いの?
大阪市北区や西区、天王寺区、京都市東山区が特に高額で、北区は平均価格2億5千万円超、京都東山区は1億6千万円超と高水準の価格帯となっています。

新築マンション価格の現状と二極化の進展

2025年における新築マンションの価格動向が、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」によって発表されました。調査対象は京都府、大阪府、兵庫県の新築マンションで、特に市区町村単位での平均価格が注目されています。この調査は、東京23区や首都圏の新築マンションの平均価格調査に続くもので、京阪神エリアにおける価格の二極化が進行していることが示されています。

近年、資材価格や人件費の高騰、住宅性能向上に伴い、京阪神エリアでも新築マンションの価格上昇が続いています。特に大阪駅周辺や京都市内では、1億円を超える物件が増加しており、平均価格が上昇しています。これにより、住宅ローンの金利上昇や物価高騰の影響を受けつつも、コストパフォーマンスの良い暮らしを求める人々に向けた選択肢が広がっています。

新築マンション“うめきた”は東京都心並みの2億5千万円も、京阪神は現実的に購入を検討できる価格を維持!二極化が進む京阪神新築マンション価格事情 画像 2

大阪府における新築マンション価格の分析

2025年のデータによると、大阪市内の新築マンションの平均価格は7,538万円、平米単価は106.2万円となっており、前年に比べ112.8%の伸びを示しています。特に注目すべきは、北区や西区、天王寺区のエリアで、これらの地域では平均価格が1億円を超えており、最高価格は北区の2億5,401万円に達しています。これは、大阪駅・梅田駅から徒歩圏内に位置するため、平米単価も233.8万円と高騰しています。

以下の表は、大阪市内におけるエリア別の新築マンションの平均価格と平米単価をまとめたものです。

エリア 平均価格(万円) 平米単価(万円)
北区 25,401 233.8
西区 13,473 174.3
天王寺区 1億円超 137.0
福島区 7,979 100.0
浪速区 8,800 110.0

このように、大阪市内では高級エリアから手頃な価格帯まで幅広い選択肢が提供されており、購入を検討する際の多様性が見られます。

新築マンション“うめきた”は東京都心並みの2億5千万円も、京阪神は現実的に購入を検討できる価格を維持!二極化が進む京阪神新築マンション価格事情 画像 3

京都府の新築マンション市場の動向

京都府においても新築マンションの価格が上昇傾向にあります。2025年のデータによれば、京都府の新築マンションの平均平米単価は114.8万円で、前年を上回る水準となっています。特に京都市東山区では、平均価格が1億6,519万円、平米単価は178.9万円に達しており、高額なエリアとして注目されています。

以下の表は、京都府におけるエリア別の新築マンションの平均価格と平米単価を示しています。

エリア 平均価格(万円) 平米単価(万円)
東山区 16,519 178.9
左京区 11,032 150.0
中京区 13,868 163.5
南区 手頃な価格帯 80.0

京都府内では、利便性と価格のバランスが取れているエリアが人気を集めており、実需層向けの手頃な価格帯も維持されています。

新築マンション“うめきた”は東京都心並みの2億5千万円も、京阪神は現実的に購入を検討できる価格を維持!二極化が進む京阪神新築マンション価格事情 画像 4

兵庫県の新築マンション市場の状況

兵庫県では2025年の新築マンションの平均価格が6,973万円、平均平米単価は88.9万円で、前年に比べ107.4%の上昇を示しています。特に芦屋市の平均価格は1億4,700万円、平米単価は146.9万円と、県内でもトップクラスの高価格帯となっています。

以下の表は、兵庫県におけるエリア別の新築マンションの平均価格と平米単価をまとめたものです。

エリア 平均価格(万円) 平米単価(万円)
芦屋市 14,700 146.9
神戸市中央区 8,271 113.3
西宮市 103.0 80.0

兵庫県内では都市近接高額エリアと郊外のコストパフォーマンスエリアに二極化が進行しており、地域ごとの価格差が広がっています。

新築マンション“うめきた”は東京都心並みの2億5千万円も、京阪神は現実的に購入を検討できる価格を維持!二極化が進む京阪神新築マンション価格事情 画像 5

今後の展望と市場の多様性

LIFULL HOME’S総研の中山登志朗チーフアナリストは、近畿圏における新築マンション価格の二極化について言及しています。特に、大阪市北区では平均価格が25,401万円に達し、東京都心並みの価格にまで上昇しています。一方で、実需層が購入検討できる価格帯も存在しており、これにより市場の多様性が保たれています。

以下は、今回の調査結果を簡潔にまとめた表です。

エリア 平均価格(万円) 平米単価(万円)
大阪市北区 25,401 233.8
大阪市西区 13,473 174.3
京都市東山区 16,519 178.9
兵庫県芦屋市 14,700 146.9

このように、京阪神エリアにおける新築マンション市場は、価格の二極化が進行する中でも、実需層向けの選択肢が多様化していることが確認されました。今後の価格動向に注目が集まります。

参考リンク: