2025年7月30日発行 岡山大学J-PEAKSダイジェストVol.15の注目内容
ベストカレンダー編集部
2025年8月6日 05:46
J-PEAKSダイジェストVol.15発行
開催日:7月30日

岡山大学の新たな挑戦:J-PEAKS MONTHLY DIGEST Vol.15の発行
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、2023年12月22日に文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました。この事業は、日本全体の研究力の発展を目指すもので、約5年間で55億円という規模の大型大学支援事業です。岡山大学は、この事業を通じて、地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与することを目指しています。
2025年7月30日には、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第15号が発行されました。このダイジェストは、岡山大学の活動状況や研究力強化に向けた取り組みをタイムリーにお知らせするものです。今回の号では、特に産学連携や研究の拠点として整備された「共創イノベーションラボ(KIBINOVE)」について詳しく紹介されています。

共創イノベーションラボ(KIBINOVE)の設立
共創イノベーションラボ(KIBINOVE)は、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」の一環として、岡山大学津島キャンパスに整備された新施設です。このラボは、研究成果を基にした社会課題解決や新産業の創出を目指し、大学の機能強化を図ります。
設立にあたっては、事務職員や施設系技術職員、URA(University Research Administrator)などが地域の同様な施設を見学し、情報収集を行った上で、主体的にコンセプトを決定しました。このようなプロセスを経て、KIBINOVEは「これまでの岡山大学にはない建物」を目指して設計されています。

KIBINOVEの目的と機能
KIBINOVEは、社会課題解決や社会変革に資するイノベーションを促進することを目的としています。具体的には、以下のような機能を持っています:
- 研究や実験を行うための施設の提供
- 多様な人々との出会いを促進し、アイデアを創出する場の提供
- 地域社会との連携を強化し、共同研究を推進するためのプラットフォームの構築
このように、KIBINOVEは岡山大学と地域社会との架け橋となり、新たな価値を創造し続ける場所となることを目指しています。

岡山大学の研究力強化に向けた取り組み
岡山大学は、J-PEAKS事業において単に研究開発拠点を築くのではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群としての矜持を持ち続けるために、全体の組織・制度改革を実行しています。これにより、従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なるアプローチを取っています。
この改革の一環として、岡山大学では以下のような活動が行われています:
- 法人全体の組織・制度改革の実施
- 採択大学間での共通課題への取り組み
- 好事例やノウハウの共有を促進するためのダイジェストの発行
これらの取り組みにより、岡山大学は地域社会と連携しながら、研究力を強化し、イノベーションを創出するための基盤を築いています。

今号の注目トピックス
「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.15では、以下のトピックスが紹介されています:
- 共創イノベーションラボ(KIBINOVE)完成記念式典の開催
- 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の令和7年度学内意見交換会の実施
- ハーバード大学などアメリカの大学・研究機関に在籍する研究者への対応について
- 経済を含めた安全保障に関わる研究活動の取り決め整備
- 地域中核大学イノベーション創出会議の開催
- 最先端半導体技術開発に新たな分析手法を提供
- pH応答性ナノカーボンによるがん治療の研究
これらのトピックスは、岡山大学がどのように社会課題解決に貢献しているかを示す重要な情報です。

研究設備の紹介
今回のダイジェストでは、特に注目すべき研究設備として「小動物用X線CT アロカLatheta LCT-200」が紹介されています。この設備は、小動物の内部構造を高精度で可視化することができ、研究者にとって非常に貴重なツールです。
小動物用X線CTは、さまざまな研究分野で利用されており、特に医学や生物学の研究において重要な役割を果たしています。岡山大学では、この設備を共同利用し、研究の質を向上させることを目指しています。

まとめ
「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.15は、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学として、社会変革に向けた取り組みを紹介する重要な資料です。共創イノベーションラボ(KIBINOVE)の設立や、研究力強化に向けた多様な活動が展開されていることがわかります。岡山大学は、今後も地域社会と連携し、研究力を高め、イノベーションを創出するための努力を続けていくでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
大学名 | 岡山大学 |
事業名 | 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS) |
発行日 | 2025年7月30日 |
特集内容 | 共創イノベーションラボ(KIBINOVE) |
注目設備 | 小動物用X線CT アロカLatheta LCT-200 |
主なトピックス | 産学連携、研究活動、安全保障、イノベーション創出 |
以上の内容は、岡山大学の取り組みを理解するための重要な情報です。岡山大学の今後の活動に注目が集まります。
参考リンク: