和田竜の戦国巨編『最後の一色』が2025年11月に上下巻刊行決定
ベストカレンダー編集部
2025年8月6日 05:48
和田竜『最後の一色』刊行
開催日:11月1日

和田竜の新作『最後の一色』が登場
著者・和田竜が、戦国時代を舞台にした新作『最後の一色』を小学館より2025年11月に上下巻で刊行することが決定しました。この作品は、彼の代表作である『村上海賊の娘』から12年の時を経て登場するもので、戦国時代の最後の怪物と称される若者、一色五郎の物語が描かれています。
本書は、2023年10月から1年半にわたり北海道、中日、東京、西日本新聞の朝刊で連載されていたものを改稿したもので、新聞連載中から多くの読者の注目を集めていました。「朝刊が届くまで起きている」「最初から新聞を切り抜いておけば良かった」といった声がSNS上でも寄せられ、期待が高まっています。

作品の概要
『最後の一色』は、織田信長による天下布武の軍団が日本全土を侵略していく中で、丹後の守護大名・一色義員の嫡男である五郎が戦場に立つ姿を描いています。17歳で戦場に降り立った五郎は、父が倒された後、圧倒的に不利な状況下で凄惨な戦闘を繰り広げます。その姿は、敵方である長岡家に恐怖をもたらしました。
信長に丹後を支配するよう命じられた智将・長岡藤孝と猛将・忠興親子は、決死の覚悟で五郎に立ち向かいます。五郎が進もうとする先には、織田家の壊滅か、一族の破滅が待ち受けているのか、物語は緊迫感を持って展開していきます。
著者・和田竜のプロフィール
和田竜は1969年12月に大阪府で生まれ、早稲田大学政治経済学部を卒業しました。彼は2003年に映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞し、2007年には同作を小説化した『のぼうの城』でデビューを果たしました。この作品は直木賞候補、本屋大賞2位を経て映画化され、累計200万部のベストセラーとなりました。
2014年には『村上海賊の娘』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞を受賞し、累計300万部を突破するなど、彼の名は広く知られることとなりました。その他の著作には『忍びの国』や『小太郎の左腕』などがあります。
書籍情報と特設サイト
『最後の一色』は2025年11月に上下巻で刊行される予定です。書籍の予価は以下の通りです。
巻数 | 価格(税込) |
---|---|
上巻 | 2,100円 |
下巻 | 1,900円 |
また、本書に関する詳細情報は特設サイトで確認できます。特設サイトのURLは以下です。
装画はオザワミカによって手がけられ、作品の魅力を一層引き立てています。
まとめ
和田竜の新作『最後の一色』は、戦国時代を舞台にした壮大な物語であり、多くの期待が寄せられています。著者の過去の作品からもその実力が伺える中、今回の作品がどのような評価を受けるのか注目されるところです。以下に、今回の記事で取り上げた内容を表にまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
書籍名 | 最後の一色 |
著者 | 和田竜 |
刊行日 | 2025年11月 |
価格 | 上巻 2,100円、下巻 1,900円(税込) |
特設サイト | こちら |
このように、和田竜の新たな挑戦がどのような形で読者に受け入れられるのか、今後の展開が楽しみです。
参考リンク: